梅雨が明けた!竹の新芽を駆逐しよう!!
梅雨明けの恒例開拓
まだまだ大きな竹林に面するラボリエにとって、梅雨は鬼門だ。この梅雨で、水を得た竹林が、一気に勢力を増す。まさに「雨後の筍」だ。
2年前、最初の年は、その勢いに衝撃を受け、打ちひしがれた。1年前、2回目は、大雨による水没もあってかなりハードだったが、この時期に全て刈り切ったことで、秋からのキャンプが円滑に再開できた。
水没&新しく竹が生えた道、あとは、俺に任せろ! 水没したキャンプ地の道 前回、キャンプ予定だったが、先発隊として現地入りしたMonTanaからの報告で、中止とした。 道に、竹が無数に生えている広範囲にわたり、道路が水没[…]
今年は3回目。昨年よりも、さらに開拓を改善・進化させていきたい。
このタイミングでの開拓で困るのは「蚊」だ。梅雨の水溜まりでボウフラが湧き、竹林のそばは、相当数の蚊に溢れる。できれば、長袖&長ズボンで、肌を露出しないようにしたい。
ただ、今年は梅雨も早々に明け、猛暑のタイミング。以前も、草刈りで熱中症になりかけたこともあるが、相当暑くなる。厚着するのは危険だ。
そこで、新たに「空調服」をトライすることに。ファンが内蔵されていて、外から空気を送り込んでくれる。その空気の流れで、体熱を外に放出してくれる仕組みだ。それなら、長袖でも涼しいはず。
国内メーカーのものは、1万円オーバー。さすがにちょっと手が出なかったので、Amazonでお安いものを探した。カーキ色でキャンプっぽい?のが決め手に。
空調服で竹刈りスタート
現地に到着。時刻は9:00。気温は30℃。外にいるだけでじんわり汗が出てくる。これから更に暑くなりそうだ。
空調服を着て、スイッチをON。
ファンが回り始め、服が膨らみ、空気が服の中を通っていく。首から風が出てきて、顔も涼しい。
これなら、この暑さでもイケる。
まずは、キャンプサイトの草刈りをし、一部生えてきた竹の根を掘り起こしておく。
キャンプサイトは、テントに穴を開けないよう、できるだけ丁寧に、根の方まで掘って取り除いておきたい。
その作業に1時間ほどかけてから、いよいよ、道の入口へ。
やはり、竹はだいぶ生えてきている。ただ、まだ細くて柔らかい。そして「枝」はまだ生えそろっておらず、切って倒して、車で踏みつぶすこともできる。
さぁ、駆逐しよう。
草刈機のエンジンをかけ、ことごとく、切っていく。
竹の伐採は、竹を切ること自体はそんな大変ではない。特に、柔らかい新竹なので、スパスパと切れていく。ただ、切った竹は、次の竹を切る邪魔になる。
こうなると、もう身動きがとれない。
こんな形で、一定切った後、切った竹を運ぶ作業が、最も手間になるのだ。
切って、運んで、道を確保していく。
ここで、少しトラブルが。草刈機を肩にかけるベルトの、金具が壊れた。
いつも、このベルトを支点として、弧を描くように草刈り機の刃を振っていく。それができなくなった。両手の力だけで、草刈機を振り回すのは、思ったより力が必要で、スピードも落ちてきた。
が、実はこの後の予定もあり、買いに行くだけの時間のロスは許容できなかった。なんとか最後までこれでやりきろう。
今年の気候と竹
切りながら気づいたことがある。まず、竹が細くて硬い。昨年の方が、太かった。かつ、水分を多分に含み、柔らかかった。
今年は、「痩せている」というイメージだ。水分もあまり含んでおらず、ガリガリだ。
そして、同じく地面も、カラカラに乾いている。昨年は、水没して池のようになるほどに、ここは湿地帯だった。
それが今年は、草刈機で地面を抉るように刈ると、乾いた土ぼこりが上がる。
これは、梅雨が短く、雨も少なかったからではないだろうか。
ここラボリエとしては、この雨が少ないことによって、「蚊」が例年より減る可能性がある。梅雨から夏にかけてできる水たまりでボウフラが湧き、蚊が繁殖するが、その水たまりが存在しない。
これはありがたい。
ただ、この水不足で、近隣の田畑で農業を営まれている方は大丈夫なのか。少し心配になった。
奥へ奥へと伐採
道の入口の30mほどで、竹を40-50本は切った。そこから進むと、だいぶ生えた竹が減ってきた。ここも切って、運ぶを繰り返す。
道の真ん中に生える竹は、去年よりも減っている。クルマで行き来して、地面が固まったからだろうか。ただ、道の周囲、竹林と道の境目に、まだまだ竹が生えてきている。その竹を切ること20-30本というところ。
そして最後は、橋の周辺。こちらは、この冬~春に竹を切って駐車場にした場所を、竹が取り戻そうと相当数の竹が生えていた。
ここでは、そこそこ太い竹もたくさん生えている。クルマで潰すのも難しそうなので、運んでまとめておく。秋までに乾くだろうから、一気に燃やそう。
ここでも、30-40本の竹を刈った。
そうこうしているうちに、なんとか2時間ほどで、道の竹を刈り切ることができた。合計、100本は切っただろうか。
空調服のおかげで、少し暑くて倒れそうなタイミングもあったが、ギリギリ踏みとどまれた。
そして、長袖の空調服のおかげか、短い梅雨のおかげか、「蚊」に刺されることはなかった。いつもこの時期なら、3~4カ所刺されていてもおかしくない。秋からも、蚊が減ることを祈る。
ふと、刈った道を振り返る。
なんか、好きだな。この森。
毎夏、こうやって竹を刈ったり、手間はかかる森だ。でも、何故か、そう思った。
まる2年遊んで、ようやく?愛着が湧いてきたのかもしれない。
・・・
さて、今日はいい汗をかいた。時刻は12:30。
この後、午後から、馴染みのキャンプチームでバスケの練習試合だ。しかも3年ぶりのバスケ。・・・これだけ動きまわった後に、ちゃんと走れるだろうか。