開拓コラム|竹の種類

 日本の竹のほぼ90%が、孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)・淡竹(ハチク)で占めていると言われている。この開拓コラムでは、これら3種類の竹の見分け方を紹介したいと思う。

竹の種類は3種類

 日本の竹は、孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)・淡竹(ハチク)の3種類の竹で占めていると言われている。農林水産省が”竹のおはなし”という解析記事を公開している。詳しく解説はそちらを参照して欲しい。

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_01.html

農林水産省, “特集1 竹のおはなし” aff, 2013年1月号

 孟宗竹は真竹や破竹と比べると、比較的に区別が簡単である。特徴としては、1)直径18cm程度を大型な種類の竹である、2)節には環が一つあり、節間が非常に短く、材質部は厚い。つまり、建築資材として適していると言える。

 真竹は、1)節には環が2つあり、節間が長く、材質部は薄い、2)弾力性があるといった特徴を有している。建築資材だけでなく、竹細工などの工芸にも利用される。

 破竹は、節には環が2つあり、細く割りやすいといった特徴を有する。茶筅(ちゃせん)などの茶道用具に利用されている。

Labolierに生息している竹の正体は!?

Labolierの土地に生息している竹は、どのような種類なのだろうか?見分け方としては、節の環の本数に注目すれば良いということがわかった。孟宗竹や真竹だったら嬉しいんだけどな・・・

節の環の本数は、2本あるように見える。真竹か破竹のどっちかな?

こっちにタケノコが生えているよ!

竹の子

穂先が黒いね。破竹は緑色をしているから、これは真竹で間違いなさそうだ!

 節の環の本数だけでは、うまく区別できなかった。最終的にはタケノコの穂先の形状や色をみて、真竹であると判別した。Labolierの竹は建築資材として活用することを考えていた。資材に適した真竹であることが確認でき、安心した。

 なお、余談であるが、採りたてで新鮮なものにはエグみがほとんどなく、そのまま刺身として食べても美味しいようである。来年にでもチャレンジしたい。

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