日本酒に詳しいキャンパーさんと、美味しい日本酒をがっつり飲みたい!
キャンプ×日本酒の魅力
キャンプでお酒を飲む。
これは至高の時間だ。誰かと話しながら飲むのも楽しいし、ソロで浸るのもいい。実は、お酒を飲みたいがために、キャンプへ行っているのかもしれない。美味しいお酒は、私のキャンプの重要な要素だ。

その中で、飲むのは日本酒が多い。故郷が酒蔵がたくさんある酒処で、もともと好きではあったが、これだけ意識したのはキャンプを始めてからだ。最初は、キャンプへ遠征して地元のお酒を飲むことを楽しんでいた。そのうち、いろいろな銘柄を知っていく楽しさを覚えた。
例えば、山梨県の北杜市に「七賢」という銘柄の酒蔵がある。ここで美味しい日本酒を買えるだけでなく、併設されたレストランなどもあって、この近辺でのキャンプの際に立ち寄ったりしていた。
ワインも好きなのだが、ワインでも学んでいく楽しみはあるだろう。ただ、日本国内のキャンプでは、日本酒の方が相性が良かった。
日本酒を学ぶ → 美味しい日本酒に出会う → 日本酒がさらに好きになる という自分自身の成長と、それをキャンプで一緒に行く人に広げていく、という流れで、キャンプで日本酒を飲む機会が増えていった。

そして、このラボリエでは、飲んだ酒瓶をストックしていくことで、「この日本酒はこのキャンプで飲んだな。。。このメンバーで、こんな話をしたな。。。」と振り返るようになった。

そんなふうに、単に「なんでもいいから、お酒が飲みたい。酔いたい。」というわけではない。
もともとその日本酒が持つストーリーと、それをキャンプで飲んだことによって生まれるストーリー。それを積み重ねていく、というのが楽しいのだ。
日本酒キャンパーさんとの新たな出会い
そんな中、Instagramで、キャンプで日本酒の投稿を上げている人に出会った。「やわやわさん」だ。
それも、ただの日本酒ではなく、厳選された日本酒だった。メンバーの中でも、この人はどんな人なんだろう、という会話をしていた。
私たちの日本酒の投稿にコメントをしてくれたりもして、ぜひお会いしたいと思って、キャンプにお誘いしたら、快諾してもらえた。
そんな今回のキャンプは、やわやわさんとのラボリエのキャンプだ。
こちらは、私とMonTana。まずは少人数で親交を深めてみたい。
サイト設営
私とMonTanaで早めに入り、薪の調達や買い出しなど済ませ、サイトも設営して、お風呂にも入って準備を整えた。
俺、食事の準備しながら、もう飲み始めてるわー。お迎えはお願い!
そんな感じで、13時過ぎに、最寄りのコンビニで待ち合わせ。
はじめまして!
お互いのアカウントで顔をほとんど出してないので、ほんとに初対面。お互いに年齢も不明。いかついお兄さんだったらどうしよう、と思っていたが、スラっとして誠実そうなイケメン。雰囲気からだけだが、価値観が合いそうな気が。年齢も比較的近そうで安心した。
キャンプ場にお連れして、ざっと駐車や設営に関して説明。
早速、テントの設営をしてもらう。

お風呂とかどうします?ここから30分くらいのとこに、入浴施設はありますが・・・
キャンプの時間が減ってしまうので、大丈夫ですよ。
じゃあ、せっかくなので、もう飲みましょう!
乾杯&酒宴スタート
とりあえず、持ってきた全てのお酒を並べてみよう、ということに。

やわやわさんが3本、MonTanaが2本+ワンカップ、私が4本を持ってきた。
乾杯は、とりあえず、せんきんにしようか。
時刻は15時。私の持ってきた、せんきんを開けて、乾杯。
うん、せんきんだ。
じゃあ、早速、やわやわさんのお酒、飲んでみたいです・・・
やわやわさんに持ってきてもらったのは、こちらの3本。新政・而今・信州亀齢と、全て、入手困難なお酒だ。

信州亀齢は、見たことのないラベル。
これは、長野の酒蔵で売っているものなんですよ。
現地まで行って入手したものを持ってきてもらって、ほんとありがたい。
この新政は、イベント限定のものなんです。
ラベルに「EVENT」と書いてある。

これも、貴重なお酒だ。。。
これはこちらも、がんばらねばならない。私たちは、今日は料理をがんばる予定だ。
じゃあ、おつまみも出していこうか。
- からしマヨ カニカマ
- スモークサーモンのなめろう
- マグロの生ハムのカプレーゼ
- ホタルイカの生姜炒め

ホタルイカは、こんな感じで下処理するんです。
今度、試してみます!
3種のお酒を頂きつつ、それぞれのおつまみとの合わせを試してみる。
このお酒はどれも、単体で美味しいから、味が濃い料理と合わせるともったいないかも、、、料理の味で、繊細な風味がわからなくなってしまう。
そうだね、単体が美味しいね。
唯一合うと感じたのは、こちらの牛タンのローストビーフ。塩とワサビで、シンプルな味。シンプルな料理ほど、これらのお酒には合うようだ。勉強になった。

料理に合わせるのは、こっちのお酒の方がいいかも。
MonTanaが持ってきたお酒も開けて、4本で飲み比べ。
そして、料理は続けて、「ビーウシウマイ」。気温が下がってきたので、温かい料理がいい。
そして、陽が暮れるとともに、温かい料理を続けていく。「アサリと豚肉だんごの塩鍋」ができあがる(また写真を撮り忘れる)。
これ、熱燗にしようか。

この1本も加えて、飲み比べを続ける。
そして〆には、「イクラとシャケの炊き込みご飯」。

今日は、MonTanaのスペシャリテを惜しみなく出すことにした。3人という人数では、かなり多い品数。なかなかの気合を入れた。
そんな、相当にお腹がいっぱいになるにつれ、だいぶ肌寒くなってきた。
焚火を囲んでの酔っ払いトークタイム
時刻は21時を過ぎ、焚火を囲んで暖をとる。
お酒についてはいろいろ話ができたが、キャンプ、SNS、仕事、家族など、、、いろんな方向に話を広げる。
「今宵はこやつで」を流行らせたいですよね!
もう6時間ほど会話しているのだが、止まることなく話題が続く。私もMonTanaも話好きな方だが、やわやわさんも、いろんな話をしてくれる。
新しいラボリエの土地を、探そうと思ってるんです。もしいいとこ見つかったら、ぜひ開拓も手伝ってください!
当然、だいぶ飲みすすめたので、少なくとも私は、かなり酔っている。焚火を囲むと、お酒が止まらないから、より酔いがすすむ。
私は酔うと、ふだん無意識に感じていることを、口に出してしまう。物事に対する考え方や人生観。
私は、ゼロイチで何かを考えられる人と、会って話したいと思ってるんです。やわやわさんにも、それを感じたので、楽しみにしてたんです。
おおよそ、自分が話したことをおぼろげには覚えているが、何か新しいものを生み出す価値と、それに触れることによる刺激を楽しみたい、ということを、滔々と語ったようだ。
俺、そろそろ寝るわ・・・
24時をこえるかどうかのところで、MonTanaがダウンした。
やわやわさんとサシで話していく。が、私も、かなりおかしい状況になっている。正直、その後に話したことは、思い出しても支離滅裂だった。
今日は、初めましての人と大興奮で話をして、ちょっと飛ばしすぎた。今考えると、相当におかしい人だったと思う。それに愛想つかさず付き合ってくれた、やわやわさんには感謝しかない。
そして私たちも、2時ちょっと前にくらいに解散して就寝。
そのまま泥のように眠った。
撤収して解散
翌朝、MonTanaとやわやわさんが早めに起床して、焚火を囲みつつ、朝ごはんを食べていた。
プライベートキャンプ場だと、焚火の片付けがラクで、朝も焚火ができるからいいですよね。
私は、少し遅めの起床。前日飛ばしすぎた私は、だいたいいつも動きが遅くなり、テンションも低くなる。少し二日酔いもしててフラフラだ。
少し動けるようになったところで、無言で撤収をすすめていく。
この土管、中で、寝たりとかできそうですね。

この土管を見て、そんなことを言った人はいなかった。やっぱり、面白い。
最後に、エントランスサインに酒瓶を並べる。今回、飲み切ったのは5本だ。たくさん飲めたし、美味しかった。

そして、次のキャンプの約束をし、解散。
今回はいい出会い&いいキャンプだった。次の春のキャンプでは、もっと人数を集めることにした。
それも楽しみで、待ちきれない。
※集合写真、背中のホッカイロを取り忘れたのが恥ずかしい
