カスタムできるギアで、自分ならではのテーブルを仕上げよう!
タクティカル・グリル・フレームとは
ガレージブランド、Shim.Craft(シムクラフト)の製品で、テーブルだ。今回、木枠の素材がウォルナットのものを購入した。
テーブルといっても、「フレーム」という商品名の通り、木枠のみの商品になる。
テーブルの脚は、Helinoxの「テーブルワン」の脚を取り付けて使う。
Helinox(ヘリノックス) アウトドアテーブル HN.テーブルワン 1822161 キャンプ
また、テーブルの中身には、Snowpeakの「IGT(アイアングリルテーブル)」の規格のサイズのギアが(全部ではないが)取り付けられるという形になっている。
そのため、この製品は、単品を買ってすぐ使えるというものではない。
1人1人の好みによって、いろんなギアを組み合わせ、カスタムすることができる。それが楽しめる製品だ。
今回、カスタムした過程を記録しておきたい。
メインのフラットバーナー
もともと、バーナーをテーブルに埋め込めるデザインがいいなと思っていた。デッドスペースがなくなり、テーブル上がすっきりする。また、バーナーの位置が固定されていると、レイアウトも考えやすい。
Snowpeakの「フラットバーナー」は、そんな製品の代表格だ。このフラットバーナーを、今回は埋め込みたい。
Snowpeakが提供する「IGT」システムで、全てSnowpeakで揃えるとこんなイメージになる。
ただ、カラーリングがシルバーのみ。今、サイトコーディネートで、「シルバー」を極力排除している私にとっては、そこがネックだ。
そこで、ブラックに「塗装」するに至った。今回、こちらの「Campflex Outdoor Movement」さんに依頼することに。(InstagramのDMにて、見積もりの依頼を受付けてもらえる。)
フラットバーナーをCampflex Outdoor Movementさんの元に送り、納期は1ヶ月程度とのことで、他の準備を整えることにした。
テーブル天板のカスタム
タクティカル・グリル・フレームに埋め込めるのは、IGT規格で「2ユニット」になる。フラットバーナーで1ユニットを使うが、あと1ユニットをどうするか。
何か天板としてパネルをはめるのが1つの方向だ。
選択肢としては、Shim.Craftの天板。デザイン加工がかっこいい。ただ、シルバーは避けたかった。
検索すると、いくつか同じような金属製の天板が出てくる。真鍮製のゴールドのものなど。
ただ、シミュレーションすると、ウォルナットのフレームに、ブラックのバーナー、ゴールドの天板。。。ちょっと、ゴチャつきすぎる。
やはりここでは、素材を2種類にした方が無難だ。ブラックの天板は見つからなかったので、ウォルナットの板をはめ込もうと考えた。
近所の大型ホームセンターをいくつか回ったが、希望サイズのウォルナット材は販売していない。そこで、ネットオーダーをすることに。今回お願いしたのはこちらのショップ。
ミリ単位でオーダーができるので、とてもありがたい。
依頼したサイズはこちら:長さ:362mm/厚さ:10mm/幅:125mm
1ユニットが幅:250mmなので、これを2枚オーダー。
もちろん、届いた木材はサイズぴったり。本来は、長さは「360mm」なのだが、フレームを実測したら隙間ができそうなので、+2mmにしてみた。(こちら入るのだが、余裕がなくギリギリで、結局ヤスリで削った。規格通り、360mmの方がよかった。)
やはり、ウォルナットの質感は美しい。こちらにはオイルを塗って整える。
プラスαのカスタム
さらに、カスタムを進めていく。
フラットバーナーのガスを開閉するツマミ、そこに取り付けカスタムできるノブを見つけた。
真鍮ギアを制作されている「MOAI」さんの製品だ。
素材をあまり増やすのは避けたいが、このワンポイントなら、アクセントに良さそうだ。
こちら生産数がまだ少ないようで、取り扱い店も限られ、過去のネット販売でもすぐに売り切れていた。
時々買い物をしている神奈川・南町田のショップ「Geek Field」さんで、販売告知をストーリーでチェックをし、開店前に並んで1番目にGETした。こちらのデザインは、Geek Fieldさんのオーダーだそうだ。
テーブルを収納するケース
このT.G.F.を、どう持ち運ぶか。
ぴったりの純正ケースはあるのだが、今は販売していない。そして13,200円と、それなりのお値段だ。
そこで、Amazonを中心に、代替品を探した。そしてこちらを購入。
キャンピングムーン(CAMPING MOON) 焚き火テーブル ラージサイズ テーブル 収納袋 トートバッグ 帆布製 クッション入り T-380-B
こちら、T.G.F.の長さ・幅が62cm・42cmに対して、バッグが73cm・47cm。少し余裕がある。
そこで、もともとT.G.F.が入っていたダンボールに入れた状態で収納することに。ダンボールは、少し切って取り出しやすくしている。
このバッグは、もともと側面に少しクッション材が入っていて、衝撃吸収をしてくれる。加えて、ダンボールも重ねたことで、かなり手厚い収納となった。
自動車に積むときに、他のギアと当たることもあるが、これなら安心だ。
テーブル組み上げ&フィールドテスト
各パーツが揃ったので、組み上げてみつつ、キャンプ場で実使用。
ブラックに粉体塗装されたフラットバーナーがいい質感だ。そして、ウォルナットの天板も、フレームと合っていていい。
真鍮のノブもいい感じ。ガス缶とバーナーをつなぐホースが「シルバー」なのが少し気になるので、また追って考えたい。
ギア単体でなく、全体のコーディネートで見てみる。
同じくウォルナットのチェアとも合う。
また、黒の金属、ダークブラウンの木材、アクセントの真鍮で整えた、38exploreのサイドテーブルとも、同じ系統で揃った。
そして、もちろん、料理をするときの使い勝手もいい。バーナーが、フラットにテーブルに固定されているため、動いたりせず安定する。
こちら、ここまでカスタムできて満足。
また使いながら、より使いやすくできるよう、考えていこう。