みんなで火を囲んで、食事もできる焚火場が欲しいな。
焚火場のイメージ
焚火を大切な仲間と囲んで、食事をし、お酒に酔う。それは、幸せの時間。
ただ、12月にグルキャンをしたときに、テーブルレイアウトに苦戦をした。焚火を囲むから、大きなテーブルが1つあっても、そこに手が届かない人がいる。小さいテーブルやコンテナを、各自の横に置いた。
どうしても、ちょっと雑多な感じになってしまう。
この場に合う、焚火場と、テーブルが欲しい。
焚火テーブルは、既製のものもある。それらは、焚火をぐるっと囲むようにデザインされている。ただ、「焚火台」を使うことが前提だ。焚火の位置が高いので、間にテーブルがあっても、火熾しや薪の出し入れができるようになっている。
ここでは、直火を前提としている。位置が低いので、テーブルをぐるっと囲むと、火熾しや薪の出し入れが難しい。そして、焚火と人との間にテーブルがあると、火との距離が遠くなってしまう。
焚火との距離が近いまま、手を伸ばしたところにテーブルがある。そんなデザインを考えたい。
まずはつくってみる
ぼんやりとしたデザインのイメージはあるが、確固たる設計ができているわけではない。何がいいのか、どのようにつくればいいのか、ヒントが欲しい。
こういうときは、試しに手を動かしてみるに限る。つくりながら、考えてみよう。
まず、ワンバイ材をホームセンターで購入。一番お買い得な既製の長さ、6フィート(1820mm)を買い、半分に切る。91cm。テーブルの長さとしては、これでちょうどいいかな。
そして、木材の幅は、1×4と、1×6の2種類を準備。
91cmの2種類の幅の木材、これの角を切り落としてみる。
1×4は、チャコールブラック、1×6は、ライトオークで塗装。そして並べ、対の2枚をボンドで接着。背面を、2枚を繋ぐように鉄板でねじ止めして固定。
あ、イメージと近い。
45°と60°の誤算
ここで、2セットをいろいろ並べてみた。おぼろげにイメージしていたのは、既製の焚火テーブルでもある、六角形だった。
でも、並べてみたら、四角形になりそうな感じ・・・。
それもそのはず。角を45度で切り落としたからだ。
60度で、切らなきゃいけなかった・・・。
大きなミスだ。こんな初歩的なところで、躓くとは。もう一度、60度で作り直すか、さて、どうしようか・・・。
冬の星座からの着想
ミスのショックもあったので、ここで一旦、作業はストップ。
少し離れて、前回のキャンプの写真を見ていた時、ふと、目についた。
オリオン座、綺麗だったなぁ・・・あっ!
オリオン座の形。3連星を中心に、4方向に広がる形。
同じく、焚き火を中心に、4方向に広げてみたらどうか。大雑把に、スケッチしてみる。
上からの図。焚火を囲むのは、レンガだ。
斜めからの図。レンガ積みが2段で高さが十分かはわからないが、低ければ、もう1-2段積んでもいい。
人は、このテーブルの間に入る。このデザインならば、火との距離は近く、一方、隣の人とのソーシャルディスタンスも確保できる。このご時世でのキャンプには、いいかもしれない。
メンバーにも、意見やアイディアを求めてみる。
木のテーブル部分を内側に入れると、燃えるかもですね。
そこは外に出したらどうでしょう?
確かにそうだ。レンガの積み方を工夫して、火に触れないようにする必要がある。
あとは現地で!
だいたいの方向性は決まった。次はレンガのサイズをみつつ、組みながら、試行錯誤してみたい。自宅で、テーブル天板をあと2つ追加し、合計4枚つくって、車に積み込んだ。
あとは、現地で、試してみよう!
<続く|後編はこちら>