CAMP #64| 開所2周年記念キャンプ・中編

飯だ!お酒だ!宴会だ!まだ全員揃ってないけど・・・

食事の準備スタート

 Yくん&Yさんのカップルが、自動車の故障トラブルでまだ着いていないが、陽も暮れてきたので、食事の準備をはじめていく。

 Dさんは早速おつまみをつくりはじめた。ゴリゴリと、大根をすりおろしていく。

 その1品目がこちら。「アボカド&大根おろしのマリネ」。

 アボカド&大根の組み合わせが、こんなに合うとは。

 そして、使い込まれた大きいスキレットを取り出し、2品目。「ジャガイモと明太子のアヒージョ」。

 じゃがいもがホクホク。そして、このオイルも美味い。バゲットとともに頂く。

 そしてMonTanaは、汁物にとりかかる。

 メインは肉料理にしたので、魚介系でと、「イワシのつみれ汁」をセレクト。

このイワシ、スーパーで売ってなくて、市場で買ってきたんですよ。

 イワシのつみれは、スーパーでもう団子になったものも売っているが、今回はMonTanaのこだわりで、イワシをたたくところからつくったものだ。

 このイワシのつみれが、ふわふわで美味い。そして、旨味が深い。少し冷えてきたこの夕暮れ時に、身体が温まる。

 自宅でつくってきたマグロの生ハムも出して、少しずつ取り分け、チビチビと頂いていく。

メインの肉料理の仕込み

 そして私は、メイン料理の1つ、「阿波尾鶏のチキンレッグの炭火ロースト」を仕込んでいく。

 今回の鶏肉は、OUTDOOR MEAT MALLさんより提供頂いたもの。

 サイトはこちら → OUTDOOR MEAT MALL | 阿波尾鶏 豪快チキンレッグ

 チキンレッグがダッチオーブンに入らなかったのと、片付けも楽しようと思い、大きなアルミ鍋を2枚使う。

 チキンレッグは、事前に自宅で、塩麴と白ワインに漬け込んでおいた。これで味つけとともに、お肉が柔らかくなる。

 アルミ鍋の中にしいたホイルの中に、トマト、オリーブ、ジャガイモ、しめじを投入して、その上にチキンレッグを。ローリエとローズマリー、白ワイン・オリーブオイルとともに、茅乃舎の「洋風だし」を袋を切って粉をふりかける。

 アルミ鍋をもう1枚、上から被せて、クリップで固定する。

 それを、焚き火につっこんで、火のついた炭を上に置きつつ、グリルしていく。

 火の番は、Ya-manに任せた。

この薪、火のつきがよくないっす!煙も結構出ますね。

今回の薪は、あんまりよくないね。湿気ってるんだな。

 薪は、MonTanaがここの近所に見つけた薪屋から仕入れたものだ。広葉樹でとても質のいい薪だ。以前のキャンプですごい良いと感じていたのだが、今回はたまたま外れだったか。

 細く割りつつ、ついた火で乾かしながら、うまく焚き火していこう。これは腕が試される。

 チキンのグリルは、弱火でじっくり1時間程度、火を通していく。

 そして、メインはもう一品ある。

さて、クラウンローストつくっていくかー。

 どどん、と取り出したるは、仔牛のフレンチラック。

 こちらのお肉は、ネットショップで探して、見つけたものだ。

※提供しているお店は同じで、実際使用したものは1kgのもの。上記Amazonで販売しているものは600g。それくらいが丁度いいサイズかもしれません。

 クラウンローストという料理は、ラム肉でつくられることが多い。だが、ラム肉は難度が高い。新鮮なものは美味しいのだが、素人が扱うと、臭みが出てしまうことが多い。せっかくなら美味しいものを食べたいので、こちらのニュージーランドの仔牛骨付きロース肉を選んだ。

 真空パックから取り出し、ハーブと塩コショウをかけて、MonTanaにパス。

 MonTanaが、難しいオペに挑む外科医のように、このフレンチラックを銅線で編み上げていく。

この銅線、細すぎてなかなか通らないよー。

おお、もっと太いやつの方がよかったか。

 細い銅線の扱いが難しく、時間はかかったが、MonTanaは2つのフレンチラックを、クラウン状に編み上げた。そしてチェーンで吊るして、焚火の上に投入。

 この絵は、なかなか壮観だ。

 この料理は、初挑戦の「仔牛のクラウンロースト」。こちらも1時間から2時間ほどかけて、ゆっくり火を通していく。

全員集合&乾杯

 そうこうしているうちに、Yくん&Yさんが到着。

 時刻は18:30ということころ。あたりはもう真っ暗だ。

すいませんー!遅くなりましたー!

よく来てくれたねー。故障した時点で、諦めるかと思った笑

実は、諦めそうになりました笑

 初めましての組み合わせもいるので、軽く自己紹介。

 何はともあれ、全員揃ったので、まずは乾杯しよう。

 各自少しずつ飲み始めていたが、ここはDさんが持ってきてくれたスパークリングワインで。

今日はありがと~!かんぱい~!

 Yくんたちの道中の故障話も聞きながら、おつまみを頂きつつ、本格的に飲みはじめていく。

(Yくん)あ、これ、お土産っす!

 彼の故郷より、愛媛のミカン。なかなかの量、きっと全員でも食べきれないだろう。

 ・・・

 そういえば、天気予報では、夕方から雨予報になっていた。

 最新のレーダー情報を見ても、早ければあと1時間後くらいに雨雲が到達する。

先に、Yさんたちも、テント立てた方がいいかも。雨が降る前に。

(Yさん)そうだよー、早く準備しようよ。

(Yくん)ノド乾いたし、移動で疲れたし、もう少し飲ませてよ。ま、俺運転してないけど。

(Yさん)雨降っちゃうよー。

(Yくん)大丈夫!雨降っても、必ずやるから!

 夫婦漫才のようなやりとりがありつつ、雨の気配も感じたので、Yくんは渋々、準備をはじめた。

 彼らのテントは、DDタープをシェルターとして組んだもの。最もシンプルだ。

雨の中の晩餐

 ほどなくして、雨が降り始めた。

 MonTanaが直前に用意してくれたSnowpeak・ヘキサエヴォの焚火タープのおかげで、雨の中でも、この人数が濡れず、かつ焚火を楽しむことができる。

 いよいよ、仕上がっていくメイン料理を頂いていこう。

<後編に続く>