ランチ休憩して、橋を組み上げていこう!

春のランチ休憩

前編はこちら

竹の資材の仕込みも終わった!橋を架けよう! これまでの経緯  ラボリエのキャンプ地までには、水路があり、道と隔てていた。  その幅を測ると、土手と土手の間が、約5メートル。きちんとした橋を造ることも考えたが、ここ[…]

 午前に土手と資材の準備ができたので、午後に組み立てをしたい。その前に、ランチを。

 私は、みんなが作業している最中、食事の準備を。

 1品目は、スープを。ダッチオーブンで、新玉ねぎ&ミニトマトを無水調理し、水分を出す。そこにベーコンと、柔らかい春キャベツを投入。チキンコンソメとコショウを入れ、温めて、春のスープが完成。

 2品目は、サンドイッチ。Cap.先輩が、こだわりのハムをつくってきてくれた。

これは、厚切りでOKですよ!

 そう、私には、ローストビーフをステーキ並みの厚切りにした過去がある。

 そのハムを、厚切りに切っていく。ハーブとニンニクの香りが、食欲をそそる。断面も、いい色をしている。このままかぶりつきたいくらいだ。

 そして、そのハムをCap.先輩が、バーナーで炙る。

 淡いピンク色の断面が、茶色くなっていく。肉の焼けた香りが、周囲に溢れる。

やばっ!うまそう!

 このハムと、チーズ・レタス・キュウリ・マヨネーズを、Solの奥さんが探してきてくれたパンで挟み、サンドイッチの完成。

いただきます!!めっちゃ美味い!

 みんな、かぶりついて食べる。まさに絶品だ!!ハムの旨味、パンのほろ苦さと食感、チーズや野菜とも合う。だいぶリッチなカフェの気分。

 食後には、珈琲を淹れる。

 ここでまったりしたいが、今日は、橋づくりにメドをつけたい。食休みもほどほどに、みんな、作業に戻る。

聖剣(?)で杭を打つ

 まず、整備された土手の両側に、杭を立てる。まずは穴掘り器で地面を掘ってから、打ち込んでいく。

杭を打てる、大きなハンマーって、ないよね。

ハンマーはないね~。切った木を、うまく使ってやるしかないかな。

エクスカリバーが、ありますよ!持ってきます!

 エクスカリバーとは、道をつくる最中に切った細めの木の、節のある切れ端だ。以前のキャンプでこれを使い、薪割りをしたときに名付けた。細いが、かなりの重さがある。

 エクスカリバーで、ガンガンと打ち付けていく。杭が、どんどん沈む。ここにあるモノを使う。いいことだ。

 ただ、喩えるならば、アーサー王が持つエクスカリバー(剣)というよりは、北欧神話に出てくるトールハンマーの方が、近かったかもしれない。しかしここでは、この杭打ちのハイテンションで盛り上がり、誰も突っ込まない。それも良し。

いよいよ橋を架ける

 そして、塗装した角材と、油抜きした竹を並べる。 

 この上に、コンパネの板を乗せる。この時点で、人が歩いて渡れるようになった。

 コンパネと角材は、穴を開けて、ロープで繋ぐ設計。この橋の設計は、金属の「釘を使わない」というコンセプトだ。

 ここでトラブルが。コンパネはドリルですぐに穴を開けられたが、角材の方が、なかなか穴が開かない。ドリルが途中で止まってしまう。ドリルビットの刃が欠けたことと、電動ドリルがオーバーヒートしてパワーが落ちたのが要因だ。私が、またホームセンターへ替えのドリルビットを買いに走る。

 その間、並べた竹を、長さを合わせて切っていく。乾燥し油抜きした竹は、ものすごく硬い。なかなか切れない。

これ、カタっ!全然切れん!

 ドリルでの穴あけは、電動ドリルが回復せず、今日は諦めた。でも、これでも十分に安全に渡れるようになった。杭にロープを通して、今日は、終了。

 Juniorが走って渡るが、びくともしない。

 橋の完成までには、あと一歩。次は、また来て、ロープの整えや、台車が通れるように細かい整備をしていこう。

<後編に続く>