暑い!涼しい高地でキャンプを楽しもう!
標高1,600mの高地へ
以前は、キャンプと言えば夏、というイメージだったが、慣れてくるほど春・秋・冬のキャンプが良くなってくる。夏は、暑く、虫もたくさんいて、過ごしやすいとは言い難い。
そんな夏にキャンプをしたくなったら、少しでも涼を求めて、高地へ行くのに限る。
今回は、無印良品が運営する「南乗鞍キャンプ場」へ。標高1,600mに位置し、夏でも最高気温が24℃、最低気温が17℃となって涼しい気候だ。
場所は、岐阜県の飛騨地方。首都圏からだとクルマで約300km、6時間程度かかる。
いつもだと行ける範囲を越えてはいるが、実は、飛騨高山は私の故郷。実家への帰省ついでに、寄るというプランで行った。家族・友人など、いろいろ声掛けしたものの、残念ながら皆予定が合わず、もしくは遠慮され、ソロキャンプで行くことになった。
このキャンプ場の1つの心配点は、「熊」だ。大自然ならではだが、多くの野生動物が生息していて、今回は特に熊が出ているという情報が入っていた。全員に熊鈴が貸し出され、朝夕には爆竹を鳴らして熊を近づけないようにするなど、対策はされている。
以前にこのキャンプ場でソロキャンプをした時には、テント前室に何らかの野生動物が入ってきて、ゴミを漁られたことがあった。ゴミは、クルマの中で保管するなど、匂いが漏れないようにする対策が必要だ。
その点は少し心配だが、行ってみよう。
サイト設営
無印良品のキャンプ場は、予約時にサイトを指定できる。今回のサイトは、「F21」。
管理棟近くの「Fサイト」の中で、「21」は角に位置するサイトだ。炊事場・トイレも近い。
駐車スペースは、細い下り坂をバックで20mほど下ったところにある。
サイトは、その更に奥。
完全に隔離された場所だ。隣のサイトも、テントのてっぺんくらいは見えるが、ほとんど何も見えない。プライベート感たっぷりだが、クマに襲われても、誰にも気づかれなさそうだ。
ここから「御岳山が見える」とのことだったが、雲が多く、残念ながら見えず。
駐車スぺースからサイトへは、細い坂道を降りていく。荷物を運ぶのは、少し大変。
では、早速、テントを設営していこう。
今回、天候によって変えようと思い、テントを2つ持っていった。まず、今年も「Friends」(アンバサダー)を務める「NINEHILLS」さんのテントを設営。
テーマは「青空リビング」だ。せっかくプライベート感のあるサイト、青空を感じながら、食事をしたい。
地元高山グルメでランチ
設営でお腹もすいたので、ランチタイムに。そして早速、乾杯しよう。
フライパンにアルミホイルを敷き、水に漬けておいた「ほうば」の葉を敷く。その上に、味噌と飛騨牛を混ぜつつ、焼く。こちらは「ほうば味噌焼き」という郷土料理だ。ほうばの上で焼くことで、味噌が香ばしくなる。
お酒は二木酒造「大吟醸 氷室」。この氷室は、要冷蔵の生酒ということもあり、飛騨以外へはあまり流通していない。だが、お酒好きの友人に飲んでもらうと、今のところ100%「美味い!」と感動してもらえる。
「氷室」シリーズは、これよりお値段の高いラインもあるが、この緑の瓶、「大吟醸」が最も飲みやすいと思う。
ほうば味噌焼きの、飛騨牛に火が通ってきたら、ネギをトッピング。さて、食べ頃だ。
美味い。。。
まったくもってランチメニューではなく、「お酒のつまみ」。
ただ、青空の下、好きなお酒と、好きな飯。
こうやって、故郷のものをピックアップできるというのは、1つの幸せかもしれない。
・・・
ゆっくりとお酒・肉とチビチビ頂き、ひと段落。一次会としてのランチにはもう少し量が欲しい。
そこで、こちらも飛騨名物、「高山ラーメン」を〆に。さっぱり、でもコクがある醤油ベースのスープが、沁みる。細麺で、するっとお腹に入ってしまう。
ごちそうさまでした。
お風呂とサイト再設営
こちらの南乗鞍キャンプ場は、露天風呂がある。これはとてもグッドポイントだ。
お風呂へ行こうと思ったが、空を見ると、少し雲が増えてきた。
天気予報をチェックしたところ、夜から翌日にかけて雨予報に・・・青空リビングは、撤収が必要だ。
選択肢としては2つ。タープを設営するか、テントを撤収してシェルターに替えるか。
明日朝、特に雨で撤収するリスクを考えると、シェルターにする方が、濡れる部分が減る(テント+タープ or シェルター の比較)。
意を決して、サイトを撤収~再設営だ。
シェルターは、SABBATICAL(サバティカル)の「ギリア」。
このシェルター、本体にメッシュ窓などがなく、シンプルな構造。虫が少ないキャンプ場であれば、これで十分だ。雨に濡れたとしても、乾かすのも楽だろう。
野天に設置していたテーブルなども、全てシェルターの中へ。
今回、新たに導入したShim.Craft. 「タクティカル・グリル・フレーム(T.G.F)」と、それに合わせてDIYした、コンテナテーブルをセット。
T.G.Fについてはまとめたが、このコンテナテーブルは、未完成のため、また追って詳細をまとめたい。
カスタムできるギアで、自分ならではのテーブルを仕上げよう! タクティカル・グリル・フレームとは ガレージブランド、Shim.Craft(シムクラフト)の製品で、テーブルだ。今回、木枠の素材がウォルナットのものを購入した。 […]
この再設営で、高地の涼しい中でも、だいぶ汗をかいた。お酒のほろよい気分も、抜けた。
さて、仕切り直し。楽しみにしていた、お風呂へ。
16:00過ぎから混みあうということだったが、現在15:30。ギリギリか。
急いで管理棟の受付まで行ったところ、幸運にも、まだ空いていた。
露天風呂を堪能し、全てがリセット。さて、戻ろう。
(ちなみに、お風呂をでるタイミング、16:00過ぎには、更衣室がかなり混みあっていた。タイミングよかった。)
次第に、夜へ
サイトに戻って、すこし火照りをとる。少しずつ、周囲も暗くなってきた。
ランタンを配置し、夜の備えをしていく。
さて、続けて、夜ごはんの準備をしていこうか。
<後編に続く>