CAMP #14|ひな祭りデイキャンプ・前編

ひな祭りって、真面目にお祝いしたことないな・・・

季節の移り変わり

 私には、弟がいる。男兄弟だ。そして、従兄弟にも、女性はごく少ない。そのため、小さいころから、家族でひな祭りをお祝いすることはあまりなかった。

 ラボリエでの活動を初めてから、より、季節の移り変わりを感じられるようになった。当たり前だが、都市で、暖房・冷房がきいたところにいるより、寒い・暑いがわかる。また、1つの場所に通うことで、気温だけでなく、花が咲いたり、紅葉したり、夜空の見え方が変わったり、環境変化もわかりやすい。

 そういった日本の四季、季節の移り変わりとともに、節目のイベントもうまく楽しめたら、と、ふと思った。

 ひな祭りも、せっかくなので、祝ってみよう。

ひな祭りといえば

 ぱっと思いついたのは、お雛さま。

 お雛さまはもちろん持っていないし、それを飾るために、ひな人形を調達する、ほどでもないなと思った。そこまでがんばったら、きっと長続きしない。

お菓子がいいんじゃない?
お雛さまのお菓子が、いろいろ出てるよ。それを飾ったら?

 と、女性陣のアドバイスをもらい、仕事帰りに、デパ地下へ。残業で遅くなり&デパートも時短営業中なので、ギリギリ閉店10分前だ。

 過去に、まともに探したことはなかったが、いろいろある。お雛さまの形をした、クッキーやケーキ、お餅などなど。

 5分で一通り見て、その中で、砂糖菓子のものに決めた。

 そして現地へ。

ひな祭りのテーブル飾り付け

やっぱり、桜餅があるといいんじゃないですか?

 今日は、メンバーのSolと、その奥さんに一緒に来てもらった。買い出しのときに、スーパーのひな祭りコーナーで、そんな会話に。

道明寺の方が、好きなんですよね。

ん?道明寺?

 桜餅には、関東を中心とした「長命寺」と、関西の「道明寺」の2種類ある、ということを、初めて知った。この発見だけで、今日を企画した意義がある(!?)。

 ただ、ここは千葉県。品揃えが、長命寺9割、道明寺1割。少ない在庫から、道明寺を選ぶ。

テーブルレイアウトは、妻に任せましょう。

 買い出しから戻ってラボリエで、私がレイアウトをうーんうーんと悩んでいると、Solから提案が。

 確かに、ひな祭りは女の子のお祝いだ。お願いしよう。

 お雛さまの砂糖菓子と、金平糖。

 そして、道明寺の桜餅。

 テーブルに、順にならべていく。淡い、春らしい色。

 なんとなく、春の香りがする。

よし、食べよう。

 一通り眺めたら、食す。お祝い、といいつつ、ただ、食す。

 ・・・甘い。甘いなぁ。

祭りのあとの開拓

 今日は、がっつり開拓をする予定はない。でも、来たら、少しやりたくなる。

 抜いたり、切ったりした竹が、周辺部に積みあがっている。今日は、それを燃やして処分していこう。

 広場の中央にレンガと土で枠をつくって、枯れた竹を組み、着火。

 いい具合に、燃える。竹をよく見ると、表面に油が浮き上がっていて、それが燃えている。燃えるのにつれて、竹を枠の真ん中に寄せていく。

 Solの奥さんにも、お手伝いしてもらう。この夫婦は、キャンプしたり、登山したり、アウトドア慣れしている。奥さんはラボリエは初訪問だが、楽しんでもらえているようだ。

 火力が強くなりすぎないよう調節しつつ、竹を追加して、どんどん燃やす。・・・と、だいぶ燃やしたが、まだそこら中に竹は残っている。

 ただ、お昼も近いので、燃やし切って、ここで打ち止め。

 さて、おなかも空いたので、ランチにしよう。

<後編に続く>