久しぶりに、キャンプに行きたい!そうだ、仕事終わりに行こう!

「仕事終わり」スタートの魅力

 平日は仕事があるので、キャンプは、いつも土曜から日曜で1泊。楽しいのだが、楽しくてはしゃぐので、いつも月曜が疲れて、仕事するのに少しぐったりしている。

 これが、金曜に仕事終えてから移動して、夜に入り、金曜から土曜で泊まったらどうか。金曜は慌ただしいが、土曜は1日楽しんで、ゆっくりと帰れる。日曜は、休んだり、または他の遊びに使うこともできる。

 一般のキャンプ場では、これはなかなかできない。仕事を終えて、出発できるのは、最短で18時頃。そこから移動していたら、19時過ぎになる。そのタイミングでは、多くのキャンプ場のチェックイン時刻を過ぎてしまう。また、チェックインできたとしても、翌日のチェックアウトは午前中。ゆっくりはできない。

 ラボリエでは、時間の自由度があるので、その問題はない。

1回、せっかくだから、やってみよう!!

夜入りのリスク

 ただ、到着する時間には、夜、真っ暗だ。いくつかリスクもある。

  1. 道路に、竹草が生えていて、刈らないと入れない
  2. サイトに、竹草が生えていて、刈らないとテントを張れない
  3. 暗い中で設営するので、視界が限られ、ケガや、ギア紛失・破損の恐れがある
  4. 不足物があっても、お店が閉まっていて買えない(コンビニはある)

 今、まさに竹が成長するシーズンだ。現地に着いて、道に入れないかもしれない。

 サイトも同じ。暗い中で、竹を切ってサイトを整備することはできるとは思ったが、リビングシェルロングProのような大型シェルターを張るスペースをつくるのは、大変だと思った。もし張ったとしても、切り残しがあった場合、テントを傷つけてしまう可能性がある。

 行くならば、まずは小型のテントだ。となると、メンバー複数人で行くと、泊まれない。

これは、ソロで、俺が人柱になるしかない。

それ一体、何の苦行ですか??雨降らないといいですね!

いいっすねー。いってらっしゃい!

仕事終わりの移動

 ここ最近、仕事が忙しくなってきている。それでもなんとか仕事を終え、18:30に出発できた。

 夕食の食材は、事前に買っておいたので、そのまま直行する。平日夜は、高速道路も空いている。20:00に、現地に到着。

 ドキドキしながら、道にクルマを入れる。草はだいぶ伸びているが、クルマが入れないことはない。が、それも途中まで。

やっぱり、生えてきてるか・・・。

 細いのから太いのまで、竹が、生えてきている。このままでは、通れない。

 ただ、新しい竹は柔らかい。豆腐のように、一刀のもとにサクッと切れる。

 車のライトで照らしながら、ノコギリで切っていく。細かいのは諦めて、車の底を傷つけそうな、一定の大きさの竹だけを切っていく。10メートルずつ、車を進めながら、切り進める。

 草刈機があれば確実に切れるが、この時間に草刈機を使うと、音が近所迷惑になる。また、ケガのリスクもある。小さなノコギリで、1本1本、切るしかない。

 事前に、天気予報をチェックしていたら、前日に、雨が降っていた。竹草が、まだ少し濡れている。切った後の竹が、少しだけ重い。

イタっ!なんか当たった。

 右腕が痛い。ちょっとだけ出血。枝か何かで、擦ったようだ。深手ではない。特に気にせず、進む。

 道を約60m、切り進んだ。が、そこまで時間はかからず、40分くらいで、橋まで辿り着いた。

思ったよりは、ラクだったな。もっと大変かと想像してた。

夜の忘れ物~調達へ

 サイトを見てみる。こちらは、竹を切るのでなく、根から抜いたので、新しい竹はそこまで生えていなかった。草はだいぶ生えてきているが、少しの整地作業で、テントサイトは確保できそうだ。

 まずは、物置テントから、照明器具を出して、灯かりをつける。

明るい!これなら、設営作業できそうだ。

 ここで、1つ、忘れ物に気づく。ポータブル電源に繋いで分岐する、タップだ。

 ポータブル電源は、今回、この照明と、もう1つ電気器具を使いたかった。ただ、コンセントが一口しかない。

コンビニに、買いに行くしかないか・・・。

 クルマで最寄のコンビニへ。だが、スマホの充電ケーブルなどはあるが、分岐タップや延長コードが見当たらない。もう1件、近くのコンビニに移動するも、同じく、ない。

 この商品を、コンビニで買う人が、いないのだろう。今回の私は、レアケースなのだ。

 少し時間は惜しいが、近くのスーパーマーケットまで移動する。もう閉店間近。だが、このスーパーでも売っていない。あるのは、電池と、スマホの充電ケーブルだけだ。金曜夜の貴重な時間が、どんどん時間が過ぎていく。焦る。

 諦めかけたが、スーパーの隣にあるドラッグストアがまだ営業していて、最後と思い、入る。

あったーーー!!!

 感激だった。奇跡に思えた。

 そして、ホっとした瞬間、お腹が鳴った。今日は、仕事が忙しく、ランチを食べることができなかった。夜に美味しいご飯を食べたいと思い、何も食べずにここまで来ていた。

 エネルギー不足だ。レジ横にあったセール品のお菓子を見つけて、一緒に買う。

 クルマで食べ、急いで、戻る。

 こうまでして買ってでも、電源に繋ぎたかった器具は、こちらだ。

 Amazonで見つけた、電気殺虫機。

 このエリアは、竹林が近いので、虫がたくさんいる。特に、暖かくなるにつれて活動が活発的になってきた。蚊も増えている。

 蚊取り線香も試したが、その臭いも気になるので、薬品を使わないこの器具を試してみようと考えた。

 ONにして暫く見ていると、虫がどんどん寄ってくる・・・これは効くかもしれない。

夜のテント設営

 いよいよ、サイトを設営していく。

 まず、森の中に入り、杉の葉と、枝を集める。そして、火熾し。

 サイトレイアウトを決めるにあたり、風向きと、煙があたる範囲を確かめる。今日は、南風だ。

 北側のソロテントのエリアに、煙が直撃する。今日は南側にテントをたてよう。

 テントを張るエリアを、トンボがけして、整地していく。少しずつ、地面に凹凸があるので、平らに均す。硬い草が生えていたら抜く。

 そして、ここにテントを張る。ZEROGRAMの、El Chalten Pro 2.5p。インナーとフライシート、グランドシートが、連結したまま張れるので、数分で完成。

焚き火用の薪の確保

 サイトはほぼできた。お腹もすいて、ご飯を食べたい、、、が、焚き火用の薪がだいぶ少ない。

 お酒を呑んで酔ってしまうと、薪を拾ったり切ったりの作業が危険になる。樹を集めて、適度な長さに切っていく。

 少し、雨で濡れているので、乾いた薪につけた火の周りに置いて、乾燥させていく。

サイト設営完了

 小物も運び込んで、サイトの設営が、完了した。

 今回、持ってきたのは、NINEHILLSさんから新たに提供頂いたウッドチェア。キャンプ初使用だ。

チェアのレビュー記事

新しいチェアが仲間入りだ! NINEHILLSさんのアンバサダー  アウトドアメーカー&ショップ「NINEHILLS」さんの、ウッドロールテーブルのアンバサダーをさせて頂いていて、さらに、商品追加のご提案を頂いた。 [si[…]

 この時点で、時刻は22:30。

思ったより、時間かかったな。タップの買い出しが想定外だった。

 ただ、よく考えたら、制限時間があるわけではない。誰にも何にも急かされているわけではない。自分のお腹が、空いているだけ。時間を気にせず、ゆっくりしよう。

 仕事終わりの金曜日の夜。その特有の解放感。なんとも言えない、気持ちよさがある。

 さて、食事にしていこう。

<後編に続く>