宴もたけなわ。メイン料理を頂こう!
メインの肉料理をサーブ
まずは、阿波尾鶏のチキンレッグから。
チキンはふわふわで、ちょうどいい焼き加減だ。焚き火の火加減を見つつ、位置を適度に調整してくれていたYa-manの功績だ。
チキン、トマト、しめじの3つから、異なる旨味が出てくる。それを吸ったジャガイモと、オリーブの酸味、ハーブの爽やかさも合わさって、とても美味しいヒトサラに仕上がった。
とはいえこの料理は、今までつくってきた料理の延長なので、そこまでチャレンジではない。
もう1つの肉料理が、まさにチャレンジ。どう仕上がったか。
こちらも、吊るし始めたときとは違い、表面が焼け、いい焼き色になってきた。
途中で火に近づけたり、遠ざけたり、逆さまにしたり、戻したり。じっくり火を通した。
それを火から下ろして、銅線を外していく。
さて、切り分けるよー。
さくさくと、MonTanaがナイフで骨と骨の間を、切っていく。
さて、頂きますか。
表面の香ばしさと、中のお肉が柔らかさ。骨のまわりの旨味も出て、これは美味い。
人数も多いので、一瞬で無くなった。
酒宴の夜も更けて
Nacksが調達してくれたスナックを頂きつつ、まだ少し残った料理をつまみつつ、お酒を頂いていく。
仔牛のクラウンローストをつくりあげたMonTanaも、これで酒飲みアクセルを踏む。
あ、うちも、おつまみつくります!
Yくんはそう言って、まな板と包丁を取り出した。
そして、取り出した魚を捌き始める。
水道のないこの地で、魚を捌こうという勇気。なかなかだ。
つくったのは、「なめろう」。
ちょっと生姜が強めで、この時間帯、お酒のアテにちょうどいい。
ここからは、完全なるお酒タイム。それぞれが持ってきたお酒を飲み比べ。
ここの開拓してきた当初の写真を、Dさんに見てもらったりする。
ここ最初は、水路渡れなくて、道路側からは来れなくて、裏から回ってたんですよ。
竹も、たくさん切りましたし、このへんのは根元から抜きましたよね。
抜くのにコツ掴んでからは早かったですね。横に繋がっている根を見つけて切るという。
最初、そんな状態だったんで安かったんですけど、ここ、●十万円で買ったんですよ。
今のこの状態なら、それより高く売れますよ。欲しいって人、たくさんいそう。
そんな話をしているうちに、焚き火の前で、Ya-manが寝落ちした。
オススメのキャンプ場や、人気のキャンプ場の予約の取り方など、キャンプの話も広がる。
私も、少し疲れが出てきて、みんなの話をゆっくり聞いていた。気温は少し下がってきたが、焚き火のおかげで暖かい。
・・・
深夜1時を過ぎたあたりで、Ya-manが目覚めた。
寝てたの10分くらいですか?
いや、1時間は経っている。
そして逆に、私は限界を迎えた。
俺、そろそろ寝ますー。
少し眠って元気になったYa-manの代わりに、先にテントへ。
Ya-manが、サッカーの話をし始めた。ワールドカップ、盛り上がったしな。その話を、ラジオのように聞きながら、寝袋に入って眠りについた。
朝から「ラボリエ」
朝は、すっきりと起きられた。みんなより早めに起きたのがよかったか。夜通し降っていた雨も、すっかり止んでいる。
みんなもパラパラと、起き始めた。
少し時間が経つと、日差しもでてきた。今日はギリギリ乾燥撤収もできるかもしれない。
昨夜は、それなりにお酒を飲んだ。日本酒3本、焼酎2本、スパークリングワイン1本、コカレロ3分の2、というところ。
コカレロを持ってきたYくんと、Ya-manとでだいぶ盛り上がっていた。レッドブルで割ったり。
新しいエントランスサインの、上の屋根部分は、雨を防ぐことと、こうやって飲んだお酒を並べられるようにつくった。
とりあえずまずは、お味噌汁をつくる。
朝ご飯はどれだけ食べられるか、そもそも二日酔いでつくれるかわからないので、お味噌汁だけにしていた。もしお腹がすいたら、近所のコンビニへ行けばよい。
しじみ&豆腐&なめこの味噌汁。これが、飲んだ次の日の朝には効く。
Yくんが起きてきて、ノコギリを持って竹林へ入って行った。そして、竹を切り落とし、加工していく。
いやー、昨日遅れてきて何もできなかったんで、朝からがんばってみようかなと。
彼がつくろうとしていたのは、竹炊飯だ。キレイに竹を割った。
Yさんが、もち米と炊き込みご飯の素、そして水を、竹に入れていく。
やりたいと思って、なかなかやれていなかった、竹炊飯。
竹が丸くて、転がってこぼしたりのトラブルはありつつ、蓋をして、焚き火にかけていく。
転がらないように、安定させるのは課題になりそうだ。
そして、蒸らした後、みんな注目のオープンの瞬間。
蓋をあけると、湯気がふわっと。いい炊き加減だ!
これが美味い。もち米で炊いたので、おこわだ。モチモチしていて美味い。大成功。
これだけ飲んだ次の朝に珍しく、どんどんお腹に入る。
こんな朝から、私は何もしていないが、新しいことへのチャレンジと、その美しい成功を見ることができて、まさにラボリエのコンセプトが体現されている幸せを感じた。
そして食後に、古いラボリエのエントランスサインを燃やしていく。これで3年目に向けて、一区切りだ。
食事をしたあとは、みんなそれぞれ撤収作業をして、片づけていく。
最後にみんなで記念撮影。今回も、いいメンバーと、いいキャンプでした。また集まりたい。