緑に映えるタープが欲しい!
今回、新たにCAMP on PARADEの「タープ」をオーダーで購入。選んだ経緯や、オーダーの流れ、使ってみての感想を記しておきます。
タープの生地チョイス
購入したタープの商品サイトはこちら。サイズと、カラーリングを選ぶことができる。
他にも、生地は「パラフィン帆布」と「ベンタイル」が選べる。
まずは生地見本を取り寄せて、検討することにした。
ポリコットンは、ポリエステルとコットンの混紡。サラサラで柔らかい。カラーは12色から選べる。
パラフィン帆布は、蝋をしみこませた帆布。ざらりとした質感だ。カラーは8色。
ベンタイルは、コットンを超高密度に編み込んだ生地。もともとはパイロットの軍服用につくられ、耐水性に優れ、海に墜落しても濡れるのを遅らせる効果があったそうだ。サラサラだが、生地感がしっかりしている。選べるカラーは10色。
この中では、ベンタイルが価格は高いが、質感としては最も良いと感じた。タープが張られた写真もInstagramなどで調べたが、シワやタルみがなく張られているものが多かった。
ここで、カラーの組み合わせを検討してみる。今回、メイン色で考えていたのは「ホワイト」だ。最近は、シェルターもチェアも、白を基調にしている。
そこで、各生地、白とカラーの合わせをいくつか試していて、気になる色があった。「ライトベージュ」と「サンド」だ。パリっと違う色で合わせるのもいいが、白からの微妙なグラデーションも綺麗だと思った。
この色をうまく使って、薄いグラデーションにしたらどうかと考えた。
パラフィン帆布とベンタイルのカラーでは、この薄いグラデーションができない。3色目が、より濃いブラウンになる。
ここで、生地をポリコットンにし、色も決定した。
配色のシミュレーション
この3色を、1:1:1など等間隔にしてもいいが、もう少し遊びを入れたかった。白:3、ベージュ:2、ブラウン:1、のように、カラーの濃さに合わせ、幅を変えてみよう。
一番濃いサンド色は、なるべく細い方が良さそうですね。
いくつかのパターンを試してみる。3DCGにして、見え方もシミュレーションしてみる。
幅があるとベージュ色の主張が強いが、細いと幅の違いがあまり見えない。これで、幅は決まった。
ここで、CAMP on PARADEのWEBサイトから注文しようと、改めて説明文を読んでみると、「色の幅は、1m単位となります。」と記載がある。
これは困った。1m単位では、アシンメトリーにならない・・・ここは1回、ダメ元で相談してみよう。
こういうの、50cm単位になりますが、できませんか??
追加料金がかかりますが、可能ですよ。
即時で、OKの回答を頂いた。その後、お見積りも頂き、発注させてもらった。
オーダーのときには、グロメットの位置も、指定できた。基本の4つ角+各辺の中央に加え、ベージュの切り替え部分にも追加をお願いした。ここにポールを立てたら、面白い張り方ができそうだ。
オレンジの点が、グロメットの指定だ。
色も、生地見本の写真をお送りして、改めて確認した。
納品は、1ヶ月ちょっと、というところ。さて、出来上がりが、楽しみだ・・・。
デイキャンプでの初張り
納品は、生地の入荷の関係で、発注から2ヶ月ほど経ったタイミングになった。また、その時点では、「真鍮製」の自在金具が追って納品、という形になった。とりあえず手持ちの自在金具で、張ってみる。
白が、真夏の緑に映える。そして、樹々の影がタープに落ちて、自然ないい模様になる。こちらは、「サンド」色の側だ。さりげない幅のバランスが、我ながら良い。
反対側から、こちらはベージュ色。幅が広いが、重たさはない。この色の微妙な違い、カメラで写すのが難しい。
そして、タープの下に。「白」のタープは、日差しを多少通すが、明るい。暑さも遮ってくれる。
涼しいですね!黒のタープだと、もっと暑いですよ。
タープのシワは、撲滅してね!
今回、アシンメトリーのタープということで、ポールも3本で、立て方もアシンメトリーにしてみた。形はシンプルなスクエアで、それなりのサイズ感があるが、カラーリングが特徴的なタープになった。
このタープのグロメット部分は、革で補強されている。こういう細かなところにこだわりが見える。
タープの下に、テーブルとチェアを配置した。デイキャンプということで、最小限で。
このサイズだと、タープがとても広く感じる。4~5人のグルキャンでも十分そうだ。
この広さあれば、雨でも、いいですよね。
今回、ポールは、まだ悩んでいた中で、Solが今使っていない、DODのブラックのタープポールで張っている。このままブラックでもいいし、ウッドポールにしてもいいかもしれない。CAMP on PARADEでは「ウォルナット」のポールも出ている。もう少し使ってみてから、考えてみよう。
真鍮の自在金具(追記)
少し遅れて届いた、真鍮の自在金具。美しく、ゴールドで存在感がある。
使い込んで時間が経つと、真鍮の色も変わって、また雰囲気が変わっていくだろう。
シェルターとの相性
今回のカラーリングには、もう1つ、仕掛けをしている。持っているシェルターとセットで張ったときに、一体感が出るようにすることだ。
私が持っている、Snowpeakのリビングシェルロング アイボリーは、真っ白ではなく、このタープのベージュ色に近い。タープのベージュ側に張ることで、一体感が出ることを狙っている。
また、メンバーが持つシェルター、Solの持つSABBATICALのアルニカや、MonTanaの持つリビングシェルロングは、このタープのサンド色に近い。
つまり、2つシェルターを立て、その間にタープを張ると、タープが2つのシェルターの色を繋いでくれる。はずだ。
それが成り立つかどうか、秋にでも、試してみたい。
タープの目的と必要性
実は、キャンプ歴は10年以上になるが、これまで、タープを購入したことがなかった。
それは、シェルターや2ルームテントで、テント内を整えて籠ることが多かったため、タープの必要性を感じなかったから。シェルターなら、日差しも雨も防げて、十分に快適だ。
どうしてものときは、グランドシートを木や竹に結ぶなどで代用していた。
それが、ここラボリエでキャンプしているうちに、タープの必要性が分かってきた。
ラボリエでは、周囲のサイトの目を気にすることもなく、何も遮る必要がない。シェルターに籠るのでなく、野天で焚き火を囲って、楽しむケースが増えた。
ただ、雨が降ることもある。そういう時に、タープが欲しい。人の目を気にしなくていいこの場所で、籠るのがとてももったいない。籠らずに、自然を楽しみたい。
また、開拓作業を進めてきた中で、日帰りでのデイキャンプの回数も増えた。その際には、シェルターを建てる余裕はないが、日差しが強くて暑い日もある。開拓作業で熱を持った身体を冷やしたいときに、タープで日陰をつくりたくなった。
その2つが、今回タープを買おうと思った動機だ。
このタープが、人生初タープ。大切にしつつ、いろんな張り方も試して、学び楽しんでいきたい。