CAMP #49|幼馴染と同窓会キャンプ・前編

梅雨入り前に、同級生たちとキャンプに行こう!

今回誘ったメンバー

 私は、岐阜県の山奥の方の出身だ。小さいころから、キャンプや自然遊びに慣れて育ってきた。

 今回は、そんな故郷で一緒だった友人たちを誘った。

 1人は、私の実家の徒歩30秒の距離に住んでいた友人。記憶はないが、1-2歳からの付き合いだ。彼は、息子を連れて、初めてのラボリエ参加。

 そして、小学校から高校まで同じだった友人。彼女と、高校から一緒だった友人とが結婚して、子どもたち(姉・弟)とともに家族で参加してくれた。こちらも、旦那と娘さんが昨年1回、日帰りで来てくれたが、家族全員では初参加だ。

 私たちは、大学進学でバラバラになったが、就職を機にみんな東京近辺に集まった。地元に帰省して集まることは少なく、むしろ東京で定期的に同窓会をしている。

 各家庭で、キャンプを楽しむベテランメンバーでもある。コロナで暫く集まれなかったが、トイレができたタイミングで、声を掛けようと思っていて、久しぶりに集まれた。

プライベートキャンプ場あるある

 できれば皆よりも先に入って、準備を整えておこうと思い、早めに出発。

 食事の買い出しも終えて、現地に着く。

 ここプライベートキャンプ場は、他に誰も整備してくれる人はいない。前回来た時から、ただ、自然の動きがあるだけ。

 その中で、すぐにキャンプがスタートできないことも多々ある。

 まずは、この時期、毎年恒例となる「竹」の洗礼を浴びる。

やっぱり、生えてきたか。。。

 道に、ポツポツと生えてきている。

 柔らかいので、クルマを傷つけるほどではないが、念のため、ノコギリで1本1本切って進む。

 今回切ったのは20本ほど。まだこれから生えるものをトータルで考えたら10%くらいのボリュームだろう。あと200本ほど、また7月に来て切り尽くしたい。

 そして進むと、道の行く手を阻む、大きな物体が横たわっていた。

倒木か、、、クルマが停まってる時じゃなくて、よかった。。。

 倒木は初めてではない。このエリアは、竹の繁殖が猛威をふるい、木が負けることがある。立ったまま枯れたり、こうやって倒れたり。今まであった倒木では、一番長い木だ。

 荷室の奥に入れておいた、チェーンソーを取り出す。そして、玉切りに。

 とりあえず道路の脇に除けておいて、後で、子どもたちに運ぶのと、薪割りを手伝ってもらおう。

サイト設営

おー、着いたぜー。

 まず、幼馴染とその息子が到着。

 ざっくりサイトレイアウトを決めて、設営を始める。

そうか。橋を渡るから、荷物運ぶのに距離あるんだな。いつものオートキャンプのノリでいっぱい荷物を持ってきてしまった。

そうそう。そしてまずは、テント張る場所の、固めの草を切ってねー。

 笹系の草が生えてると、テントの底面を傷つけてしまう。まずはそれを、鍬を使って掘りつつ切ってもらう。

 こちらも、テントを設営。私のは、Ninehillsのロッジテント「SENAI48」。

 そして、試しに今回は、コットとテーブルを入れてみた。

 ソロには十分な空間だ。天井も高いので、解放感がある。

 また平日にここにきて、このテントでリモートワークしてもいいかもしれない。

ひさしぶり~。着いたよ~。

 もうひと家族も到着して、サイト設営も本格化。今夜寝る場所は整った。

子どもたちと開拓アクティビティ

ねー。何か手伝うことない?

 サイト準備をしていると、子どもたちが、手持ち無沙汰になってしまう。

 最初は、走り回っていた男の子たちも、飽きてくる。そして、小学生となる長女の子は、大人のお手伝いをしたいお年頃らしい。

 そしたら、まずは薪割りだ。

 先ほど切った倒木を運んで、キンドリングクラッカーで薪割りをしてもらう。

 この薪割り用に、重たいハンマーを用意している。子どもたちの筋力でもギリギリ持ち上げられ、落とすだけでも割れていく。”パカン!”と割れるのは、爽快感があるようだ。

虫が出てきたー!!!

 木の中に巣食っていた虫が、割れると出てきたりする。大騒ぎになるが、いい体験かな?

 そして、長女向けには、竹ランタンを提案してみた。パパに竹を切ってきてもらい、ドリルで穴開けしていく。ドリルの回転方向を間違えると、なかなか穴が開かない。最初は苦戦しながらも、途中でコツを掴んだようだ。どんどん穴を開けていく。

雨予報とキャンプファイヤー

 残念ながら今日は、夕方~夜から、雨が降る予報になっていた。

誰だ?雨男は??

俺かもなぁ。がんばれ、晴男たちよ。

 降り出したら、翌朝まで止まない予報だったので、今夜は焚火を囲んでの会話はできそうにない。

 子どもたちも花火をやりたがっていたので、少し薄暗くなった時間帯に、キャンプファイヤーと花火を同時に楽しむことにした。

 薪を、井形に組んでいく。下の方は、キャンプショップで買ってきてもらった乾いた薪。上に、先ほど薪割りした少し湿った薪を積む。

 キャンプファイヤーの基本形となる、この「井形」は、火力重視の組み方。下の乾いた薪に火が点いた後、真ん中の空間が上昇気流を生み、上の湿った薪も燃え始める。

焚き火の色が変わるやつも持ってきた。入れちゃうねー。

 そして、雨まであと1時間ほど。同時に、花火も楽しむことに。まずは手持ち花火。

 男の子たちは、はしゃいで振り回したりしている。落ち着いて楽しむ女の子との違いが面白い。

 一通り手持ちが終わったら、置き型の花火へ。なぜかみんな、土管の上へ。

 一般のキャンプ場では、花火をするのに制限があったりするので、ルールを気にせず、これだけ自由に遊べるのは楽しい。

 あっという間に、キャンプファイヤーも、花火も、終わってしまった。

おなかすいたー!!

 タイミング良く、ポツポツと、雨の気配が。

 雨対策として奥に張った、タープの下へ、みんなで移動する。

 さて、食事にしていこう。

<後編に続く>