開拓Act.38|梅雨の合間のデイ開拓

梅雨に耐えられるように、いろいろ整えておこう!

竹&草刈りにご注意を

 雨が降らないタイミングで、梅雨に対応できるよう整えに。

 なによりもまずやるべきは、竹&草刈りだ。

 草はまた生えてきてしまうが、刈った草で地面が覆われ、日陰になることで草が生えにくくなる。多少でも秋が楽になる。

 また竹は、今の「柔らかい」新芽のうちは、とても切るのが楽で、クルマで切った竹を踏みつぶすこともできるので、なるべく切っておきたい。

 草刈機を取り出し、だいぶ古くなった刃を交換。新品になった刃は切れ味もよく、どんどん切れていく。まずサイト周辺の草刈りを始めた途端、「ガキン」と強めの衝撃が。

あれ、こんなとこで、なんで硬い感触が・・・?

 なんと、切れていたのは、「桜」の木だった。

 1年半前の冬、ここで花見をしたい、と植えた桜。根元から、ポッキリと切れてしまった。

(ああああああああぁあぁあぁああああ!!!!)

 と、声にならない声を上げて、空を仰ぐ。

 ショックはものすごく大きいが、もう、取り返しがつかない。ショックを振り払うように、無理矢理、作業を続ける。

 が、心の動揺が大きい。「ギャリン!」とまた鈍い音がした。手元が狂って、橋に触れてしまう。橋の木材は少し削れただけで済んだが、ロープを切ってしまった。切れたロープを結んで、応急処置を。

これは、無理せず、心を落ち着けてやらなくては、ケガするかもしれん。。。

 しばし、心を落ち着ける。

 道に停めているクルマにも、草刈機の刃を当ててしまうかもしれない。クルマを離れたところに移動させる。そして、心の回復とともに、竹切りを進めていく。

 集中して、竹を一気に切っていく。刃を変えたので、古い竹も、豆腐を切るかのようにスパスパ切れる。集中して没頭すれば、桜のことは忘れられる。気づけば、かなりの範囲を切っていた。

 道路を塞ぐ竹は移動させた。夏が終わったら、集めてまとめて燃やそう。

倉庫テントの限界点

 ここのラボリエは自分で保有している、ということで、いろんなモノを置きっぱなしにできる。そのための倉庫を、約2年前につくった。

 倉庫といっても、設置したのは、自転車置き場用として販売されていたテントだ。

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 ここに入れていたのは、これらの物品。

  • 草刈機、草刈機の燃料、鍬、トンボ、スコップ、穴掘り器等の農具
  • 除草剤、殺虫剤等
  • ケトル、キンドリングクラッカー、ハンガー等の焚き火用品
  • LEDライト、電気殺虫機等の電気器具
  • ブルーシート
  • 木材の端材(トイレ小屋の材料残りなど)
  • テーブル、チェア、ラックなど家具類
  • トイレ用品(非常用使い捨て紙パックなど)

 こうカウントすると、かなりの物品を保管していたと思う。しかも、きちんと保管できていて、雨に濡れて痛むということもなかった。

 ほぼ2年ほど使っていた中で、太陽にも当たり、雨ざらしでもあったので、テントシートにだいぶ痛みが出ていた。また、無理矢理に物品を突っ込んで、壁に穴が空いたりもしていて、限界が近かった。

 そんな中で、前回のキャンプの際、最後に扉のジッパーを閉める際に、「ビリッ」っと悲しい音がして、かなりの範囲で避けてしまった。

 ガムテープで補修したものの、付け焼刃にもならず。。。ここから雨が入り込むのが避けられなくなった。

 金属製の新しい倉庫を立てるか、、、しかし、草刈機が入るくらいの大きさになると、10万円前後という金額がしてしまう。

 同じものの買い替えも視野に調べると、なんと、シートだけでの販売がある。

 しかも、4,000円もしない。とりあえずこれは、シート買い替えで対応した方がコスパがいい。

 ベージュ・ブラウンの2色展開、せっかく買い替えるので、もともとのベージュから変えて、ブラウンを選択。届いたものを、今日は持ち込んだ。

テント内の補強

 テント生地が裂けた1つの理由は、中の物品が散らかっていたことだった。

 中には、何の仕切りもなかった。無造作に物品を入れていたため、モノが生地に当たって、本来の大きさよりも広がる方向に力がかかり、ドア部分を閉める際に、負荷がかかって裂けたのだ。

 そこで、物品を整理でき、かつ広がらないようにするよう、「木枠」をつくることにした。

 ちょうど、トイレ小屋づくりで余った端材がある。それらを組み合わせて、土台と、左右の枠をつくった。古いシートを外して、木枠を設置。

 奥の台には、濡らしたくないものを並べる。地面に直置きすると、土から水分が上がって湿ってしまっていた。ダンボールに入れたトイレ物品や、ブルーシートをなどを、ここに置いておく。

 下の横側の板は、物品のはみ出し防止に取り付けた。特に「鍬」などの農具が、シートを傷つけることがあり、それを防ぐ効果を狙った。

 他にも端材があったので、フレーム2段目にちょうどはまるよう、棚を作成。あまり重量があるものは載せられないが、電熱殺虫機など、軽くて絶対に濡らしたくないものを置けるようにした。

 そして、新しいシートを被せる。これでまだ、2年はもってくれると助かる。

 また荷物を入れなおして、閉めてみる。

きっとこの梅雨も、これで乗り切れるだろう。

休憩・スイカで水分補給

暑い!!!汗だくだ。

 日差しもあったので、だいぶ消耗した。適度に水分補給はしていたが、もっとがっつり摂りたい。

 木陰となる森に入って、近くのスーパーで見かけた、スイカとコーラでひとやすみ。

 このカットスイカは300円。お値段以上に、乾いた身体に沁みる。

 そしてコーラの炭酸が、喉で弾ける。

 ここでスイカを食べきったところで、朝から動き続けてきた緊張の糸が切れた。

 ・・・

 森の中で、ぼーっとする。

 ・・・

あれ、もうこんな時間!?

 気づけば時計はほぼ18時。もう陽がだいぶ傾いている。

 あと1-2作業したいことはあったのだが、とても、贅沢な時間だったし、また今度にする。

 さて、次は、、、7月に、竹を切り尽くしに来よう。