STUDY#01|新緑の別荘で体験会・前編

先人の開拓の知恵を、学ばせてもらおう。

Cap.先輩の別荘へ遠征

今度、うちの別荘、見に来ます?

僕も手伝ったんですけど、すごいですよ!

 と、以前のラボリエ開拓のときに、ご招待頂いた。この10年来、開拓をしてきたとのこと。それはぜひ、実見して、勉強させて頂こう。

 そして、とある別荘地へ。標高は高く、空気が、少し冷たい。

 自宅を出発したときは雨だったのに、到着したら、雨が止んでいる。先に到着していたSolとその奥さんは晴れ男&晴れ女で、一緒に行って、雨が止まなかったときはなかった。その記録が更新だ。

このあたりは、雨が少ない地域なんですよ。

 とはいえ、きっと、雨男を連れてきたら、雨が降ってしまうんだろう。

天然カラ松の製材体験

まず、製材からやってみます??

 ざっと敷地内を案内頂いたあと、いきなり高難度な提案だ。

 敷地内の木を切り倒し、チェーンソーで板状にし、積んで乾燥させた木が、積まれている。

 これを、ウッドデッキやテーブル天板に使えるように、整えていくとのこと。

やります!!

 断る理由はないので、早速、やり方を教えてもらう。

 まず、板に合わせて、サイズを決め、墨引きしていく。

外側の白いところは、柔らかく腐りやすいです。その内側で、切っていきます。

 そのラインに沿って、丸ノコでカットしていく。手袋をつけてやった方が安全かと思ったが、回転工具は、逆に巻きこむ危険があるので、素手でやるそうだ。

 最初、刃の当たる位置が掴めなくて苦戦したが、なんとか慣れてきた。

 そして、長方形に整った板を、電動カンナで、平らに削っていく。

一度に、0.5mmしか削れないので、5mm削るのに10回通す必要があります。

 目標の厚さになるまで、カンナの入口に木材を差し、逆から引き抜いて、また入口へ持っていくのを繰り返す。

 木くずまみれになるが、なかなか楽しい。そして木材も重いので、明日は絶対に筋肉痛だ。

 これを2枚、製材していった。

ラボリエ用のお土産に

 もともと、この板は、この別荘のテーブル用にと切り出してもらったモノだった。

これ、よかったら、持って帰ります?(1枚)

え、いいんですか?(2枚)
じゃあ、この2枚の長さを合わせておきたいっす。

 電動カンナで削りながら、Cap.先輩から提案を聞いて、2枚ともと勘違いして、そのままもらうことにしてしまった。(ごめんなさい&ありがとうございます笑)

 とても長い板。そして重量もある。

この2枚をつなげて、キャンプギアを並べられる、大きなローテーブルにしたいです。

カラマツはヤニが多くて腐りにくいんです。アウトドアに最適です。

 車に載せたが、長さがギリギリだった。荷室から、運転席の横まで板がくる長さ。

 大きなテーブルになる。持っていくのが、とても楽しみだ。

斧で薪割り体験

じゃあ、石窯に火を入れましょう。温まるまで1~2時間かかります。
燃料となる薪、割ってみます?これで。

 と、渡されたのは、ハスクバーナの薪割り斧。そして鉄板の入った安全靴。

 斧で薪を割るのは初めてだ。

 ラボリエでは、安全を考慮してキンクラ(キンドリングクラッカー)にしていた。キンクラは、刃に薪を当て、ハンマーで打つので、そんなにパワーは必要ない。子どもでも割れる。

キンクラで薪割りしたキャンプ

20年続くキャンプチームのメンバーを誘って、泊まってみよう! 20年続くキャンプチーム  昨年秋にも、このキャンプチームの一部メンバーを誘って、デイキャンプに来た。 [sitecard subtitle=関連記事 url=[…]

 この斧は、ずっしりと重い。お酒に酔ってるときには、絶対無理だ。

コツは、薪のてっぺんを狙うのでなく、底面を狙うことです。
てっぺんを狙うと、振り下ろした後の斧が、自分の足元に来て危険です。

 なるほど。座学としては理解した。ドキドキしつつ、斧を握って、構える。

へっぴり腰になってますよ!

分かってるけど、やっぱちょっと緊張するよ!

 斧を振り下ろす。薪に当たる。が、割れない。斧の刃が、垂直に当たっていないようだ。

 もう一度、トライ。

キレイに割れた!!!

じゃあ、あと、これだけお願いね。

 黙々と、割っていく。これも、明日、筋肉痛だ。

石窯に火入れ

 いよいよ、石窯に、火を入れる。

 この石窯は、先輩のオリジナルで、手造りだ。

模型つくったりして、設計を考えたんですよね。

この石を、みんなで運びました!重かったです・・・。

 薪をセットして、段ボールを着火剤にしてつけていく。

 下から空気が入り、上部の煙突から抜けていく。空気が流れるため、すぐに火が点いた。とても燃焼効率がいい。

 しばらくして、窯内の温度は、360℃に。

 でも、石窯を外から触ると、ほんのり暖かいくらい。

この石は、断熱するタイプで、熱を伝えません。その分、石が熱を溜めるわけでないんです。
蓄熱するタイプの石だと、窯も温まりやすいですが、外も熱くなります。

 石によって、そういう違いがあるのか。

 温度も上がって、石窯が温まった。いよいよ、この石窯で料理がつくられていく。。。

<後編に続く>

後編はこちら

いよいよ、石窯料理が、楽しみだ!! [sitecard subtitle=前編はこちら url=https://labolier.jp/2021/05/30/study01%ef%bd%9c%e6%96%b0%e7%b7%91%e3%[…]