CONCEPT

テーマ

 自分たちで、自分たちのためだけの、プライベートキャンプ場をつくってみたい。自由に遊び、挑戦し、好きなことをする。私たちは、千葉・九十九里浜のほど近くの森で、そんな隠れ家的なキャンプ基地をつくります。

 その場の名は、「LABOLIER‐ラボリエ」。

 このサイトでは、その森を探し、購入し、開拓して、キャンプをしていく記録を発信していきます。

コンセプト

 スタートにあたり、このプライベートキャンプ場で実現したい活動について、大きく2つの方向性を願い、“ラボラトリー”と“アトリエ”を組み合わせた「ラボリエ」の名称に込めました。

 今までできなかった「新しいこと」にチャレンジし、それを「美しく」形にしていく。そんな場にしていきたいと考えています。

Laboratoire|実験室

 キャンプをしていく中で、挑戦してみたいが、一般のキャンプ場ではできなかったり、難しかったりすることが増えてきました。例えば、土を掘り、肉塊を埋めて上で焚火をし、蒸し焼きにする料理。その時だけ場所を借りるキャンプ場では、事業者や他の利用者に迷惑を掛けてしまうこともあります。

 その場所でのルールに従い、そのルールの中でできることをしていくキャンプも楽しいですが、もっと自由に発想し、「新しいこと」もしていきたい、と考えました。それを、このラボリエで実現していきます。

 「新しいこと」は、これまでの人生経験によっても変わってきます。“世の中で新しいこと”を見つけるのは難しいですが、“その人にとって新しいこと”は、無数にあります。その人にとって、新しい気づきや感動を大切にしたいと考えています。

 ここでは、ルールは、自然と自分たちとの対話の中で、つくっていくことができます。自然に対する責任も、より強く生じてきますが、それも挑戦です。

Atelier|芸術工房

 人が生きてきて、その過程で得た経験、培ったスキルや、考え方や思想は、価値があります。それも活かしながら、この場所をつくることが、大切な要素だと感じました。

 そういった経験や思想といった無形のものを、この場所で表現し、形にしていく。それは1つのアートではないかと。

 子どものころは、誰もがアーティストでした。何らか自己表現をすることに恐れはなかったはずです。それが、大人になるにつれて、表現することに恐れを持つようになります。周囲の評価を気にして遠慮したり、自信を失っていたり、自分で自分の評価を決定して、可能性を諦めていたり。

 そんな人の感性を、広げていく場にしていきたい、と考えています。そんな感性を解放して表現したものは、きっと、「美しい」はず。

 「美しく」も、美的センスは人によって異なります。その個性を大切にしたい。また、プロのアーティストのように、高いセンスを持っているわけではありません。ただ、“何も意識しない”というのだけは避け、1つ1つ、考えて表現をしていきたい、と考えています。

 また、ここでもう1つ大切にしたいのは、自然との対話です。自分たちと、自然とで対話して、表現していくこと。ここでの活動は、この一瞬だけでなく、長く続くものでありたい。そのためには、自然と一体になって、進めていく必要があります。

 このコンセプトは、私たちが込めた「意志」であり、「願い」です。もし進めていく中で、ズレていくこともあるかもしれません。その時は、ここに立ち戻って、見つめなおしてみる。そのためのコンセプトです。