何はなくとも、開拓に行こう!
気まぐれな日帰り開拓
ふと、開拓に行きたくなった。平日は、在宅ワークで1歩も家を出ない日が多い。金曜の夜、「明日、開拓に行こう」と思い立った。
明日、何するわけでもないけど、行ってくるわー。
行ってらっしゃい!でも、雨は大丈夫ですかね?
天気予報を全く見ていなかった。予報では、午後1時くらいからの雨予報になっている。
では、朝、早起きをしてみよう。なるべく早く行って、午後には帰ろう。
もし、朝に起きられなかったら止めよう。そんな緩い感じで決めて、就寝した。
結果、朝は、4時半にふと目が覚めた。眠かったが、そこから準備して5時には出発。日の出となる7時くらいに現地に到着した。
あたたかい朝ご飯
早起きすると、お腹が空く。気温も0℃近く、温かいものが食べたくなった。
コンビニで、カップラーメンとおにぎりを調達。
チェアとテーブルを並べ、お湯を沸かして、カップラーメンに注ぐ。おにぎりを蓋の上で温める。
麺をすすりつつ、陽がのぼりかけの朝の静かな時間を楽しむ。
いつも、到着してすぐ慌ただしく開拓を始めていたが、こういう一息いれる時間もいいものだ。
雨を見越した竹燃やし
さて、何をしようか。結局、最近ハマっている、竹を燃やそうということにした。
午後から雨が降るということで、消火の手間がかからない。山火事の心配も減らせる。午前中いっぱい燃やしていこう。
今回、燃やす竹は、橋の脇に積んだ竹。
前回、反対側にパーキングスペースをつくったが、そこの竹を切って、ここに積んでいた。
まだ切ってから1ヶ月程度のため、青い。乾燥していないので燃えにくく、熱すると破裂する危険性もあるが、今日はソロなので、一回やってみよう。
竹を積んで、着火。
やはり、なかなか火力が上がらない。”ジュー”という、水分を含む音もする。
とはいえ、燃えるのは燃える。どんどん、竹を積み上げていく。
周辺にある乾いて白色化した竹も、合間に突っ込む。その竹がよく燃え、火力が次第に上がっていく。
”ボフンッ!!”
予想通り、竹が爆発する。竹の節に閉じ込められた空気が、熱されて破裂するのだ。
それに合わせて、周囲に破片が飛び散る。その破片から延焼しないように気を付け、対処する。
そうこうしているうちに、30本ほどの積み上げていた竹を、火に突っ込むことができた。
その奥には、1年前に切った竹が、林の中に突っ込んである。こちらも、もう枯れて白色化している。それを、引っ張り出して、燃やしていく。
そして、切って横たわっていた竹は、ほぼ一掃できた。
放置され横たわっていた竹がなくなっただけで、だいぶ綺麗な印象に変わった。
20年前の遺物・ゴミ拾い
竹を片づけながら、時々、モノに躓くことがある。それは、瓶や缶などのゴミだ。
昔に、誰かが捨てたゴミが、森の中に時々落ちている。
今まで見つけたのは、ビールやジュースの瓶・缶、針金、タイヤ、クルマのバンパーの破片、貝(牡蠣)の殻、など。
ジュースの缶など、見たことのないラベルだったり、相当古いものだと思われた。
ボロボロで読みづらかったが、缶に書いてあった賞味期限を、かろうじて読み取れた。「2002年
」。約20年前のゴミということだ。
竹を燃やしつつ、そういったゴミを集めていく。持って帰ろう。
20年経っても、ゴミをまとめていたビニール袋は残っているし、缶も瓶も、自然には還らず残っている。
私たちが、この森で遊ぶのはいつまでになるかわからないが、次に誰かに引き継ぐとしても、こういった負の遺物は、残さないようにしたい。
午後1時の雨
予報通り、午後1時を過ぎたところで、雨が降り始めた。
1時間あたり1mm程度の小雨で、この雨で、火力が弱まる様子は見られない。
今、火にかけている竹が燃えきるまでは、燃やしてしまおう。
雨の中、竹の配置を変えながら、燃やしていく。少しずつ、燃え尽きて、火力が落ち着いてきた。
とはいえ、鎮火するにはもう少し時間がかかりそうだ。
1年以上前に、この道をつくるために、切って、林の中に突っ込んでいた竹を、引きずり出してみる。それを、次来たときに燃やせるように、並べておく。
1時間ほど、その作業をしていたら、雨で濡れ、火も鎮火してきた。
小雨とはいえ、だいぶ服も濡れてきた。
気づけば、朝の7時に到着してから、14時まで7時間ぶっ続けで作業している。ほとんど休憩もしていない。そう気づいたら、足が疲労でガクガクしてきた。
そして、朝食も摂ったけど、お腹もすいてきた。そろそろ潮時かな。本日の開拓作業は、これで終了。
ここ最近は、竹を燃やしてばかりな気がするけど、楽しいからよしとする。
そろそろ、何かを「つくる」こともしていこう。さて、メンバーに声をかけて日程調整かな。