初心者に、褒められるキャンプに行こう!
初心者とのキャンプ
キャンプに行ったことのない、いわゆる初心者を連れていくのは、メリットとデメリットがある。
恐らく多くの人が、デメリットを先に考えるのではないだろうか。キャンプの道具を持っていないので、全てこちらが用意しなくてはならない。とか、設営や撤収に慣れていないので手がかかる。など。実際、それはある。
私が、そのデメリットを許容できるラインは、初心者の人数が、私含む経験者を超えない場合だ。
例えば4人で行く場合、私+初心者3人、だと正直キツイ。ただ、経験者2人に初心者2人のように同数の場合は、そこまでストレスにはならないと感じた。
そうまでして初心者を連れていくメリットは何か。大きくは2つ。
1つは、初心者がキャンプを楽しんだときのリアクションを見るのが楽しい、という点。ざっくり、「すごい!」と褒められるので、いわゆる承認欲求が満たされるのだ。なかなか大人になると、褒められることも少ない。リアルに人を感動させることができると、励みになったりする。
もう1つは、友人の輪が広がっていくことだ。初心者を連れていって「また行きたい」となると、新しい友人を連れてきてくれたりもする。キャンプ経験者の繋がりも大事だが、初心者の方が人口は多いので、輪を広げやすい。
そんなこんなで、今回は、経験者2人+初心者2人でのキャンプへ行くことにした。
テントサイト
キャンプ場は、前にも行った、あまり知られていない秘密の場所だ。
人が少ないが、トイレなどきれいなので、初心者を連れていくには安心の場所。たまたまだが、今回も予約は1組だけ。貸し切りになった。
4人の場合、テントはZANEARTSのロロになる。11時頃に到着し、さくっとテントを立てる。

夜にはコットになる、Snowpeakのラックソットが便利だ。大きいので設営や積載は大変だが。

道中に買ってきたパンで、ランチをすませ、私以外のメンバーはビールで乾杯。
その後、日帰り温泉へ移動し、ちょっとだけ牧場見学して遊ぶ。

16時頃、キャンプ場に戻ってきた。
まったりキャンプ飯
さて、私も飲めるようになったので、まずは本格的に乾杯だ。
今回セレクトしたお酒はこちらの5本。

まずは、「仙禽 線香花火 おりがらみ」で、乾杯。
おつまみに、クリームチーズ醤油麹漬けを出す。

さらに、デザートワインを食前酒として開栓しつつ、料理を進める。
次の2品を並行して調理。
今が旬の、秋刀魚のコンフィと、まぐろの味噌ユッケ。こちらに合わせて、スパークリングワインと、日本酒「信州 亀齢」を開ける。

秋刀魚のコンフィは、残ったオイルで、野菜を入れてアヒージョに。バランスとして野菜も大事。

食べ終わった後のオイルは、別皿に残しておく。
更に続けて、厚揚げ豚バラ巻きのトマト煮込み をつくっていく。

食中酒として万能な日本酒、「玄宰」を合わせる。
そしてメインは、黒毛和牛のヒレ肉のステーキ。ヒレ肉は、他の部位と比べてお高いのではあるが、圧倒的に美味しい。少量になっても、こういうときはヒレ肉を選ぶようにした。

最後の〆で、残しておいたコンフィのオイルを使って、パスタを(写真は撮り忘れた)。
また、燻製していた、うずらの卵、ドライフルーツ、カマンベールを食後のおつまみに。カマンベールチーズは、ハチミツをトッピングすることで、デザートワインとも合う。
そんなこんなで、料理が終了。お腹いっぱい。
いつものように初心者メンバーは、「すごい!」「美味しい!」と言ってくれる。私ともう1人の経験者でつくったが、大した苦ではなかったので、満足だ。
食後のまったり時間
ここからの落ち着いた時間も、大好きな時間帯。まずは花火を。なんというか花火をすると、童心に戻ったようで、大人の青春、という感じがする。

真上の夜空には、星たちも輝いている。

あとは、何時までかわからないが、人生相談にのったりしていて、ずっと話をし、区切りがついたところで就寝。今回も、いい会だった・・・。
撤収して帰路へ
そこそこな量のお酒を、遅い時間まで飲んだ気がするが、朝は普通に起きることができた。しっかり料理を食べていたのが大きいのかもしれない。
早朝に目が覚めて外に出ると、きれいな朝焼けと富士山が見えた。

朝食は、軽めにお味噌汁だけ。なめことオクラのお味噌汁だ。ちょっと濃いめの熟成味噌で、アクセントをつけてみた。

なんか、、、美味しくない。
つくった直後に味見をしたら、とても不味くてまずい、と思ったが、15分ほど置いたらまろやかになって美味しくなった。熟成味噌が馴染むのに、時間がかかったようだ。覚えておこう。
このお味噌汁と、食後のコーヒーを飲んだら、片付け、そして帰路へ。
今回は、何もミスなく、ソツなく、つつがなく、楽しい初心者おもてなしキャンプでした。
経験上、1つ工夫をした方がよいのは「引き算」をすること。キャンプで大きく手間がかかるのがいくつかあり、全てやろうとせず、バランスを見て止める判断も必要。
今回、引き算をしたのは「焚火」。キャンプでの焚火は醍醐味だが、意外と私の初心者キャンプでは、焚火台をセッティングしても焚火にあたらないことの方が多かった。料理を食べて、そのままテント内で話す流れになることが多いからだ。今回も、それで正解だった。
焚火をしたい気持ちもあるが、これから冬にかけてのラボリエでのキャンプで、楽しみたい。
今回の初心者たちからは、
また、誘ってください!!
と言われたので、満足です。
また行こう!