冬空の下、美味しいおつまみで、ちびちびお酒を呑みたい。
本日のお品書き
この日は、12月にグルキャンをした、MonTana、Sol、Ya-manの3人と、Solの長くお付き合いのあるCap.先輩に来て頂いた。
みんなベテランメンバー。このご時世なので、移動のクルマも3台に分かれ、車中泊含めそれぞれ別々に寝る形で、距離を保ちつつキャンプすることに。
今宵は、料理について「あまりがんばらない」と決めていた。それよりも、会話とお酒を楽しみたい。
その結果の、お品書きがこちら。
とても、贅沢なラインナップ。
もともと、調理がラクな「鍋」にしよう、という話がスタート。この地域に、テイクアウトもできる、もつ鍋の美味しいお店があるのを見つけて、メインをもつ鍋に決定。
あと、「数品、おつまみがあればいいな」と言っていたら、こうなった。
上の3品は、私の料理。その下3品は、MonTana。
緑が少ないと思って、追加したんだよねー。家で仕込んでいくよ。
そして、ジャーキーとローストビーフは、先輩の差し入れだ。
おつまみをサクっと調理
普通のキャンプでは、コース料理のように、1品ずつつくり、サーブしていくスタイルだった。ただ、最近は、サクっとつくれるおつまみを一気に複数品つくって、あとは手を動かさずに飲む&会話する、という形にしている。
1品ずつつくると、料理は楽しめるが、お酒に酔う後半、何かしら失敗することもあった。前半に一気につくっておくと、後半でゆっくりお酒が飲める。
私とMonTanaでつくって、各自のお皿に小分けにしていく。Snowpeakのミニシェラも盛り付けにいい感じだ。
この中では、「サーモンなめろう」がなかなかいい出来だった。つくってもう少し時間を置いた方が、味噌が馴染んでよりよかったが、すぐなくなった。
メインのもつ鍋
そしてもつ鍋。野菜もモリモリだ。人数分買ったが、1人分が結構多い。減らしても良かったかもしれない。脂が少なめの、あっさり系のもつだった。
熟練のローストビーフ
今日来てくださったCap.先輩は、以前から別荘をお持ちで、小屋づくりや石窯づくりなどもされている、開拓のベテランだった。
ローストビーフつくってきたんですよ!
ご自宅で、燻製をして、熟成されたローストビーフ。
ありがとうございます!じゃあ、切りますね!
ザクッ、ザクッ・・・周囲のメンバーが止める。この時点でだいぶ酔っていたようで、手元が狂う。
厚すぎですよ!僕やりますから!
これだけの厚切りは、初めて食べますよ~。
Solにナイフを託す。1枚1枚、薄く丁寧に切ってくれる。私は、引いて、撮影係に。
しかし、いい色だ・・・。
そして、食べてびっくり!
なんですか!?このローストビーフは??
今まで食べたローストビーフとは違う。美味すぎる。幾重にも、時間の積み重ねを感じる味だ。
それは、これをつくるのに、相当の手間と時間がかけているという積み重ね。焼いて、燻製して、干して、というような工程を1つ1つ丁寧にされているのだろう。そして香辛料も効いていて、熟成されたお肉の旨味がじんわりと染み出してくる。
そして、この域のものをつくれるようになるまで、どれだけの研鑽を重ねられたのか。
私にとって、ローストビーフの調理は最難関だ。繊細さが必要で、集中力が要る。かつ、お肉も1つ1つ違う中で、火加減や火を通す時間などには経験値も必要だ。今まで、キャンプ場で酔っ払ってやって、幾度か失敗している。
素晴らしい逸品だ。体の細胞が、この新しい刺激に、反応しているのが分かる。食べてその価値を分かってから、酔って厚切りにしたことの、後悔と懺悔が深まった。
日本酒のラインナップ
本日のお酒はこちら。
最奥の1本は、「山本・6号酵母」、秋田のお酒だ。その手前が、長野の小布施ワイナリーの日本酒「ソガペールエフィス Numero Six(ヌメロシス)」。この2本は、同じ6号酵母でつくったお酒だ。
その飲み比べをしたい、と、Ya-manに調達してもらった。秋田と長野で、生産地も違うが、どこか近しい味がある。
飲み比べをしているうちに、どんどんなくなっていく。
手前の1本は、Cap.先輩に差し入れ頂いた神奈川のお酒。先輩は、お酒が飲めないが、差し入れに持ってきて頂いた。
焚火で暖まりつつ、お酒を呑める3人の口に、どんどん吸いこまれていく。
夜の焚火を囲んで
Cap.先輩がつくってきた別荘の写真を見せて頂く。薪小屋、ウッドデッキ、石窯など、手造りしたものたち。
すごい!現地、行ってみたいです!
ぜひ、ぜひ!来てください!
また現物を見せて頂いて、いろいろ学ばせてもらおう。
Orioを囲んで、焚き火にあたりつつ、別荘の話、料理の話、キャンプの話、仕事の話、などなど、いろいろ話が広がっていく。
気づけば、またまた深夜に。
吐く息も白い。
さて、眠ろう。いい、夜でした・・・。