CAMP #81|道志の森で紅葉狩りソロキャンプ 

道志の森へ、紅葉観賞に行こう!

短い秋の紅葉狩り

 今年の夏は、長かった。10月になっても暑い日が続き、11月になってようやく涼しくなってきた。

 ラボリエでは紅葉する落葉樹が少ない。夏が酷暑の影響か、その紅葉樹は早めに落葉してしまった。そのため、紅葉を楽しむことができない。

 紅葉の綺麗なキャンプ場へ行きたい。楽しめないと、逆に楽しみたい、と思うようになる不思議。

 選んだのは、山梨県道志村の、「道志の森キャンプ場」(公式サイト)。

 さて、行こう。

紅葉を楽しむサイトレイアウト

 現地に到着して、サイト設営。

 最近考えるのは「引き算」が重要ということだ。「やりたいこと」をたくさん詰め込んでも、それに追われて、あっという間に終わってしまう。「しないこと」を考えて、時間をゆっくり使うことが、キャンプをより豊かにすると考えるようになった。

 今回、引き算することにしたのは「焚き火」。焚き火は楽しいが、焚き火台などのセッティングと、その後の灰などの片付けは、それなりの手間がかかる。道志の森は、ゴミ持ち帰りなので、灰の処理も必要だ。

 とはいえ、もう冬に近い季節なので、夜は0℃近くに気温が下がる。シェルターに籠るスタイルで、ストーブを使うことにした。

 選んだシェルターは、サバティカルのギリア。紅葉を観られる位置に立てる。

 サイト内のレイアウトはこんな感じ。これはほぼいつも通りだ。

 そのシェルターに、ストーブを設置。センゴクアラジンのガスストーブ。石油ストーブや薪ストーブと比べて火力は弱いが、1人で暖まるには必要最低限、働いてくれる。

冷凍食品で手抜きランチ

 お昼ご飯は、こちらも手抜きすることにした。ただ、寒いので温かい食事がいい。

 そこで、冷凍食品の「家系ラーメン」を。

 これは、鍋に入れて温めるだけ。あっという間に完成。

 いただきます。

ブルーモーメントと紅葉

 

 午前中から昼にかけて設営し、ラーメンを食べ、午後はひたすらゆっくりした。陽が落ちてきたタイミングで、紅葉をライトで照らし、夜景撮影の準備を。

 あたりが、青くなっている。ブルーモーメントだ。紅葉の暖色と、それ以外のブルーが美しい。

 と、撮影をしているうちに、すぐに真っ暗に。ブルーモーメントは、10分程度しかなかった。

ルーティンのソロすき焼き

 夜ごはんは、どうしようか迷った。

 結局、いつもソロで選んでいる、ルーティンの「すき焼き」を。

 道志の森は、止水期間に入り、洗い場が使えない。食器は、終わったら最低限ふきとって持ち帰れるよう、最低限だけ使う。

 今回のお肉は、黒毛和牛のリブロース。たまたま半額だったのだが、贅沢だ。

 そしてそれに合わせるのは、栃木県・せんきんの「仙禽 UAコレクション <UAもみじ>」。

 紅葉に、もみじを合わせた。

真夜中のシアタータイム

 すき焼きが終わったら、かんたんに後片付けをして、レイアウトチェンジ。

 ギリアの中に、プロジェクターを設置する。

 シェルターに籠って、映画を楽しむ。

 気を付けなくてはいけないのは、音量だ。

 再生しながら外へ出て、シェルターの外にも音が漏れていないか確認する。この道志の森は、サイト横に川が流れており、その水の音で、いろんな音が消される。必要最低限の音で、楽しむようにする。

 今回観たのは、前回のシアターキャンプでも観た「BLUE GIANT」と、学生時代に観た岩井俊二監督の「LOVE LETTER」だ。この映画は、学生時代に映画制作の教材として観たものだ。カメラワーク・構図が美しく、またサウンドトラックもいい。久しぶりに観たのでストーリーを思い出しながら、その画の美しさに酔いしれる。

 

 映画を2本見て、今日のキャンプは終わり。

 翌日は、早々に片づけて、帰路へ。

 

 今回のキャンプは、紅葉も楽しめる、いいキャンプでした。また来たい。