CAMP #9|シェルターで贅沢ソロキャンプ

道をだいぶ整備できたし、シェルターでソロキャンしよう!

愛用のシェルター

 普段利用しているシェルターは、SnowpeakのリビングシェルロングPro。

 3~4年前に仲間内で比較検討した中で、これが現時点ベストチョイスだという結論になり、私だけでなく、メンバーのMonTanaや、旧知のベテランメンバーも所有している。仲間内で揃えたので、連結して楽しんでみたこともある。

 雨男・雨女が多い中で、悪天候に強いことが魅力だった。海外ブランドも候補にはなったが、Snowpeakはサポートが充実していて、破損時にすぐ修理してもらえることも良かった。強風下の設営でポールが曲がった、シートが破れたなど、年に1~2回は修理の持ち込みをしている。

 今、私が所有しているのはアイボリーライン。今年、ここラボリエの開拓に合わせて、カラートーンを合わせようと、買い替えをした。

 このシェルターは、特に、冬に使いたい幕だ。籠ってストーブ焚くと、冬でもぬくぬくキャンプを楽しめる。

 今までは、道が整備されておらず、運ぶのが大変だったので避けていた。車が水路まで寄せられるようになったので、ソロでも、この幕を張れるのではと考え、今回のソロキャンプで試すことに。

サイト設営&冬対策

 運んで、シェルターを立てる。このリビングシェルロングProは、1人でも15分くらいで設営できる。焚火場の位置も、合わせて微調整。

 本来は、風の対策でガイロープをつけるべきなのだが、この場所は、森に囲まれ、あまり風が入らない。サボって楽しようと、シェルター本体のペグダウンだけにした。

 千葉はやはり暖かい。この冬の時期なのに、まだ紅葉を楽しめる。とはいえ、だいぶ落葉しているので、これが最後の観賞タイミングかな。

 シェルター内に、荷物を搬入。コットで、寝床をつくる。今夜の千葉は、氷点下にいくかどうか。アルミシートをひいて、電気毛布をセット。更にエアーマットをひいてからのブランケット。完璧だ。

 このアルミシート、薄いシートだが、あるとないとでは大きく暖かさが違う。アルミが、体温を逃がさず反射してくれるからだ。薄いので、Grabberのオールウエザーブランケットを使っているが、100円ショップのでも大丈夫のようだ。

酒のつまみキャンプ飯

 ここ3年くらいのソロキャンプでは、食事を「すき焼き」に固定していた。考えるという労力を削いで、1人だけの時間を満喫するためだ。

 ただ、このラボリエのキャンプでは、「キャンプ場を探し確保する」という労力がゼロになったので、その分、少し料理にこだわってみようと考えた。

 料理の方向性をどうするか。

  • 野営のブッシュクラフト料理
  • 焚き火でのシンプル料理
  • かんたん缶詰料理

 などなど考えていたが、私のソロキャンプで最も楽しんでいるのが「お酒を飲むこと」なので、「お酒に合う、おつまみ料理」にしよう、と決定。レシピを探し、こちらのラインナップに。

●チーズとアボカドのあられ和え
http://camp-lab.com/?p=25232
 ※記事内④のレシピ

●カラムーチョにんじんサラダ
https://kurashinista.jp/articles/detail/23117

●蛸&マッシュルームのアヒージョ
 ※レシピなし:ニンニク・鷹の爪をいれてオイルで煮込むだけ

●クリームチーズの味噌漬け
 ※レシピなし:クリームチーズを味噌・みりんに漬けて1晩おくだけ

●チーズタッカルビ
https://mountain-c.com/media/17283/

日本酒は、白米を飲んでいるようなものだよ。

 ふと、Terry先輩の言葉を思い出す。今回、割り切って、ご飯ものはなし。お米を食べたくなったら、お酒を飲もう。

 では、一気に調理。1つ1つの手間は小さいので、品数は多いがサクッと完了。

 本日のお酒は、阿部酒造の「あべ」。蔵元の若い息子さんがチャレンジして新たにつくったブランドだそうだ。そんなエネルギーも一緒に、美味しく頂こう。

 熱燗もつくって、冷酒と交互に飲み比べ。温度の変化を楽しむのも、楽しい。

 では、いただきます。1人で、黙々と、食べ、飲み、食べ、飲み、自然とペースは上がる。1時間も経たないうちに、フラフラになってきた。

月夜の森

 シェルターから外へ出て、焚火を楽しむ。焚火の傍は、やはり暖かい。

 焚き火が落ち着いて、見上げると、月が、明るい。ランタンを消しても、歩けるくらい。

 音楽をかけて、踊ってみる。いや、ダンスを習ったこともなく、ダンスと呼べるものでもない。ただ、月明りの真っ暗な中で、音楽に合わせて体を動かす。

 普通のキャンプ場で人の目があれば、恥ずかしいし、不快感も与えてしまうので、できないだろう。なんというか、1人暮らしの部屋のような感覚だ。

 そのまま、またシェルターに籠り、ストーブで暖をとりながら、1瓶を飲み終えたのは深夜1時。暖かいシュラフに包まれ、就寝。

 とても、月が綺麗な、夜でした。

<続く|シェルター+テントも張れるようサイトを拡張>