どこへ行っても混みあうGWこそ、プライベートキャンプ場で遊ぼう!
グルキャン準備&サイト設営
GWのキャンプ場の予約は、なかなかの激戦だ。もともとキャンプブームで予約がとりにくくなっている昨今、連休であれば更に人が集中する。仮にとれたとしても、サイトは満員で、人の気配をそこかしこに感じるキャンプになる。
プライベートキャンプ場は、そこは全く気にしなくてもいい。GWのような連休こそ、価値を実感できるタイミングだ。
一方、プライベートキャンプ場ならではの課題もある。行ってすぐにキャンプができるわけではない、という点だ。
まず道路からの入口、だいぶ草が生えてきている。クルマも通れないことはないが、底面を擦ってしまうので、草刈りをする必要がある。
到着してすぐ、草刈機で、一気に刈っていく。これくらいの伸びの草なら、100mの道を20分くらいだ。
そして草が生えるのは、テントサイトも同じ。今回参加の子どもたちにも、せっかくなので手伝ってもらう。硬い笹系のやつは、テントに穴を開けないよう、掘り起こして根っこから除去する。
そういう今回のキャンプは、かれこれ10年以上、キャンプを共にしているベテランメンバーたちと。メンバーの子どもたちも、一番上の子たちが中学生になり、キャンプスキルを引き継いでいける年頃になってきた。
サイトの準備ができたら、テントを設営。
しまった。テントを間違えて持ってきた。
このキャンプチームを長年取り仕切ってきたキャプテンが、つぶやいた。
前日の天気予報で、夜に雨が降る予報になったことを受け、直前に持ち寄るテントのラインナップを変更した。それもあって、取り違えてしまったようだ。
テントの部屋割りを変更調整しつつ、なんとかなることを確認し、設営をはじめていく。
設営も、子どもたちに手伝ってもらいつつ、覚えてもらう。
テントごとに設営方法は異なるが、いろんなテントに触れていれば、なんとなく想像がつくようになる。今回設営するのは4つのテント。このバリエーションの体験は、なかなかできないかもしれない。
今回、新しいテントもある。Ninehillsさんのロッジテント「SENAI48」だ。光栄なことに、昨年に引き続き、また「Friends」に選んでいただいた。
初めてのテント。そして幼少期以来のロッジ型テント。子どものときに、父親が立てるのに苦戦をしていたことを覚えている。
ただ、このテントの設営は、とてもカンタンだった。説明書も読まず、メンバーみんなで寄ってたかって設営したが、恐らく1人でも10分くらいで立てられそうだ。次の機会に、どれくらいでできるかタイムアタックをしてみよう。
そして、合計4つのテントを設営。このSENAI48と、キャプテンに持ってきてもらった「アライテント」の小型テント2つと、SnowpeakのリビングシェルロングPro。
もともと、リビングシェルロングProは別のテントで考えていたが、夜から雨予報だっため、みんなが籠れるように設営した。
食事の準備&子どもたちにレクチャー
夜から雨ということで、早めに、食事の準備を進めていく。
まずは、おやつにスイカを。この時期には珍しい大玉だ。
そして、料理の準備は本格化。
今回、メニューは事前に細かな調整をしていない。おつまみ担当、肉料理担当、魚料理担当、などざっくり担当を決めて、内容は各自にお任せする。幹事としての準備は、その分担のメッセージ1通を送るだけ。それで、成り立つのが面白い。
各自、何をつくるかは、当日のお楽しみ。みんなの料理を見ていこう。
肉料理担当のキャプテンは、炭火調理をするようだ。雨予報なので早めに着手。まずは火熾しをスタート。子どもたちとキャプテンで、着火剤となる杉の葉と乾いた枝を、森に入って探す。持ち寄って火をつける。
炭にも火を移して、火力を落ち着ける。そして、鉄板焼きをスタート。
焼くのは、ソーセージの他、厚切りの牛タンや、低温調理した牛肉ステーキ。
鉄板での焼き方をレクチャー。うまくひっくり返していくと、焼き目がきれいな格子状に。
そして、おつまみ担当の、燻製を得意とする先輩が、いろんな食材を燻していく。
そこで、量産されるチーズは、いつもお土産にもなり、ありがたい。
その他、こだわりの豆腐や、有名ベーカリーのパンなどが出てきて、つまみながら料理が進む。
そうこうしているうちに、辺りは暗くなってきた。そして、雨がポツポツと降り始める。
荷物をまとめて、みんなでシェルターに籠る。
そういえば、自分の受け持ちの料理を忘れていた。そろそろ手を付けよう。担当は「魚料理」。金目鯛の丸1匹をダッチオーブンに突っ込んで、蒸し焼きにする。アクアパッツァだ。
魚も美味いが、蒸したパプリカが肉厚で美味しい。
シェルター内で談笑
撮影をしきれていないのだが、おつまみ・パンなどの各種料理を頂きつつ、お酒を飲み進めていく。ちなみに、お酒をたくさん飲むメンバーは少なく、キャプテンと私くらい。そして酔っ払い&酔っての失言するのも、私だけ(汗)
先輩たちは暖かく?受け止めてくれるが、中学生の子は引いている。
サイトも駐車場も広くなり、トイレもできて、当初と比べればここでのキャンプのハードルは下がってきた。ここで、キャプテンから提案が。
毎年恒例のキャンプ、ここでやるか。
毎年1回、必ず集まってするキャンプ。大人+子どもで30人程度の規模になる。私が仲間入りする以前より、かれこれ20年以上、継続されている。ただ、その実施日は固定されており、真夏だ。
夏は、ここは地獄になります・・・ベストシーズンは、5月のまさに今と、10月です。
よし、じゃあ、10月の連休にしよう。
あっさり、伝統だった時期の変更も決まった。
確かに、そうやって変化をしていくことは、悪いことではない。
これは10月に向けて、駐車スペースの更なる拡大など、何らか作業が必要か。もしくは、その当日に参加者に手伝ってもらうか。何かしら考えよう。
そして雨が落ち着いてきたところで、夜が更け、みんな就寝。
撤収しない撤収
翌朝は、きれいな晴れ。
今日はこれで解散し帰宅するのだが、私のテント2つは撤収不要だ。実はまた翌日、別メンバーでここに来るからだ。
食器系の洗い物と、LEDランタンやバッテリーなどの充電するものだけ、クルマに積む。
撤収がほとんどないのは、とても気楽。。。
少し時間的な余裕があったので、トイレに換気口を取り付け。梅雨がくる前にやっておきたかった。せっかくなので、先輩に手伝ってもらう。
しかし、こうやってベテランメンバーにも来てもらうことで、このキャンプ場の毎年の進化も、より実感ができる。秋のキャンプも含め、どうやって進化させていこうか。またアイディアも膨らんでいく。
また、集まりたい。