さて、中華料理をつくっていこう!
本日のメニュー
今回は、MonTanaの「焼売」と、私の「麻婆豆腐」を軸に、中華料理縛りでメニューを決めた。
2品がそれなりに手間・時間がかかるので、つくるのがそこまで大変ではなく、お肉と野菜をバランスがいい、という2点で考えた。
メニュー一覧がこちら。
- 焼売
- 麻婆豆腐
- 回鍋肉
- なんちゃって北京ダック
- 炒飯
- デザート
この中で、炒飯は、「冷凍チャーハン」を温めるだけにした。
まずは、冷凍チャーハンをつくって、子どもたちの「おなかすいた!」攻撃をかわそう。
なるほど。それはいい手だ。
チャーハンは、美味しくつくるための技術レベルが高いから、避けてたんだよね。
こういうときは、冷凍食品を使う「割り切り」が大事だよ。
ふわふわの焼売
MonTanaが、自宅で仕込んできた焼売の餡を取り出す。皮に包むのは、みんなで手分け。
包み方が、人によって少しずつ違うのが面白い。
彩りで、上にグリーンピースじゃなくて「カニカマ」のせるよ。
この焼売を、Snowpeakのコンパクトスモーカー内に敷き詰めていく。すごい数だ。
このコンパクトスモーカー、燻製器として燻製つくるよりも、蒸し器としてこれ使う方が断然多いんだよね。すごく便利。
そういえば、一時期、品切れで買えなかったよね。俺がたまたま見つけて、すぐ連絡して、代わりに買ったんだったな。
あとは、このスモーカーで、じっくり蒸していく。
・・・
おなかすいたーー!!
ここで、MonTanaは、子どもたち向けチャーハンも並行してつくっていく。
冷凍食品だから、調理もあっという間。そして失敗もない。
・・・
そして、焼売も完成。
美味い!食感、ふわふわですね!!
僕は、もうおなかいっぱい・・・。
こだわりレシピの麻婆豆腐
私は、麻婆豆腐をつくっていく。
この麻婆豆腐は、かれこれ10年以上、自分好みを極めるために研究したレシピだ。
特徴としては、こんなところだ。
- 中華料理は強火力&短時間でつくるレシピが多いが、弱火&長時間をかけてつくる
- 辛みは豆板醬のみ。ほどよい辛さで、旨味を楽しむ
- 絹豆腐でなく木綿豆腐を使い、しっかり歯ごたえとしみ込んだ味を楽しむ
- ネギでなくニラを使う
まずは、豆腐を下茹でする。そうすることで、余分な水分が出て崩れにくくなる。
そして、銅の中華鍋で、ひき肉を炒めていく。
調味料を6種と、ニンニク・ニラ、下茹でした木綿豆腐を、順に投入。最後に、鶏がらスープを豆腐が浸かるくらいひたひたに入れる。
(ここの過程に、こだわりポイントがいくつかあるが、秘伝レシピということで非公開にしたい)
ここから、40分ほどかけて、弱火で煮込んでいく。
その40分の間に、火を切って、一度温度を下げたりすることで、豆腐に味が沁み込む。
40分後、スープが飛んでほぼなくなったタイミングで、少量の水溶き片栗粉でとろみをつける。
そして、完成。
焼売、炒飯、麻婆豆腐で、食事をスタートする。
夏にキャンプで中華、アリですね!
確かに、夏なら料理が冷めにくいしねー。
続々と、中華料理づくし
そして、続けて中華料理をつくっていく。
MonTanaは、鶏を焼いて、”なんちゃって”北京ダックを。
北京ダックは、皮だけを食べる料理だが、こちらのレシピは肉も一緒に食べるものだ。
焼いた鶏を、きゅうり・ネギとともに、春巻きの皮に包み、タレをかけて頂く。
タレ、美味いなぁ!
春巻きの皮、そのまま食べるレシピ初めてやったけど、いけるな。
並行して、私が中華鍋で、回鍋肉を。
こちらの基本の味付けとその工程は、ほぼ麻婆豆腐と同じだ。ただし、豆板醬を入れず辛みを抜いて、子どもたちも食べられるようにした。さらに、ニンニクの芽と、エリンギ、少量の生姜が味の下支えをしている。
にんにくの芽、いいですね!
エリンギが、いい仕事してるなぁ。
これで、ほぼお腹が満たされた。ただし、甘味は別腹だ。
Solの奥さんがつくってきてくれたマンゴーパンナコッタを頂く。
パンナコッタが斜めになってるのが、こだわりなんですよ。
美味いなぁ。そしてこれ、日本酒と合うわ。
消えた日本酒
調理もひと段落し、私とMonTanaは、お酒を飲み進めていく。
今日は、私が2本、日本酒を持ってきた。
まず1本、阿部酒造の「あべ 夏酒」。あべは、キリっと辛口が多い新潟の酒蔵の中で、芳醇さ・甘さがある銘柄だ。若手の蔵元が、チャレンジでつくったブランド。
夏酒ではあるが、すっきりさよりは芳醇さがあり、酸味を楽しむタイプだ。
もう1本の方、飲みたいな。「作」だっけ。
それは、清水清三郎商店の「作 純米大吟醸 新酒」。ピンクのラベルが目印だ。
クーラーボックスから取り出して、栓を開けようとしたとき、
あれ?栓に、「九」って書いてあるよ?
瓶は、緩衝材で包んでおり、ピンクのラベルが透けているが、銘柄がはっきりとはわからない。緩衝材を破くと、萬乗醸造の「醸し人九平次 La Maison」が出てきた。
あれ?冷蔵庫に入ってたラスト1本だったんだけど・・・。
これ、いつ買ったんだっけ?
そして、「作」は、どこいった?
恐らく、「作」は、この春~夏のキャンプのどこかで、飲んだのだろう。
そして、「醸し人九平次」を、何かのタイミングで、買ったのだろう。
ここで残念なのは、今回持ってきた2本は、MonTanaの好きな「キリっと淡麗系」でなく、「芳醇・甘口」だった。せめて、醸し人九平次の、純米大吟醸にしておけばよかった・・・。
雨の夜と快晴の朝
食事を終えて、ひとしきり談笑して、子どもたちと女性陣は寝に入った。
男性陣だけで、焚き火を楽しもうと思って火をつけたところで、ポツポツと雨が降り出した。
もともと天気予報では、今夜から明日の午前中にかけて雨だった。
乾燥撤収は難しそうだなぁ。帰宅して乾かす感じになりそうだね。
少しブルーな気持ちになりながら、私たちも、大人しく寝に入ることに。
・・・
そして、朝5:30にふと目が醒めた。夜に振り続けていた雨も止んで、少し陽の光を感じる。スマホで天気予報を見ると、今は晴れだが、8時から雨の予報になっている。ちょうど、この周辺だけが雨雲がなく、西方向、愛知や長野辺りに大きな雨雲があり、こちらに来そうな雰囲気だ。
MonTanaもJuniorも起きたので、私も眠い目をこすりつつ、意を決して、起きる。
この晴れ間を楽しみつつ、雨降る前に、早めに撤収進めよう。
まずは、チェアやテーブル、珈琲セットを持って、湖畔へ。
先にチェアリングしていたMonTanaの横へ。
気持ちいいねー。
静かな湖を眺めつつ、ケトルでお湯を沸かす。
コーヒーを淹れて、チビチビ飲む。穏やかな風も、陽の光も、気持ちいい。
MonTanaは、Juniorと、カヤックで湖を散策。
彼らが戻ってきてから、私も、カヤックで湖上へ。本当に素晴らしい天気・気候だ。
ひとしきり楽しんで、時刻は7:00。
サイトに戻って、朝食をつくる。ベーコンエッグと、昨日買ってきたパン、残りの焼売など。
そして、雨が降る前に、片付けをできる限りやっていこう。
あれ?雨が、10時からに変わってる。遅れたな。
今の天気は、まだ晴れ。雨が降る予兆は全くない。
これは、最後まで僕らが晴らします!
さすが、晴れ男!頼んます!
・・・
結局、最後まで雨は降らなかった。テント、タープ、食器類、全てを乾燥撤収。
濡れたまま、家に帰ってからの乾燥を覚悟していたが、全く必要なかった。
11時頃に撤収、隣の日帰り温泉でさっぱりしてから帰宅。
今回も、素晴らしいキャンプでした。また行こう。