安全に持ち運べるウォータージャグが欲しい!
今まで使っていたジャグ
ウォータージャグ。普通のキャンプ場では、水場からサイトに水を持っていくというの使い方が基本だ。自動車に載せるときは、空っぽにしておくので、折りたたんで小さくできるタイプを使っていた。
ダイソーの、300円と500円の2タイプ。安くて、使い勝手がよかった。
ただ、ラボリエでは水場がなく、自宅で水を入れて、車に積み、持っていくというパターンになった。その時、車の中で漏れているケースが多発した。
運転中の揺れで、蛇口などから漏れてしまうようだ。バケツに入れて運ぶようにしたが、到着時点で、10~20%漏れてしまう。また、漏れることを考えると、車で積載する場所も気を遣い、どこに積もうか悩むことになった。
車で運んでも、漏れないジャグが欲しい、ということで、探し始めた。
ジャグの候補
ジャグを探していくと、いくつか候補を見つけた。例えば、これらの商品だ。
ミンテージのジャグはおしゃれだが、上蓋が密閉固定されていない。運んでいる時に、車の揺れで上蓋から水が漏れるかもしれない。
スタンレーやイグルーは、運ぶ時の安心感がある。が、保冷機能として、厚みがあり、水の容量以上にサイズが大きい。今回、保冷は必要なく、サイズが大きくなるのは避けたいところだった。
そして、一巡して、ポリタンクが良いという結論に。ポリタンクも、キャンプ向けにアースカラーのものも出てきている。
容量も、選択肢がいろいろある。
今までの使用実績を振り返ると、実は2~3リットルあれば十分だった。飲料用には、2リットルのペットボトルを1本買っていく。それ以外に、手を洗ったりするのに、だいたい最大3リットルあればいい。
それを考慮し、4リットルのサイズを見つけて、それに決定した。そして、使いやすくするために、蛇口もセットで購入。
ポリタンクをDIY加工
ポリタンクのキャップに穴をあけ、蛇口を取り付けていく。
蛇口についていたパッキンが、キャップ外側は大丈夫だったが、内側には大きくて入らなかった。内側は、パッキンの外径を少し切って入れ込んでみた。
※これでもよかったが、後日、この径に合うパッキンを購入し、付け替えた
蛇口付きキャップを取り付けて、水を投入。よし、漏れないぞ。
そして、蛇口をひねる。
よし!水が出た!・・・あれ、止まった。
予想はしていた。空気が入らないから、水が出てこないのだ。
ネットでいろいろ探して、空気穴を付ける方法を見つけ、やってみることにした。
空気穴をアドオン
揃えた材料と、器具はこちら。
① SPA-C 樹脂ねじ(RENY/六角穴付きボルト) SPA-M8-15-C
ねじの呼び M8、長さL 15mm、寸法L1 8mm、ピッチ 1.25mm
モノタロウで購入
② ドリルビット 6.9mm
アマゾンで購入
③ SKSハンドタップ
ねじの種類 M ねじ径 M8、ピッチ 1.25mm
モノタロウで購入
④ パッキン(直径6mm程度のもの)
※家にあったストックで
まず①の樹脂ねじに、横に穴をあけ、ねじの下からその横穴まで穴をあける。
ねじの中で、T字で穴があいているイメージだ。ここで使うドリルは、適当な細さのもので。そして、④のパッキンをネジの奥まではめ込んでおく。
次に、タンク本体に、②の6.9mmのドリルで穴をあける。そして、③のタップで、ねじ穴を切る。
このネジ穴に、T字のドリル穴をあけた樹脂ねじをはめ込む。
このネジを緩めると、穴が出てきて、空気が抜けるという仕組みだ。
いざ、実使用!
ポリタンクに水を入れ、ラボリエまで、車で運んでみた。全く、漏れはない。
また、四角形の形状なので、車の中での収まりも良かった。
そして、空気穴を緩めて、蛇口をひねる。
水が出る!そして、出続ける!止まらない~!
成功だ。
ポリタンクそのものは安かったが、蛇口、器具などでそこそこお金がかかってしまった。ただ、ポリタンクの色やサイズを変えたくなれば、すぐ作ることができるようになった。
ねじ穴の切り方も覚えたし、いいDIYでした。