LABOLIERに無数に生育している竹。この竹は我々のキャンプ開拓における強大な敵である。しかし、我々は竹を資材として活用したい。そこで、伐採した竹の耐久性を向上させるテクニック”油抜き”を実践してみた。本コラムでは結果を報告する。
ウエスを準備
前回のコラムで紹介した原始的な乾式法による油抜きに挑戦してみた。具体的には、竹を直火で炙り、表面からにじみ出る油分をウエスで拭き取る方法だ。作業には大量のウエスが必要だ。ウエスはAmazonで調達することにした。
ねえ、みんな。ウエスを購入するんだけど、200枚買ってもいいかな?
おお。50枚で十分じゃない?200枚は多いかも(笑)
竹1本に対して贅沢に使ったとしても4〜5枚だから、50枚で足りそう。もし、足りなかったらホームセンターに買いに行けばいいんじゃないか?
余ったら、雑巾にすれば良いかと・・・(汗)
いや・・・多いっすね・・・
でもサイズはちょっと小さいんですね。
んじゃ、100枚にしようか。(ポチッ)
焚き火で炙って、皮を剥く!
事前に直火による油抜きの方法を調べたが、具体的なやり方を紹介しているようなWebサイトは見当たらなかった。つまり、実践あるのみ!焚き火で竹を炙ってみよう。
まずは、竹を豪快に炙ってみよう。この作業はとても暑く、真冬なのに半袖で作業することになった。火の暑さにジッと耐えながら表面を炙り続けると、表面から油らしきものが浮いてきた。これをウエスで拭き取ってみる。この作業をひたすらに繰り返す。その結果、深い緑から淡い緑になった。淡い緑になってから、さらに炙ると、竹の表面が焦げてしまった。ここが限界だということを理解して、ひとまず試し作業を終了した。
それでは、要領を掴んだので、作業を開始する!
炙る、油を拭き取る、炙る、油を拭き取る・・・・この作業をひたすらに繰り返すのだが、1本あたり何十分かかるのか・・・。このままでは日が暮れてしまう。また、中腰での作業は腰が痛い。
効率の良い作業方法は無いものか・・・
竹で作業台をつくりませんか?あと、焚き火台じゃなくで、直火に切り替えましょう!
ナイス!!
竹でフレームを2つ作り、焚き火(直火)を挟むようにして竹のフレームを配置した。焚き火の範囲も広げたので、二人同時に作業することが可能になった。結果、作業効率は劇的に向上した。
黙々と作業を続ける。ひたすらに作業を続けること、数時間が経過した。
10本、全部、終わった・・・。油抜き処理は完了だ。あとは、天日干しによる乾燥作業だな。
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(2週間が経過)
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天日干しをして、2週間後の様子がこちらだ。茶色に変色した箇所が油抜きをしたところだ。
竹の処理は完了した。あとは、橋をつくるのみ!