ラボリエキャンプが本格化する前に、西湖にキャンプに行こう!
いつものキャンプ場へ
夏が終わり、もうすぐラボリエでのキャンプシーズン間近のこの季節。いつもの西湖のキャンプ場:西湖キャンプヴィレッジ・GNOME(ノーム)へ。
恐らく、今年ここに来るのは最後になるであろうキャンプを、楽しみたい。
今回は、「整える」ことをテーマにした。写真もあまり撮らないようにし、自然を感じリラックスして過ごす。そして料理も、野菜中心にするなどして、内から、心も身体も整えたい。
キャンプでは、それを目的にする人も多いと思うのだが、意外とドタバタして慌ただしく終わることも多い。実際、準備することはたくさんあるし、片付けもあるし、省エネしたいと思うのだが、なかなか難しい。
そんな中、少しでも「整える」方向に持っていけたら。
整いポイント① 設営前の湖畔ランチ
キャンプ場に到着。いつもなら、すぐに慌ただしく荷下ろししてサイトの設営を始める。
今回はのんびりと、湖畔へ。シートを敷いて、来る途中に買ったパンなどを食べる。ちょうど雲がかかって、暑くもなく、風が心地よい。
そして食後に、荷物から、バーナー、ケトル、コップだけ出し、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
この3つは、予め、すぐに出せるように積んでおいた。こういった事前の工夫も大事だ。
お腹が落ち着いたところで、ゆっくり設営をはじめていく。同じ設営でも、ワンクッション入れたことで、リラックスした気分で進められる。
整いポイント② シェルターの選択
いつものグルキャンだと、スペースにゆとりがあるsnowpeakの「リビングシェルロングPro」を使用している。大型なのに設営も楽だし、寒さにも強いし、広いうえに室内の高さもあって居住性は高い。
(↓以前のキャンプの写真)
ただ課題は撤収時にある。生地が厚くメッシュも多いので、重たいこと(コットンのテントよりは全然軽いが)。スカート(テント裾の地面と接地して空気が入らないようにするパーツ)が濡れて、なかなか乾燥しないこと。
それにより、撤収に時間がかかることが多かった。
そこで、今回使うテントは、SABBATICALのギリアに決めた。メッシュがなく、生地も薄いので軽い。そして、スカートがないため、乾燥撤収が容易だ。
リビングシェルロングProよりは小さいため、こじんまりとした感じになるが、フルオープンでタープのように使えば、圧迫感はなくなる。
逆にこのギリアが使えるのは、メッシュが不要=虫がいない、スカートが不要=寒くない、という2点で、この秋と、春の季節のみだ。
設営は大変だが、ラグを敷いてのお座敷スタイル&ソファのスタイルは、落ち着くためにがんばった。やはり「靴を脱ぐ」というのは、リラックスするためにとても重要だと考えている。
整いポイント③ サウナ
ここのキャンプ場は、隣に日帰り温泉がある。設営完了後、乾杯して少しまったりした後、早めに温泉へ。いつもなら、洗って少し浸かってすぐ出るのだが、今回は、サウナへ。3セットはさすがにできなかったが、サウナ→水風呂→外気浴を楽しむ。
その後、テントへ戻って、改めて乾杯。
この「サウナ→テントでお酒」のコンボは、控えめに言って最高だ。湖を見ながら、半分、外気浴が続いているような、ふわふわした感覚を楽しめる。
整いポイント④ 野菜中心の料理
巷では、ヴィーガンという食のライフスタイルが少しずつ広がっている。なかなか自分がそうなろうとはまだ思わないが、「その方が、体の調子もいい」という話も聞く。
最近、季節の変わり目で疲れも溜まっていて、胃腸の調子が悪いときもある。野菜や、肉以外の食を中心に料理を組み立ててみることに。
まずつくったのは、枝豆ペペロンチーノ風と、バーニャカウダ。
バーニャカウダソースは、生クリーム&アンチョビではなく、豆乳&味噌を使った。優しい味だ。
それに、パプリカ、エシャレット、ミニトマト、マッシュルームをつけて。
そして珍しい野菜をもう1つ。バターナッツカボチャ。ひょうたんのような形をしたカボチャだ。
水分が多く、生でも食べられるらしい。スライスして、生と、軽く炒めたものと食べ比べてみた。
そして、麻婆豆腐をつくる。こちら、ひき肉のかわりに、大豆ミートを使った。
続けて「包まないニラ餃子」。ホットサンドメーカーに餃子の皮を敷き詰め、具材を積めて焼くことで、かんたんにつくれる。こちらもひき肉の代わりに、おからを使っている。
そんなディナーのラインナップ。野菜たっぷり、たんぱく質も大豆系のもので代替している。
これで身体も、整うかな・・・
いや、これだけお酒を飲んでいたら、これは整わなそうだ。こちらの赤ワイン3本+スパークリングワイン1本が、空になっている。
整いポイント⑤ 焚火と花火と月夜
これは、一般的なキャンプの整いポイントだ。今夜は天気も良く、ゆっくり楽しめる。
まずは、小さく焚き火を。
それを火種に、花火を楽しむ。何歳になっても、花火は楽しく、綺麗だ。
花火が消えると、あたりは真っ暗に。ただ、暗さに目が慣れると、自分の影が見えてきた。
これは、月が明るいからだ。まるで太陽のように、月光が空に広がっている。
そんな夜空を無心で眺めていると、心も整ってくる。
整いキャンプの終わり
そんないつもと違った、整いキャンプ。ゆとりをもって過ごすことができた。ほんのちょっとした工夫と、事前準備、ギアのセレクトなどなどで、ゆとりを持つこともできる。
これからも、いろいろ試してみたい。