開拓Act.39|梅雨明けの竹100本切り

梅雨が明けた!竹の新芽を駆逐しよう!!

梅雨明けの恒例開拓

 まだまだ大きな竹林に面するラボリエにとって、梅雨は鬼門だ。この梅雨で、水を得た竹林が、一気に勢力を増す。まさに「雨後の筍」だ。

 2年前、最初の年は、その勢いに衝撃を受け、打ちひしがれた。1年前、2回目は、大雨による水没もあってかなりハードだったが、この時期に全て刈り切ったことで、秋からのキャンプが円滑に再開できた。

昨年の竹伐採

水没&新しく竹が生えた道、あとは、俺に任せろ! 水没したキャンプ地の道  前回、キャンプ予定だったが、先発隊として現地入りしたMonTanaからの報告で、中止とした。 道に、竹が無数に生えている広範囲にわたり、道路が水没[…]

 今年は3回目。昨年よりも、さらに開拓を改善・進化させていきたい。

 このタイミングでの開拓で困るのは「蚊」だ。梅雨の水溜まりでボウフラが湧き、竹林のそばは、相当数の蚊に溢れる。できれば、長袖&長ズボンで、肌を露出しないようにしたい。

 ただ、今年は梅雨も早々に明け、猛暑のタイミング。以前も、草刈りで熱中症になりかけたこともあるが、相当暑くなる。厚着するのは危険だ。

 そこで、新たに「空調服」をトライすることに。ファンが内蔵されていて、外から空気を送り込んでくれる。その空気の流れで、体熱を外に放出してくれる仕組みだ。それなら、長袖でも涼しいはず。

 国内メーカーのものは、1万円オーバー。さすがにちょっと手が出なかったので、Amazonでお安いものを探した。カーキ色でキャンプっぽい?のが決め手に。

空調服で竹刈りスタート

 現地に到着。時刻は9:00。気温は30℃。外にいるだけでじんわり汗が出てくる。これから更に暑くなりそうだ。

 空調服を着て、スイッチをON。

 ファンが回り始め、服が膨らみ、空気が服の中を通っていく。首から風が出てきて、顔も涼しい。

 これなら、この暑さでもイケる。

 まずは、キャンプサイトの草刈りをし、一部生えてきた竹の根を掘り起こしておく。

 キャンプサイトは、テントに穴を開けないよう、できるだけ丁寧に、根の方まで掘って取り除いておきたい。

 その作業に1時間ほどかけてから、いよいよ、道の入口へ。

 やはり、竹はだいぶ生えてきている。ただ、まだ細くて柔らかい。そして「枝」はまだ生えそろっておらず、切って倒して、車で踏みつぶすこともできる。

さぁ、駆逐しよう。

 草刈機のエンジンをかけ、ことごとく、切っていく。

 竹の伐採は、竹を切ること自体はそんな大変ではない。特に、柔らかい新竹なので、スパスパと切れていく。ただ、切った竹は、次の竹を切る邪魔になる。

 こうなると、もう身動きがとれない。

 こんな形で、一定切った後、切った竹を運ぶ作業が、最も手間になるのだ。

 切って、運んで、道を確保していく。

 ここで、少しトラブルが。草刈機を肩にかけるベルトの、金具が壊れた。

 いつも、このベルトを支点として、弧を描くように草刈り機の刃を振っていく。それができなくなった。両手の力だけで、草刈機を振り回すのは、思ったより力が必要で、スピードも落ちてきた。

 が、実はこの後の予定もあり、買いに行くだけの時間のロスは許容できなかった。なんとか最後までこれでやりきろう。

今年の気候と竹

 切りながら気づいたことがある。まず、竹が細くて硬い。昨年の方が、太かった。かつ、水分を多分に含み、柔らかかった。

 今年は、「痩せている」というイメージだ。水分もあまり含んでおらず、ガリガリだ。

 そして、同じく地面も、カラカラに乾いている。昨年は、水没して池のようになるほどに、ここは湿地帯だった。

 それが今年は、草刈機で地面を抉るように刈ると、乾いた土ぼこりが上がる。

 これは、梅雨が短く、雨も少なかったからではないだろうか。

 ここラボリエとしては、この雨が少ないことによって、「蚊」が例年より減る可能性がある。梅雨から夏にかけてできる水たまりでボウフラが湧き、蚊が繁殖するが、その水たまりが存在しない。

 これはありがたい。

 ただ、この水不足で、近隣の田畑で農業を営まれている方は大丈夫なのか。少し心配になった。

奥へ奥へと伐採

 道の入口の30mほどで、竹を40-50本は切った。そこから進むと、だいぶ生えた竹が減ってきた。ここも切って、運ぶを繰り返す。

 道の真ん中に生える竹は、去年よりも減っている。クルマで行き来して、地面が固まったからだろうか。ただ、道の周囲、竹林と道の境目に、まだまだ竹が生えてきている。その竹を切ること20-30本というところ。

 そして最後は、橋の周辺。こちらは、この冬~春に竹を切って駐車場にした場所を、竹が取り戻そうと相当数の竹が生えていた。

 ここでは、そこそこ太い竹もたくさん生えている。クルマで潰すのも難しそうなので、運んでまとめておく。秋までに乾くだろうから、一気に燃やそう。

 ここでも、30-40本の竹を刈った。

 そうこうしているうちに、なんとか2時間ほどで、道の竹を刈り切ることができた。合計、100本は切っただろうか。

 空調服のおかげで、少し暑くて倒れそうなタイミングもあったが、ギリギリ踏みとどまれた。

 そして、長袖の空調服のおかげか、短い梅雨のおかげか、「蚊」に刺されることはなかった。いつもこの時期なら、3~4カ所刺されていてもおかしくない。秋からも、蚊が減ることを祈る。

 ふと、刈った道を振り返る。

なんか、好きだな。この森。

 毎夏、こうやって竹を刈ったり、手間はかかる森だ。でも、何故か、そう思った。

 まる2年遊んで、ようやく?愛着が湧いてきたのかもしれない。

 ・・・

 さて、今日はいい汗をかいた。時刻は12:30。

 この後、午後から、馴染みのキャンプチームでバスケの練習試合だ。しかも3年ぶりのバスケ。・・・これだけ動きまわった後に、ちゃんと走れるだろうか。