CAMP #41|焚き火とビア缶チキンで煩悩冬キャンプ

寒い!冬キャンプだ!ベストシーズンだ!

冬の省エネグルキャンスタート

 日々、どんどん気温が下がってきた。このシーズンは、千葉ではキャンプにちょうどいい。最低気温も0℃までは下がらず、3シーズン用の寝袋でも大丈夫なので、私の持っている装備だけでグルキャンもできる。

 ただ、実は最近ちょっと体調があまり良くない。原因ははっきりしないが、ずっと身体が重い。

 本当は、もっとガツガツ開拓したいことがあるが、今はがんばるタイミングではないのだろう。

 そこで、煩悩をたくさん持つ=エネルギー溢れるメンバー2人と、私としては省エネできるキャンプを企画することに。

 無理せず、出発時間はいつもより遅め。12時頃に、現地付近の定食屋さんでランチ。13時前に現地へ。

 着いて、設営を始めていく。

 荷物は、みんなに運んでもらい、私は小物を並べていく。

 照明の準備は、早めに。陽が落ちるのが早いため、明るいうちにやっておくのが安心だ。

 一部、持ってきた木材を、みんなにペンキ塗りしてもらう。軽めのDIY体験。

 塗った木の丸棒を3本、組み合わせてトライポッドのランタンハンガーに。色を分けて、ツートーン。

 木を留めている金具は、Amazonで購入。ちょっとだけ、サイトが洗練された。

 次は、夜の焚火のために薪集め。実は、到着した時、なんと木が倒れて、道を塞いでいた。その木を薪にする。

 切りつつ、道からサイトまで気を運ぶ。

この木、めっちゃ硬いっす。

 ノコギリで、切り分けるのに苦戦する。硬いということは、焚き火が長持ちするから、いいことだ。

いい運動でした!せっかくなんで、プロテイン飲みたいですね!

 食材の買い出しついでに、プロテイン入りの飲料を買い、3人で飲む。

魅惑のサウナタイム

最近、サウナにハマってるんです。

 私も、サウナに興味はあった。今回は省エネで身体を癒すことも目的なので、サウナを楽しむのもアリかも。

 と、準備がひと段落したら、近くのサウナがある日帰り温泉へ。

 お風呂に浸かって温まった後、サウナ→水風呂→外気浴を、ちょっと短めに2セット。今までのキャンプでは最長の1時間半ほどお風呂を楽しんだ。

 これで、身体も頭もすっきり。平日の疲れもだいぶとれた感じだ。

冷みる野天で食事タイム

 サウナからラボリエに戻ると、もう陽が沈んで真っ暗。お腹もペコペコだ。

 ぱっとつくれるものから、サーブしていこう。

 まずはキノコとオクラのアヒージョ。茅乃舎の出汁パックを入れて、ちょっと和風に。

 そして、お肉を焼いていく。厚切りの牛タンと、サーロインステーキ。

 焚き火につっこんでおいた、たまねぎ・ジャガイモ・にんにくのホイル包み。こちらもホクホクの熱いうちに頂く。

塩麴仕込みのビア缶チキン

 そして、メインのビア缶チキンへ。丸鶏にビール缶をつっこんで焼き、ビールの蒸気で蒸すことでお肉が柔らかくなるという料理だ。

 ただ過去、一度やったときに失敗した。それは、火が通りにくいことだ。ただでさえ寒いこの季節。バケツを被せるなどして、熱を閉じ込めるのも1つの方法だ。

 今回使ったのは、カインズのアルミ鍋。これは、洗い物をできるだけ減らそうという省エネの考え。

 このアルミ鍋は、2個セット。これを、上下で合わせて、丸鶏を囲む。アルミホイルを使って、上下の鍋を固定する。

 そして、焚き火の中へ。

 鍋の上側にも炭を置きつつ、1時間ほど、じっくり火を通す。

 焼きあがったチキンがこちら。・・・焦がしてしまったか?

 真っ黒なその風貌に、ヒヤッとしたが、焦げたのは皮だけ。解体していくと、プリプリふわふわのお肉が。

 いつもながら、なかなか怖い絵だ。

 切り分けて、お皿に盛り付けていく。

 鶏肉をパサパサにさせず、ふわふわにするには、事前の仕込みが重要だ。今回、2日前から、丸鶏を「塩麴」に漬け込んでおいた。あと、ニンニク・ハーブ類・オリーブオイルも一緒に。

 そうやって熟成させたことが、今のふわふわに繋がっている。

 かぶりつけるお肉以外の、骨たちやそれについた細かなお肉、それを、アルミ鍋に集めて、水を入れて煮出していく。鶏ガラスープだ。臭み取りに、生姜と青ネギを入れて、弱火でじっくり煮る。

 味が出たら鶏の骨を取り除き、ご飯・キノコを投入。火が通ったら、溶き卵を入れる。

 鶏の旨味がたっぷり出た、雑炊だ。

 これは、鶏をまるごと楽しめる、フルコース。〆の雑炊で、おなかいっぱいだ。

冬空にキャンプファイヤー

だいぶ、寒いです・・・

 冬キャンプ初体験の1人が、食事の途中からテーブルを離れ、焚き火に近いところから動かなくなっていた。

インナータイツとか履いてる?・・・というか、パンツ9分丈にショートソックス?

タイツ履いてないっす。スウェットの上に、もう1枚パンツ重ね履きしました。
こんなに寒いと思ってませんでしたー。

 もっと、防寒するように念押ししておけばよかった・・・冬キャンプを経験していないと、この寒さはわからない。特に、彼は、ジムにも通って体脂肪率1桁。脂肪がないぶん、寒い。

 これは、焚き火で暖まるしかない。

 薪の消費は早いが、井形に組んで、火力を上げる。

 真冬のキャンプファイヤーだ。

 加えて、防寒用品を渡す。毛布1枚、電熱式のブランケット1枚、湯たんぽ。

 着ぐるみにように包んでボディは暖めつつ、足元は焚火で暖める。

健康的な就寝タイム

寒いので、、、そろそろ、寝てもいいっすか??

 時刻は、23:30。

 いつものラボリエキャンプなら、ここからもうひと盛り上がりする。眠気を超えたキャンパーズハイ。

 ただ今夜は、寒さもあってお酒が進まず、眠ろうということに。

 新しく仕入れたギア、Re:gro wood work’s の「C/CUP」も、今日は使うのを止めておいた。こちらは、注がれたら飲み切るまで置けないタイプのショットグラス。

 私も、体調がよくないこともあり、ここ最近は減酒中。無理せず、休みたいときは、休もう。

 みんなが寝支度をしている中、星空を撮影してみる。

 流石の冬の空。空気が澄んでいて、この千葉でもたくさんの星が。

 凍てつく空気の中、バッテリー&電気毛布で暖めた寝袋に入って、ぬくぬくと眠りにつく。

 さて、今回も、いいキャンプでした。

 また集まろう!