そろそろ、夏に伸びた草を刈りに行こう!
夏に2ヶ月放置したラボリエ
前回ラボリエに行ってから、2ヶ月経った。
千葉の九十九里のあたりは、標高も低く、気温は高い。夏の間、日中の気温は30℃を超えるので、少し作業をするだけで熱中症のリスクがある。また、虫もたくさんいて、特に蚊が多いので刺されてしまう。夏は、ここでは楽しめない、行くべきではない。それが、昨年の夏を経ての教訓だった。
前回に、生えたばかりの新しい竹をひたすら刈っておいた。この2ヶ月を経過して、また竹が生えてきていないかは心配だ。
この2ヶ月でどうなったか、不安を抱えつつ、一路、九十九里へ向かった。
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到着。道の入口、、、草がだいぶ伸びていて、道に入れない。
よくよく見ると、入口横にあった「木」が、倒れていた。もともと元気がなく、枯れかけていた木だ。力尽きて倒れたのか。その木が道をふさいでいて、それが草で隠されている。
ここままでは入れないので、森の裏側へ回る。裏側は、道はないものの、草が生えにくい森があるので、そちらから通って入る。
辿り着いたテントサイトも、草がだいぶ生えていた。
昨年、竹が生えていた時は、草もほとんど生えていなかった。竹を切り、陽当たりが良くなったことで、生育が促されたようだ。
エントランスサインも、草に埋もれている。
橋を渡って、道へ。陽当たりによって生育状況は違うものの、どこも草、草、草。
ただ、見た限り、新しい竹は生えていないようだ。
夏のはじまりのタイミングで、竹を刈っておけば、その後は生えてこないことがわかった。この点は収穫だ。
草刈りで道の再生
ガソリンを草刈機に投入し、エンジンを点ける。さて、草を、一網打尽にしていこう。
まず、道に生えた草を刈り、自動車が通れるようにしていきたい。
無心で、草刈機を左右に振り、刈っていく。
草の長さが長いため、刈った草が、草刈機の刃に絡みつく。刈った草が、まだ刈れていない草を押さえて隠す。刈れたように見えて、刈り残しがたくさん残る。何往復かして、そういった残りも刈っていく。
この時、自分に言い聞かせていた、開拓で大切なこと。
100%は、目指しちゃいけない。
これはこの1年開拓をやってみて、強く感じたことだ。自分よりも大きな自然が相手なので、完璧にやり切ることは不可能だ。多少の刈り残しがあっても、許容した方がいい。
私はどちらかというと、完璧主義に近い性格だと自覚している。やるならば全てをキレイに揃えたり、整えたりしていきたい。
ただ、開拓においては、0%→80%までやった後、80%→100%にかかるパワーが膨大になる。そして100%近くまでやっても、すぐに自然の変化の中で変わってしまう。だいたい80%くらいで止めておくのが、一番効率が良い。
これは、開拓以外のことでも共通する部分があると思う。もちろん100%を目指してこだわった方がいい場面もあるので全てではないが、幅を持ち、力を抜いてできることは、そうした方がいいと学んだ。
道の草刈りで、所要は約2時間というところ。草刈りそのものだけでなく、伸びて道に出てきた木の枝を切ったり、倒れた木や竹を除けたりなどの作業も、それなりに時間がかかった。
道が整ったので、自動車を道から入れて、駐車する。
草刈りでサイトの再生
続けて、サイトの草刈りをしていく。草刈機のガソリンも少なくなったので補充。
サイトは、道よりも丁寧に草を刈る。
柔らかい草は問題ないが、笹などの固い草の場合、テントの底を破る可能性があるためだ。ここでは、90%を目指すというイメージだ。
土をえぐるように草を刈り、その後、トンボで草を除けていく。
サイトが整っていく。焚火場や、薪置き場の周辺の草も、手で抜いていく。
埋もれていた焚火場も、草を刈ればもとと同じ形で、残っていることがわかる。
サイトの再生にかかったのは、約1時間というところ。広さの割には、時間がかかったか。やはり80%と90%の差は、大きい。
草刈りに要したのは、合計で3時間。これを、3時間「も」かかったとみるか、3時間「しか」とみるか。
お疲れ様!たった3時間で終わったのか。今までの仕事の成果があってこそじゃない?
それはそうかもしれない。
ほぼ1年かけて、竹を切り&抜き、整備した道とサイト。維持するパワーは、タイミングをうまく合わせたら、それよりは小さくなるということだ。
また、今回はソロで来たが、何人かで来たらもっと早くできそうだ。
森の木陰のタープで休憩
まだ気温が高いため、かなりの汗をかいた。身体はだいぶ火照っている。
今日は日帰りで草刈りだけする計画で、あとは帰るだけ。その前に、少し涼みたかった。
森の中で、タープを張ることを思いついた。ポールも持ってきたが、せっかくなので、木を使って張りたい。
タープを張れる広さがあり、ガイロープを結べる木がちょうどいい場所にある、という場所を探すのは意外に大変だった。試しに張ろうとするも、うまく張れず場所を変える、というのを繰り返した。
そして、ちょうどいい場所を見つけた。
タープは、HillebergのTarp 10 UL。このタープは、とても伸縮性のあるケルロン生地で、多少ガイロープを止める角度や位置がずれても、キレイに張ることができた。
タープの下でチェアに座り、涼む。
森の中を通り抜ける穏やかな風が、心地よい。
持参した冷えたサイダーを飲み、中からも身体を冷やす。
2ndシーズン本格開始のタイミング
今日は、まだかなり暑かった。そして、蚊もそこそこいる。対策していたが8ヶ所ほど刺されてしまった。まだ心地よいキャンプをできるタイミングではないことは予想していたが、その通りだった。
昨年の状況から見ても、10月下旬ごろが、開始タイミングだ。
今日は、草刈りをしたことで、次にキャンプを開始するときに、すぐスタートできるようにはできた。
キャンプの計画とともに、開拓の計画も立てよう。何をつくっていくか。さて、楽しみだ。