CAMP #32|北の大地で遠征ソロキャンプ①

暑い夏。涼しい場所で、ソロキャンプしたい!

キャンププラン

 夏。ラボリエは暑く、心地よいキャンプをするのが難しい。また、開拓作業で、熱中症になるリスクも高い。

 そのため、基本的に夏はオフシーズンだ。

 その間には、「涼しいところへキャンプに行く」というのも選択肢。標高が高ければ涼しいので、そういったキャンプ場で楽しんできた。

 今年はどうするか。

いっそのこと、ずっと北へ行ってみようか。

 キャンプブームで、関東近郊のキャンプ場は、混雑している。また、この夏の期間は、一般的には「キャンプシーズン」となるので、普段キャンプしない人も、キャンプに出る。

 1人で、人の少ないところへ・・・そこで思いついたのが北海道だ。

 調べる限り、関東近郊よりは空いている。また、そもそも土地の面積が広いので、キャンプ場もゆとりがあり、小さい区画サイトで密集するということも少ない。

 行く手段としては、飛行機+現地でレンタカーというのが、現実的だった。ちょうど期限切れ間近で失効しそうな航空会社のポイントがある。それも使いつつ、現地へ飛んだ。

湖畔のキャンプ場へ

 早朝の便で「釧路空港」へ。9:20着。

さ、さむい!!

 出発時、東京は30℃近くあったが、釧路は15℃前後。半袖にスポーツサンダルという服装では、涼しい、を通り越して、寒い。

 レンタカーを借りて、移動を開始。まずは買い出しだ。主に買うものは5つ。

  • 食料
  • お酒
  • ガス缶/ライター
  • 保冷剤・氷
  • 消耗品(ラップ・ホイル・ゴミ袋など)

 今回、飛行機に乗るために、荷物を絞り、スーツケース1つ+ソフトクーラーの荷物で来た。そのため、現地調達の資材が増えた。

 特に、「ガス缶」を飛行機に乗せられない、というのは、今回初めて知った。普段、仕事などで乗るときは、持ち込むケースがないため、気にしていなかった。

 釧路から北上し、約100km、「屈斜路湖」へ。

 今回1泊目は、「RECAMP 砂湯(砂湯野営場)」。キャンパーはちらほらいるが、関東近郊では信じられないくらい、空いている。

湖畔のテントサイト設営

 屈斜路湖に臨むベストサイト。チェックインして、サイトに設営。

 残念ながら、天候は曇り空。風も強く、設営には苦戦した。

 今回、テントはいつもの、ZEROGRAM「El Chalten Pro 2.5P」。加えて、新たに小型になるタープを探し、HILLEBERG 「TARP10 UL」を選択。(タープなどギアをチョイスした経緯などは、また後日まとめたい。)

 テントとタープを一体化したいと思い、「小川張り」をすることに。ポールの高さを調整しつつ、高さもピッタリに。

 このキャンプ場は、「砂湯」と呼ばれているエリアにある。

 湖畔の砂を掘ると「温泉」が出てくる。砂を掘って、風呂をつくり入る、というのが1つの楽しみだった。

 ただ、本日は、寒かった。気温が低いだけでなく、風が強く、体温を奪っていく。

 東京との気温差が15℃と大きく、身体が慣れていないこともあるかもしれない。また防寒着も、荷物を絞り込んだ中で、最小限しか用意していない。

 砂を掘って、水着になって浸かる、というプランを考えていたが、諦めた。

北海道料理でキャンプ飯

 せっかくなので、北海道らしい料理を楽しみたい。今回は、十勝名物「豚丼」にする。

 まずはご飯を炊く。炊くギアは、荷物を減らすために、Sサイズのメスティンに。メスティンでの炊飯は初挑戦。

 炊き方は、非常に簡単だった。

  1. 米と水を入れ、30分以上待つ(米に浸水させる)
  2. 強火で沸騰させる
  3. 沸騰したら弱火にし、フタに重しを置いて、10~12分加熱。
  4. タオルに包み保温しつつ、上下ひっくり返して10分ほど放置し蒸らす。

 初めてだったが、完璧な、炊き加減だ。

 その蒸らしの間に、豚肉を焼いていく。焼くのは、ソロ向けのミニサイズの鉄板で。

 豚ロース肉を、両面焼いて、豚丼のタレをからめる。北海道のスーパーでは、お肉に「豚丼用」とラベルが書いてあった。それだけ、豚丼がくらしに馴染んでいるのだろう。

 焼いた豚ロース肉を、メスティンのお米の上にのせていく。ツヤツヤに輝いて、いい感じ。

 今回、豚丼のタレに使ったのは、「ソラチ 十勝 豚丼のタレ」。こちらのスーパーでは、豚丼のタレコーナーが充実していて、数種類が売ってあった。一番、有名?なものをセレクト。

豚丼、美味い!!!!

 タレがまた、いい味だ。箸を持つ手が止まらない。

 つけあわせに、タレが残った鉄板で、アスパラを焼く。

 合わせて、お酒をくいっと。これも、美味い!

 早速1食め、北海道を堪能できた。

寒さに負けて早めの就寝

 夜が深まるにつれ、更に気温が下がってきた。ほぼ10℃というところだ。また、風も止まない。

 タープもテントも、そして周囲の樹々も揺れる。

 焚き火もトライしたが、風が強く、火の粉が飛ぶため危ない状況だ。

 テントに戻り、持ってきた服を重ね着して、最大限に防寒する。更に、念のためと持ってきたホッカイロも装着。暖かくはなったが、まだ足りない。これ以上は苦行になりそうだ。

 時刻は21時過ぎ。天気予報では、明日にかけては天気も回復し、晴れ予報だ。

 今夜はもう寝ることにし、明日、早起きをして楽しむことにした。寝袋に包まる。

 では、おやすみなさい・・・。

<続く>