さて、雨が降ってきたけど、食事にしていこう。
前菜の魚料理
前菜として用意していたのは魚料理だが、実は、花火をする前になくなっていた。
雨が降る前にしかできなかったのが、カツオを藁焼きすること。そこで、早めに調理をはじめた。
生カツオのサクをクーラーボックスから取り出し、軽く塩をふる。少し寝かせて、串を刺す。
私もやりたい!!
串を渡して、3本刺してもらう。
俺も、やりたかったー!刺したかったー!
串は3本で十分だが、もう1本あったので、刺す体験をやってもらおう。
そして手袋をしてもらい、焚き火場へ。藁を投入し、強火力で炙る。
熱い!!
この藁の火力、ちょっと子どもたちには強かった。火に近づけず、カツオを炙ることができない。
炙らないと、火が消えちゃうぞー。
藁焼きをチャレンジした中では、最年少だ。少し難度が高かったか。
カツオを受け取って、残る藁に空気を送りつつ、じんわりと炙っていく。刺身で生でも食べられる魚だから、無理に火を通す必要はない。全体に色が変わったところでストップ。
そのカツオを、氷水につけて冷やす。熱くなったカツオが、中にまで火が通らないようにするためだ。
じゃあ、切るのを手伝ってもらおう。切って、うまくお皿に並べてみて。
カツオの他、薬味と、自宅で仕込んできたマグロの生ハムも手分けして切っていく。薬味に用意した「新にんにく」が、フレッシュでいい香りがする。
カツオの藁焼きにつけるタレも、自宅で準備してきた。ポン酢3:醤油1に、出汁パックの中身を漬け込んできた。ポン酢そのままより、酢のとんがりが丸まりつつ、出汁の旨味もあって、ちょうどいい。
食べたいー!!!
食べたいー!!!
魚を目の前にし、子どもたちの食欲が止まらない。
OKを出したら、一瞬にして、なくなった。
お、お酒のつまみでチビチビ食べるプランが・・・
コース料理のような形で、順番にサーブするという方法では、子どもたちが自分でコントロールができない。「おつまみ」は少量を楽しめるようつくるが、お腹がすいていて出されたら、まず食べてしまう。
そういえば、ベテランチームで食事をするときは、まず、子どもたち向けの料理をつくっていた。子どもたちが好きで、ボリュームもある料理を。例えば、焼きそば、うどんなど。
まずはお腹いっぱいになってもらうのだ。その基本形を、すっかり忘れていた。
メインの黒豚しゃぶしゃぶ
そんなことが、花火する前にあって、雨が降り出してからしゃぶしゃぶを始めていく。
鍋、持ってきたよ。だいぶ古くて、ひびが入ってるから、このキャンプで壊れても大丈夫。
今回は、鹿児島風のスタイル。
しゃぶしゃぶする鍋には、飛魚がメインの九州出汁と、昆布出汁、そしてにんにくと、薄切りにしたネギを。豚肉をしゃぶしゃぶして、蕎麦つゆで頂く。ネギやレタスと共に食べていく。
つゆも、飛魚出汁で、九州産のものをチョイスした。
こちら、豚肉だけは、こども用・おとな用で分けていた。おとな用は、鹿児島産の黒豚。ちょっといいお肉で、モモ/ロース/バラと食べ比べをできるようにした。
しかし、子どもたちの箸が進まない。
先ほどの魚料理で、ある程度、お腹が満たされてしまったようだ。
子どもたち用のお肉も、大人で食べていく。
ちょっと、モモはイマイチかな。ロースくらいが丁度いい。
バラの脂も美味いな。
ちなみに、バラだけは、肉屋で鹿児島黒豚が切れていて、沖縄産あぐー豚だった。これは、かなりの旨味だ。
アウトドアシアターでゲーム
あたりが暗くなり、雨も強くなってきて、子どもたちはお腹いっぱいになって、手持ち無沙汰になってきた。
ゲームやりたいー!!
そちら、ご用意してます。
スクリーンに、Switchに繋いだプロジェクターを投影。
太鼓の達人など、子どもたちで対戦する。勝敗に一喜一憂。
お腹もいっぱいになって、子どもたちのゲームを見ながらしばし小休止。
もうゲームは終わりね!男の子たちはそろそろ寝る準備しよう!
時刻は21時。男の子2人は、遊び疲れたか、ウトウトしてきた。
テントに連れて行ったら、あっという間に寝てしまった。
あいつら寝たし、俺もお酒飲むわ。
彼は、子どもたちに何かあった時にクルマを出せるよう、ノンアルビールで楽しんでいた。
改めて、ビールを開けて乾杯。
しかし、1-2口飲んだところで、
やばい、大をしたくなってきた。。。
1-2口とはいえ、お酒に口をつけたので、クルマの運転はまずい。
彼は、がんばってコンビニまで行くことに。せっかく飲まずに我慢していたのに、飲んでから行くことになるとは。
人狼ゲームやりたいー!
彼が戻ってきて、もう少し起きていたい女の子から、提案。
スマホアプリで人狼ゲームを始める。みんな、人狼ゲームは玄人。
残念ながら私は、素人な上、酔ってフラフラになっていたので、パスして少し撮影を。この楽しそうな風景を見ているだけで、十分に幸せだ。
雨が、しとしとと降っている。タープにも、ポツン、ポツンと雨粒の当たる音が。
雨がタープに溜まらないか心配だったが、コーナーにうまく流れている。大丈夫そうだ。
サイトを少し離れてみると、タープ下がとても明るい。
DEEPな大人時間
おやすみー。寝るの、ママも一緒がいいー。
モテモテな私は、幸せだ。
女の子が、流石に眠くなってテントへ。母も連れていく。
そのまま、2人はご就寝。
残った、大人のオトコ3人で、飲みつつ、いろいろ話していく。
3人とも、仕事や趣味で「音楽」に大小の関りがあり、音楽が好きだ。音楽に関する話が多くなっていく。
Super Beaverのこの曲は、THE FIRST TAKEで長屋さんとセッションしてるバージョンがめちゃくちゃいいよ。
おお、すごい!このコーラス、やばい。
THE FIRST TAKEなら、岡崎体育の「YES」を見て欲しい。
そういうことか!歌わねーのかよ!
THE FIRST TAKE側が、よくOKしたなー、これ。
話しているうちに、日付が変わる。
1人、イスに座ったまま、うつらうつらしてきた。
2人でまた話を進める。
音楽やってきたから、曲を聴くと分析しちゃう。だから、音数が多い曲だと、疲れるんだよね。一時期、音がシンプルなこのアルバムをリピートでずっと聴いてた。
静かな曲だなー。ほんとに低刺激だ。いや、この変化の大きい時代に、「低刺激」ってのが重要な1つの要素かもしれない。
・・・
そろそろ、寝るかい?
時刻は深夜1時。うとうとしてた1人も、もう復活できなそうなので、就寝することに。
朝起きて、雨が止んでるといいな。乾燥撤収したい。
雨は、まだしとしと降り続いている。天気予報では、翌朝10時くらいまでは降るようだ。
それが少しでも早まることを期待し、就寝・・・。
ゆっくり朝食タイム
朝7時に、子どもたちの声が聞こえ始めた。これは、しばらくしたら何か食べたいと言うだろう。
起床して、早速、朝食づくりをしていこう。
私もつくりたい!
若干の二日酔い気味の中で、ありがたい女の子からの申し出。
なんと、黒板のメニューから描いてくれた。
お味噌汁をつくって、メスティンで米を焚く。そして、ハム・ソーセージを焼き、道の駅で買ったごはんのおともと共に。
映え写真、撮る??
いや、盛り付けに時間かかるし、俺も二日酔いだし、子どもたち待てないだろうから、止めとこうか。
私、盛り付けやりたい!
また、女の子から提案が。せっかくだし、やってもらおう。
お皿やシェラカップをいくつか出して、食器から選んでもらう。
盛り付け、いい感じだ。
せっかくだから、写真撮ろうか。
SNS用に、顔が映らない構図と、記念用に、ちゃんと顔も写したものを。
乾燥撤収を目指して
ちょっと、雨止んだか??
確かに、雨の音がしなくなった。
テントのについている水を弾いたり、タオルで拭いたりして、少しでも早く乾燥できるようにする。
が、また少し降り始めて、リセットされる。
降ったり止んだりを繰り返したが、10時には、完全に止んだ。加えて、日差しが出てきた。
これは乾燥撤収の希望がでてきた。
もともと雨が止んでからの撤収を考え、今日はお昼ごはんまでここで食べる予定にしていた。メニューは、簡単にカップ麺を。
そうこうしながら、陽の当たる場所にテントを移動したり、なんとか乾かそうとがんばったら、全て、乾燥することに成功。
時刻は14時。今までの中では、最も遅いチェックアウト時間だが、乾燥撤収できたし、お昼ご飯も食べ終わっているし、いい時間だろう。
帰らないー。まだ遊ぶ―。
帰りの雰囲気が出てきたら、男の子が、ゴネ始める。
それだけ楽しんでもらえたなら、本望だ。
いつもの集合写真を撮るが、その子が、イヤイヤモードで、カメラアングルから外れ、写ろうとしてくれない。
ちょいとカメラアングルを調整して、こっそり写してみる。記念だし。
楽しいキャンプでした。また来よう。