開拓Act.37|タフまる内蔵テーブルDIY

端材で、テーブルをつくろう!

ラボリエのテーブル事情

 プライベートキャンプ場のいいところに、現地に設備を備え付け、持っていくキャンプギアを減らせるという点がある。ラボリエにも、テーブルをつくって置いてある。

 ただ、このテーブル1つでは、ソロは十分だが、グルキャンでは小さいと感じる機会が多かった。特に、料理をするとき。 

 今、目の前に、たくさんの端材がある。トイレ小屋をつくった中で出てきたものだ。もったいないので、この端材も使って、追加のテーブルをつくりたい。

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テーブルの設計

 端材は、大小バラバラ。ついでに、自宅に眠っていた木材も出してきて、床に並べながら、どういうテーブルにするか試行錯誤してみる。

 ここ最近、ガレージブランドのテーブルも見ていて、こういうデザイン・機能が面白いと思っていた。

 ① コンロをテーブルに埋め込んで、フラットにできる
 ② 外枠のフレームと、中の天板パーツで分かれ、パーツは交換ができる
 という2つが、特徴だ。

 これは、snowpeakの「IGT」の規格で、コンロもその規格ではまるようにつくられている。

 持っているコンロはイワタニの「タフまる」で、このIGTと同じサイズではないが、同じようにつくってみたいと考えた。

 まず、大き目の2枚の板で、タフまるを挟みつつ、タフまるを支える構造を考えてみる。

 そして、設計イメージをかんたんな絵にしてみる。

 今回、厚みのある2×4材は少なく、1×4材が多かった。強度のある2×4材は、底面を支え、後で脚をつけるパーツにする。それ以外の1×4材は、幅も長さも何種かバラバラだったが、同じ幅=タフまると合わせて27cmに切ることで、できる限り使い切れるようにした。

現地で組み立て

 自宅でパーツごとに塗装して、現地へ持ちこみ。組み立てていく。

 まずは、もともとあるテーブルの上に材料を並べる。

 裏返しになる状態にして、並べてみつつ、タフまるを支える箱を組み立てる。そして、天板の両サイドでフレームとなる板を、その箱に固定。

 L型のアルミ材を長さに合わせて切り、サイドの天板に固定する。

 そして、細々とネジ止めし、脚をつけ、天板を並べて、完成。

 タフまるが、フラットに埋め込むことができた。テーブル下で、コンロのスイッチ側は空いており、操作ができる。

 設計図とは、左右が逆であることに途中で気づいたのだが、引き返せず、そのままつくりきった。

 カセットガスの入れ替えがそのままできるよう、ガス交換の場所の上の天板パーツは蝶番で固定し、蓋のように開けられるようにした。

 天板パーツは、取り外せるようにし、将来、同じ長さで何かをつくれば、はめ込みができるようにしておいた。何をはめ込めるか、ぱっと思いつかないが、使っているうちにいいアイディアがでるかもしれない。

 これで、料理や食事をするときに、余裕が出るだろう。

 また次回のここでのキャンプのときに、使い勝手を検証してみたい。