CAMP #97|御岳山を望む高地ソロキャンプ

暑い夏は、涼しい高地へ行こう!

岐阜県・南乗鞍のキャンプ場へ

 今回は、岐阜県高山市にある、無印良品の南乗鞍キャンプ場へ。

 私の故郷が岐阜県高山市で、その帰省ついでに、ここでソロキャンプをすることに。このキャンプ場は標高1,600mあり、夏でも涼しい。東京の平地で35℃を超える日でも、最高気温が30℃を超えない予報になっていた。そして夜は、17-18℃くらいまで下がる。

 今回で、3回目の訪問だ。東京から約6時間かけて移動し、現地へ到着。さて、楽しもう。

サイト設営

 予約したサイトは、センターハウスにも近い、Fエリアの「F-24」サイトだ。

 数多くあるこの南乗鞍キャンプ場でも、F-25とF-24は、御岳山を望むことができる眺望のよいサイトだということだ。F-25の方が眺望がよいが、そちらは予約がとれなかった。

 F-24サイトは、こんな感じ。南向きに眺望が広がっていて、ちょうど雲がかかっているところが、御岳山だ。どこかで雲が晴れることを願おう。

  こちらのサイトに、ゼインアーツのロロを設営する。東京より涼しいとはいえ、気温は30℃近く、汗をかきつつ設営した。

 駐車スペースからサイトまでは、10段程度の階段があり、そこを上り下りするのは少し大変だ。ただ、それも含め、サイト全体が草木で囲まれ、段差もあるため、両隣のサイトと車道から、隔離されているため、プライベート感が強い。

 1つ、大変だったのは虫だ。かなりの数の虫がいる。特に「アブ」が多い。刺されることは避けたいところ。自動車を駐車スペースに停めた後、自動車が熱を持っている間は、特に虫が寄ってきやすくなる。

 自動車を停めてすぐは、最小限の荷物(今回はテントだけ)を下ろし、車から離れてテントを設営した。テント設営後、虫が集まらなくなってから、その他の荷物を下ろしていった。

 テント内のレイアウトは、こんな感じ。

 1人で贅沢にスペースを使おうと思いロロにしたが、サイトにギリギリだった。眺望も見えにくい。もう少しコンパクトなセットにすればよかった。。。

 虫が多いので、コットで寝るのは諦め、この後にインナーテントを追加した。

お風呂からの晩ごはん

 設営して汗をかいたので、キャンプ場内にある露天風呂へ。このキャンプ場を選んだ理由の1つが、この露天風呂だ。入ってスッキリし、出てきたころには少し涼しくなってきていた。

 少し早めに、晩ごはんにする。

 今日は、飛騨地方の郷土料理「ほうば味噌焼き」だ。ほうばの上で、味噌と共に具材を焼いて食べる料理。炭火を熾して、水に浸していたほうばを置き、味噌と具材を並べて焼いていく。

 具材は、黒毛和牛、ネギ、ししとう、厚揚げ豆腐、しいたけ。

 こちら、郷土料理とはいえ、小さい頃に日常的に食べていたわけではない。どちらかというと、観光客向けに発展してきた料理という印象だ。「懐かしい」というより、「せっかくなら食べてみよう」という気分で、この料理を選んだ。

 少し焦げていく味噌が、特に美味しく、お酒に合う。チビチビとお酒も飲みすすめる。

 〆には、おにぎりを味噌と焼いて、焼きおにぎりに。この頃には、日も落ちて真っ暗になっていた。

1人の夜の過ごし方

 食器や調理道具たちを片づけて、夜のまったり時間へ。

 大光量のランタンは消し、小さなランタンを並べて、間接照明で雰囲気をつくる。この時間は、至福だ。

 あとは、キャンプに来てまでと思われるかもしれないが、パソコンを開いて写真を整理。今日撮影した写真をセレクトしつつ、クラウドにバックアップをとっておく。

 その作業がひと段落したら、ちょうど期間中だったオリンピックの鑑賞。バスケットボールのアメリカVSセルビア戦を、TVerのおっかけ放送で観る。プレーのレベルが高くて面白い。

 そうこうしているうちに、23時を越えた。1人でキャンプに来て、暇じゃないのかと聞かれるが、ソロキャンプのお酒を飲み始めてからの時間は、あっという間に溶けていく。

早朝の御岳山

 キャンプの朝は早い。カーテンもなく、日の出とともにどんどん明るくなってくるので、目が醒めやすいのだ。起床したのは朝5時。陽が昇る少し前の時間だ。

 テントから出て驚く。御岳山が、きれいに見えている。また、写真にうつりにくいが、その麓が雲海になっている。この、陽が昇る直前の雰囲気が、とても好きだ。

 チェックアウトは12時だが、陽が出てからはまた暑くなってくる上、虫の活動も活発になるので、早めに撤収。10時には、ほぼほぼ片づけた。

 キャンプ場から、実家へ向かう。両親や同級生たちと会う約束をしている。

 楽しいキャンプでした。また来よう。