CAMP #43|真冬に安定のソログルキャンプ・前編

冬だ!キャンプのベストシーズンだ!

溜まりに溜まったキャンプ欲

 この1ヶ月、本業の会社員の仕事が忙しかった。土日もフルには休めなかったので、キャンプに行けない。同じようにメンバーも、仕事が忙しかったり、大きな試験があったりと、キャンプに行ける状況ではなかった。

 それがちょうど、同じタイミングでひと段落がついた。

 そこで話に出たのが、「雪中キャンプ」だ。2年前から、ガチ勢メンバーで行きたいねと話していた。忙しい中でも、なんとか軽井沢のキャンプ場を予約し、それを楽しみにして乗り越えてきた。

 ただ、1月からのコロナ感染拡大。メンバーの家族の友人が感染し、濃厚接触にはならなかったものの、リスクを身近に感じる話題だった。

 相談の結果、断腸の思いで、開催1週間前に企画を白紙に。軽井沢のキャンプ場はキャンセルした。

 ただ、キャンプに行きたい気持ちは変わらない。

そうだ、ラボリエ行こう。

こういう時こそ、ソログルだよ。

 こういう時の、プライベートキャンプ場だ。そして、1人1つのテントに寝る、ソログル。この組み合わせならば、遠征キャンプに行くよりはリスクは低い。

 仕事の忙しさで我慢していたキャンプ欲を、発散しに行こう。

サイトレイアウト

 午前中のうちに移動。時間的に、サイト設営までできそうだ。

 大まかに場所を決めて、各自、テントを立てていく。ソロ用のテントは、設営が早い。

 MonTanaが、SnowpeakのFAL air 3 Pro、Solが、モンベルのステラリッジ。いつもの顔ぶれだ。

 私は、これもいつものZEROGRAM Elchalten 2.5pro。加えて、気持ちにゆとりがあり、タープも立てることにした。タープは、HillebergのTarp 10UL。テントの上に、過保護張り。

 寒い中、野天での食事になるので、焚き火で暖をとれるよう、テーブルを並べて食卓をつくっていく。

 今回、焚き火ツールハンガーを新導入。

とはいえ、そんな吊るすもの多くないですよね?

 その通り。今は、火ばさみとダッチリフターくらい。これから吊るすものも増やしていこう。

 慣れた場所、慣れたメンバーなので、準備は早い。これも、プライベートキャンプ場ならではのスピードかもしれない。

チェーンソーで薪の確保

 焚き火を続けるのに、薪の確保は必須だ。倒木など集めて、ノコギリで切り、キンドリングクラッカーで割って、準備していく。

 ここで、新たなギアを投入。以前、電動ノコギリを使っていたが、パワー不足でモーターが焼けてしまった。

 ちょっと扱いが怖くて避けていた「チェーンソー」を、意を決して購入。安心のマキタ製だ。

試しに、奥の倒木を切ってみてよ!

おぉ、ちょっと怖いけど、やってみるか・・・

 森の奥に、恐らく台風などで折れたであろう倒木がある。

 樹を立っているところから倒すのは怖いが、倒れた樹なので、まだ多少は大丈夫か。

 スイッチを入れ、両側からゴリゴリ切っていく。

 やはり、電動ノコギリよりもパワーがある。軽い力でどんどん切れる。

 エンジン式でなく電動にしたが、パワーは十分だし、音も静かだ。

 ドドン!バサバサ!!

 試行錯誤して、なんとか切れた。

ものすごい音がしましたけど、大丈夫ですか??

 仕事で溜まった疲労と、腰痛とで昼寝をしていたSolも起きてきた。

すごい衝撃だったな・・・。

これは、チェーンソー経験のあるCap.先輩がいるときに、やった方がいいですよ。

 うん、チェーンソーの取り扱いは、気を付けないと怪我人が出る予感がした。気を付けよう。

 とりあえず、この根元側を少し切って、今日の薪は確保完了。

まったり食事の準備タイム

 サイトは整い、薪を確保し、ここで夜過ごす準備はできた。

 そして明るいうちにと、燻製を準備していく。今回、チーズは3種類を用意。

 そして、うずら卵の醤油漬けと、ドライフルーツ。

 また、桃のウッドチップで、熱燻していく。

 前回、この桃の燻製チップを使ったときに、薫香がきちんとついたので、今回は1袋でなく、半分にしてみた。

あれ?ちょっと、、色付きが弱い、かも??

 ケチったのが失敗した。薫香が弱い。ただ、ほのかに香るくらいでも美味しいはず。

 夕食のあと、おつまみに頂こう。そして余ったら持ち帰ってお土産にしたい。

 そうこうしているうちに、陽が暮れてきた。

 さて、夕ご飯の準備をしていこう。

<後編に続く>