CAMP #66| 冬の気ままなソロキャンプ①

自由気ままなソロキャンプを楽しもう!

好きなときに好きなだけ行くソロキャンプ

 12月の年末から1月、2月にかけて、3回のソロキャンプに行った。全て、「今週末行こうかな」と直前に決めたもの。天気予報を見ながら、日程をズラしたものもある。

 出発時間も、帰宅時間も、その時々に合わせて。そんな自由に行けるソロキャンプは、何も気を遣わず、癒しになる。

 また、この3回を通して、新しく入手したキャンプギアを試しつつ、ソロキャンプのスタイルを整えていった。そんな3回のキャンプ、順に記録していく。

 そんな1回目は、①コンパクトなサイト、②焚火の楽しみ方 の2つが整えテーマだ。

整えテーマ① コンパクトなサイト作り

 このキャンプ場は、1人で使うには広い。ただ、全て自由に使えるので、いつも広く配置して、キャンプ中に歩く距離が多くなり、疲れてしまうことも多い。なるべくコンパクトに、できる限り歩かなくて済むように、ズボラなサイトをつくりたい。

 ヒルバーグのアラック2の位置を決め、なるべくテントの近くへ、チェア・テーブルを並べていく。

 特に、ギアを減らすという意図で、テーブルはT.G.Fと、DIYしたコンテナのみ。これで料理するには狭いかも、と思いつつ、試してみることに。

 そんな夕食は「すき焼き」。私のソロキャンプでの定番だ。

 材料を切って、焼く&煮るだけなので、とても楽だ。

 チビチビとお肉や野菜を食べつつ、日本酒を頂いていく。そんな今宵の日本酒は、大分県・中野酒造の「ちえびじん 純米吟醸 愛山」。口に含んですぐは、柔らかな甘味。そして後味は、吟醸らしいすっきりさもある。総じて、旨い。

 歩く距離は、だいぶ減った。特に、料理のタイミングで、道具や食材をあっちこっちに取りに立つことが減った。

 課題は、やっぱりテーブルがちょっと狭いこと。ソロとはいえ、料理を楽しみたい私のキャンプでは、もう少し広い方がいいようだ。

整えテーマ② 焚き火の楽しみ方

 そしてもう1つ、焚火の楽しみ方を探索してみたい。今回は3つの焚火スタイルを楽しんでみた。

 まずは、焚火台。年末の抽選を経て購入できた、サンゾー工務店の「Rodan」。こちらに初火入れ。

 ここには、焚き火場があるのだが、せっかく購入できたので、試してみたいという欲が出た。

 コンパクトに収納できる焚火台なのに、組み立てると、安定していて大きな薪も燃やせる。特にこの「ハンゲツ」=半円形のスタイルは、「自分のための焚火」という感じがとても心地よい。

 次に、「スウェーデントーチ」を試してみる。先日切ったコナラの木を、チェーンソーで十字に切れ込みを入れ、火をつける。切ったばかりの木で乾燥していないからか、なかなか着火しなかったのだが、少しの時間燻ぶった後、盛大に燃え始めた。

 ケトルでお湯を沸かしつつ、この火を楽しむ。

 最後に、このスウェーデントーチがだいぶ燃えたタイミングで、いつもの、焚き火場「Orio」でのキャンプファイヤーへ。

 気温も下がってきたが、ほかほかと暖かい。

 薪を乾かすためにも、まず火力を大きくして、火を落ち着けていく。

 そんな、3つの焚き火を楽しんでいたら、夜が更けていった。

 改めて、焚き火をするにあたって重要なのは「風向き」だと気づいた。今日は時間が経つにつれ、南風 → 無風 → 北風 と変化した。 サイトを、焚き火場の北側に配置したため、もし序盤に焚き火場で火を熾していたら、煙や灰を被っていた。南風のときは、Rodanで位置をズラしたのがよかった。

 基本は焚き火場で楽しむのが基本だが、風向きが悪い時には、焚火台でズラすのがよいと学んだ。

真夜中の来訪者

 焚き火が落ち着いて、日本酒もほぼ飲み終わって、就寝。

 熟睡して全く気付かなかったのだが、深夜に、野良猫が来訪していた。

 テーブルの上に乗ったりしながら、恐らく食料を探していたのだろう。寝る前に片づけていたので、収穫は特になく、彼(もしくは彼女)は、すぐに立ち去った。

 そんな夜は、星空が綺麗でした。