千葉も、気温も下がったし、いよいよラボリエキャンプを再開しよう!

久しぶりのラボリエキャンプメンバー

 暑くて、虫も多数いる夏が終わり、一気に、気温が下がった。ラボリエで、とても過ごしやすい時期だ。

 前回、宿泊したのは、もう4ヶ月前まで遡る。

 しばらく期間が空いたので、現地で、何かが変わっているかもしれない。もしかして、木が倒れていたり、草が生えていたりで、何か作業しないと泊まれないかもしれない。それも考えたときには、キャンプに慣れたメンバーが良さそうだ。

 開拓メンバーの中で、ソロでも、グループでも、自分でギアを持ち対応できるのは、今のところMonTana、Solと私のみ。その3人のキャンプ「ガチ勢」で、今回は企画することにした。

このメンツなら準備も楽だし、気楽に行こうぜー。

ゆるりと行きましょう!

 それぞれ、このキャンプで今年のキャンプ歴が、私:13泊目、MonTana:13泊目、Sol:16泊目になる。

 そう、このメンツなら、誰かを「もてなす」ことを考えなくてよい。基本的に、自分のことをそれぞれがやって、余裕があれば他をサポートする、くらいなので、とても楽だ。助け合いができ、ギアを共用できることも考えると、ソロキャンプよりも、更に楽になる。

テント設営

 ゆっくりと昼過ぎに出発し、現地に着いたのは16時頃。

 陽が沈むのが早くなったので、17時には暗くなる。1時間ほどで、大まかな準備を整えたい。

 荷物を下ろして、MonTanaは、近くのスーパーへ食材の買い出しに。Solは、荷物の運搬・整理と設営を始める。

 私は、道の草刈りと、サイトの整地をしていく。草刈りは、1ヶ月前にしに来たので、そこまで生えておらず、あっという間に終わる。

 順調に進み、その後、それぞれ、テントを立てていく。

 今回は、それぞれがソロテントに泊まる、「ソログル」スタイル。

今回、新幕の初張りだ!!

 MonTanaが新たに導入したのは、Snowpeakの「ファル Pro Air 3」。重量2kgを切る山岳スペック。山岳テントは、山で見やすいように派手なカラーリングが多いが、その中では珍しい、ナチュラルカラーだ。

フライシート、インナー、グランドシートが1体だから、設営が楽だ!!

そう、俺もそれがいいと思って、ZEROGRAMを選んだんだよね。

 それぞれのテントが並ぶ。Snowpeak/ファル3、私のZEROGRAM/El Chalten Pro2.5P、Solのモンベル/ステラリッジ。

 それぞれよいテントで、でも、それぞれが満足度100%ではない。それが面白いところ。

ゆるゆる料理スタート

 陽が落ちて、真っ暗に。食事を始めよう。

 今日の料理は、凝らずに、とにかく気楽に。メニューは「しゃぶしゃぶ」を選択した。

 食材は、魚と肉、両方を楽しみたい。

 ブリ(イナダ)、豚肉(肩ロース)、牛肉(肩)と、野菜を用意した。

 タレは、ポン酢と胡麻だれを用意。

 MonTanaが、鍋で出汁をとって、野菜に火を通していく。

 鍋がほどよく温まったところで、しゃぶしゃぶスタート。

 まずはブリから。

やっぱり旨い!!柚子胡椒入れるといいな!

胡麻だれだと、ブリ、もうお肉みたいですね。

 今回、MonTanaの強いオススメで、テーブルは、Snowpeakのジカロテーブルを使った。確かにこれは、真ん中に火器を置いて、みんなでつつくのにちょうどいい。3人3方向から、しゃぶしゃぶを楽しむ。

 ブリがひと段落したところで、お肉にスイッチ。

 お肉は、ちょっといいお肉を、ちょっとの量で。大切に頂く。

 ブリやお肉、そして野菜の旨味が染み出た、いい出汁。

 ここに、〆で、うどんと卵を投入。

いい出汁が出てるーーー!!

 一気に、鍋が空っぽになった。

日本酒とおつまみでまったり

 本日、合わせた日本酒はこちら。私は、新潟から阿部酒造の「あべ 定番純米」を。MonTanaが、青森から八戸酒造の「陸奥八仙 Accords de Sake」を。

 MonTanaは辛口淡麗系が好きで、私は甘口芳醇系が好き。好みは真逆だ。持ち寄って一緒に飲むときは、その中間くらいの銘柄を持ってくるようになった。

これは、なかなか手に入らないよ~。

 2本とも開栓し、飲み比べをしていく。

 今日の2本の共通点は、「若い蔵人がつくった」という点だ。あべは、多くの新潟のお酒とは違う、優しい芳醇さがあり、とても飲みやすい。陸奥八仙は、少し挑戦的で刺激的な味わいだ。それぞれ、挑戦が見える。

おつまみを出しますね!

 お酒を飲まないSolが、おつまみとして、低温調理したローストビーフをつくってきてくれた。

 いい、お肉だ・・・口の中で蕩ける。

まったり焚き火タイム

 おなかもいっぱいになって、焚き火を囲う。

 ほろ酔いで、おなかもいっぱい。炎を眺めつつ、とても幸せな時間だ。

 前日に雨が降ったため、今日拾ってきた薪は、少し湿っている。燃えにくく、また、不完全燃焼で煙がよく出る。

 燃えた火で乾かしながら、順番に投下していく。

 今日は、風がほとんどない。ただ、かすかな風、方向を変えながら吹いている。座っていると、時々、自分の方に煙が流れてくる。その時は、反対側に移動したりと、位置を変えて避ける。

 気温も、ぐっと下がってきた。焚き火が、暖かい。

 どれくらい時間が経ったか、MonTanaが、全く無口になった。ふと見ると、座ったまま寝落ちしている。彼が酔ってそうなるのは珍しい。

今日は、そろそろ寝ようか。

 解散して、それぞれのテントへ。

静かな夜の星空

 寝る前に、空を眺める。樹の合間から見える空には、雲もなく、星がちらほら。

 冬の空の代名詞、オリオン座が、くっきりと見える。

 ここは、人が住んでいるところに近いので、都市部より暗いが、空が少し明るい。

 それでも、オリオン座は、強い。

 このラボリエに、3連のソロテント。これも今までなかった、新しい風景だ。

朝のコーヒータイム

 夜が早かった(それでも日付は変わっていたが)ので、朝も、気持ちよく起床できた。

今日は、いつもと違い、早いですね笑

 特に早起きしたSolが、コーヒーの準備をしている。

 新しく入手できたアシモクラフツ×38exploreの「A38grate」と「38GT310」が、いいコーヒードリップテーブルになった。

 ほぼ同じタイミングで、私がA38grateを購入し、Solが、 A38grate・38GT310のセットを購入した。今後、どう使っていこうか、楽しみなギアだ。

これ、友人が焙煎して送ってくれた豆なんです。

 ミルで、豆をゴリゴリと挽き、ドリッパーにセット。ゆっくり蒸らしつつ、ドリップしていく。

 いい香りが、周囲を包む。

 苦みが少し強めの、朝にぴったりのコーヒー。少し残っていた二日酔いと、寝ぼけた頭が、シャキっとする。

 今回も、楽しい、いいキャンプだった。特に、勝手知ったるベテランメンバーで、気を張ることもない、ゆるゆるなキャンプ。

 新しいメンバーや初心者を誘うキャンプも、刺激的で楽しいが、今回のように慣れたメンバーだけというのは、心も身体も緩むのでリラックスできる。 

 最後に、これからの冬シーズンのキャンプをどうするか相談していく。

 またこれからも、こういう時間を大切にしていきたい。