CAMP #37|秋の初めの湖畔キャンプ

10月に入っても、まだ暑い!涼しいところへいこう。

またまた湖畔へ遠征キャンプ

 10月に入ったら、ラボリエの開拓を再開しようと思っていたが、まだ日中は30℃超えという暑さ。

 もう少し、高地への遠征キャンプを楽しむことに。今年3回目の、富士五湖:西湖のキャンプ場へ。

 湖畔が見えるサイトに、シェルターを張る。今回は、SnowpeakのリビングシェルロングProアイボリー。

 今回、予定があって午後出発、遅めの時間にキャンプ場に到着だった。そのため、設営にはあまり時間をかけないよう、荷物を少し減らしている。タープも止めておいた。

 シェルターの中も、整えていく。アイボリー・ベージュ中心に並べつつ、スパークリングワインで乾杯。

 もう少し小物を並べたかったが、18時に近くなり、少しずつ暗くなってきている。ここで止めておく。

 こういう時に、照明を先に整えておくと、安心できる。

さくさく焚き火料理をスタート

 本日の、キャンプ料理のメニューはこちら。

 まず、時間がかかる「ローストベジタブル」にとりかかる。こちらは、野菜をまるごと、ダッチオーブンでゆっくり焚き火の熱を通すというシンプルな料理。その火にかけるのが1時間以上かかる。

 今回、午後出発だったので、午前中に料理はいろいろ少し仕込んでおいた。野菜を洗って、ダッチオーブンに配置するところまでできている。

 焚き火台で、薪を使って火を熾し、炭にも火をつける。

 トライポッドでダッチオーブンを火にかけ、炭を上にのせて、上部からも火を通す。

 今回は、UCOのミニサイズの焚火台。横から見ると、ハートマークに見えて可愛い。

 サイズが小さいので、下火がどこまで火が当たるか。ダッチオーブンとの距離を調整する。火力が強くて焦げるのは、最も避けなくてはいけないので、慎重に、少し距離をとっておいた。

 このまま、1時間、待つ。

仕込んだおつまみで日本酒を

 その待つ間に、おつまみをサーブ。家で仕込んでおいた、マグロとブリの生ハム。つくり方はこちら。

レシピ

キャンプのおつまみに、魚で生ハムをつくろう! お酒にもあう絶品カンタンおつまみ  お酒を美味しく、楽しく頂くには、美味しいおつまみが必須だ。そして、飲みはじめにパッとすぐ出せるものが1品はあった方がいい。そんな1品目に最適な、[…]

 薄くスライスして、並べていく。

 ここで2つの工夫をしてみた。

① クリームチーズ&葡萄の合わせ

 マグロ生ハム単体は、塩味が強い。また、マグロもブリも脂が強い。前回は、タマネギスライスと合わせて、さっぱり頂いた。

 生ハムにはない、甘味と酸味を加えてみようと、今回はクリームチーズと葡萄のスライスを乗せてみた。

 食べてみて、、、狙いの方向性は良かったが、葡萄の甘味が生ハムの味に負けた。価格を見て手が出なかったが、シャインマスカットのような糖度の高い葡萄であればよかったか。

② カッティングボード&サービングプレート

 前回、ウォルナットの木のまな板で切り、アカシアの木の皿で盛り付けた。実はその後、洗ってみると、魚の脂が木に浸み込んで、強い臭いがついてしまった。帰宅してから、酢に漬け込んで、なんとかとることができた。

 今回、エピキュリアンのカッティングボードを使った。
 https://andcook.y-yacht.co.jp/products/00015705

 天然木の繊維を合成した素材でできており、脂の浸み込みがなく、ほとんど臭いがつかなかった。洗うだけで十分そうだ。

 そして、合わせたお酒は、佐賀県・光栄菊酒造の「光栄菊 幾望」。

開栓して1週間寝かせた方が、味が落ち着くと勧められたので、先週のうちに開けておきました。

 こちらのお酒は、甘味が強く芳醇。落ち着いたとはいえ、かなりの強さがある。チビチビと頂く。

秋の野菜づくしの料理

 そして、火にかけたダッチオーブンをとりに行く。

 野菜を取り出し、ナイフで切り分ける。ホカホカの湯気が上がる。

 たまねぎ、じゃがも、さつまいも、ニンジン。ホクホクだ。

 塩・胡椒・ほりにし・オリーブオイル・バター・マヨネーズ、それぞれ好きな調味料をつけて頂く。

 じゃがいもとニンジンが、まだ少しだけ固い・・・火加減が少し弱かったか。

 そしてダッチオーブンには、ブロッコリーとパプリカを入れて、また火にかける。こちらは火が通りやすいので、20分ほど。

 パプリカ、大きくて肉厚、ステーキみたいだ。

 同じく秋野菜で、アヒージョをつくっていく。

 にんにく、鷹の爪をオリーブオイルに浸し、弱火で熱を通す。香りが立ったら、野菜を入れていく。

 レンコン、さつまいも、マッシュルーム。レンコンは皮をむいて切って冷凍、さつまいもは、家でレンチンして冷凍してきた。なので、ぱぱっと入れるだけ。

 そして、タイム・ローリエ・茅乃舎の野菜だしを入れ、ゆっくり温めていく。

 今回、野菜のみでつくってみた。野菜だけでも、やさしい旨味が出て美味しい。

 そして、食べ終わったら、パスタを茹でてオイルに絡める。

 今回、調理に使ったのは、藤田金属さんの鉄フライパン「JIU」。

 そのままお皿として使えるデザイン。周囲にフチがあることで、テーブルへの油はねを軽減される。

 そして取り外しができるウォルナットの取っ手。アウトドアでよく使われる鉄フライパンとは違い、無骨さでなく温かみがある。

 以前のキャンプで失くしたスキレットの代わりを探していて、自分のキャンプスタイルにはこちらが合うと思い、選んだ。

〆のステーキ

 空いたJIUで、最後にステーキを焼く。黒毛和牛の肩ロース。

 両面を1分ずつ焼き、3分ホイルで包んで休ませ、カットして頂く。

 味付けは、塩コショウ、もしくは、辛・ほりにしで。

ワサビ&醤油も、合いそうですねー。

 確かに、少し脂が多めなので、ワサビはいいかもしれない。今回、持ってきていなかったのが残念。お肉の部位に合う調味料を研究しても面白そうだ。

食後に湖畔で星空観賞

 食べ終わって、お酒を呑みつつまったりする。ふと外に出ると、樹々の合間から、星が見える。

 湖畔まで出てみると、満点の星空が。同じく、星を見に来ている人もちらほら。

iPhoneでも、星が撮れないか、がんばってみます!

 手持ちのスマホで、10秒、動かないようにして撮るようだ。

 絶対に無理だと思ったが、それなりに撮れている。スマホの進化、すごい。

 オリオン座が見えると、季節が進んだことを実感する。気温も下がってきて、肌寒い。

 日中は夏のようだったが、気温も、澄んだ夜空を見ても、夏は終わったんだなと感じる。

 今年もあと3ヶ月。いや、まだまだ3ヶ月もある。その間に、いったいどんなキャンプを楽しめるだろうか。