20年以上続いている、毎年恒例のベテランキャンプを、ラボリエで!
定例キャンプ
「毎年、絶対にキャンプで集まろう。」そう約束され、20年以上それが続いているキャンプ。新たなメンバーが加わったり、転勤などで来れなくなったりで、人の入れ替わりがありつつも、毎年の伝統は続いている。私は10年目からそのキャンプチームに合流して、かれこれ10回以上、参加してきた。
メンバーは固定化されてきたものの、みんな歳を重ねて、結婚して、子どもができて、家族での参加者も増えたため、最大で20~30人になる。
最近、グルキャンお断りのキャンプ場も増え、キャンプブームで予約競争も激しくなり、実施するキャンプ場の確保も難しくなってきた。
そこで今年は、チームのキャプテンが「ここでやろう。」と、ここラボリエでの開催を決めた。伴い、開催タイミングを、夏から秋に変更。虫が減るこのタイミングに実施することにした。
ただ、秋のこの時期は子どもたちの行事も重なったり、また子どもたちが中学校・高校と進学する中で、予定が詰まっていて親も行けなかったりということがあり、参加できない人が多かった。参加者は、最終、5世帯12人という、近年では最小のこじんまりキャンプとなった。
それでも、ラボリエでは最大人数規模のキャンプ。楽しくできるようにしていきたい。
テントレイアウト
到着して、草刈りや、駐車場の整備を。
橋も、草にまみれていたが、通行に大きな支障はなく、雰囲気がいいのでこのままにした。
まずはみんなでテントを設営。立てるテントは5つ。
- Snowpeak リビングシェルロングPro:みんなでの食事・団らん用
- DOD カマボコテント:宿泊用
- Ninehills SENAI48テント:宿泊用
- ホールアース ドームテント:宿泊用
- アライテント:ソロ宿泊用
残念ながら、本日は夕方・夜あたりから雨の予報が出ていた。そのため、全員が入れるシェルターとして、キャプテンのリビングシェルロングを用意した。
しかし、DODのカマボコテントは、なかなか大きい。トイレ寄りに設置してもらったら、焚き火場に近いところまでかかることがわかり、ピン張りできなかった。
新製品でより大きなテントが発売されたりしているが、広いはずのこのラボリエでも、ギリギリなものがあることに驚きだ。固定している焚き火場の位置も、どこかで変更を検討しよう。
大人たちが準備でドタバタしている中、愛犬は子どもたちと遊んで、疲れて休んでいる。
雨の中の夕食タイム
天気予報では、20時過ぎから雨という情報もあったが、18時には雨が降り始めてきた。また日が暮れるのも早くなってきたので、もう、あたりは真っ暗に。
残念ながら、外で遊ぶのは止めて、みんなでシェルターの中へ。
本日は、各世帯で分担を決め、食事をつくっていく。私は、「朝食担当」になったので、もうゆっくり食べるだけ。キャンプ場の管理人として、ドタバタだったが、ここからはゆっくりできる。
「おつまみ担当」が、燻製された品々をサーブしていく。
いい色づき。お酒がススム。
「肉担当」が、ランプ肉をグリル鉄板でステーキを焼いていく。お肉が焼ける、いい音がする。
ホイルで休ませ、盛り付けして、ステーキソースをかけて、頂く。
かけられているこのステーキソースは、メンバーのお母さんのお手製だ。お母さんの名前から、通称「なおみダレ」と呼ばれている。
これが絶品で、多くの焼肉のたれを試したが、これを超えるものに出会ったことがない。恐らく、100mlを1,000円で売り出しても、リピーターがつく人気商品になるであろう。
それを独占で頂けるこの食卓、とても贅沢だ。
そして続けて、お好み焼きがサーブされた。子どもたちも多いので、粉モノでお腹を膨らませよう作戦。
そんな食事をしつつ、お酒もすすむ。こちら、持ってきてもらった日本酒、秋田県 飛良泉本舗の「飛囀 鵠(HAKUCHO) Type-A」。甘みがあり酸味もやわらかく、上品な味わい。
「汁物担当」のキャプテンが、すいとん粉と水を混ぜ、こね始めた。そして、子どもたちに手伝うよう声をかける。
大きな鍋に炊いた豚汁。そこに捏ねたすいとんを、落としていく。
気温も下がってきた中で、この熱源があるだけで、テントの中が暖かくなってくる。
お酒は、ワインに切り替え。
小雨の焚火
雨はしとしと降り続けているが、傘をささなくても大丈夫なくらい、小雨になってきた。
これがチャンスと、子どもたちは花火をはじめた。
ここで、1人が帰路へ。翌日の予定あり、日帰りだ。最寄り駅へメンバーが送る。
駅は近いのだが、実はここへ電車で通った人は、今までいなかった。電車の接続が悪く、自宅エリアまで3時間以上かかってしまう。20時前に出発して、帰宅したのは24時だったとのこと。
せっかく雨が落ち着いているので、みんなで焚き火を囲む。
やっぱり、焚き火はいい。
雨が降る前に、薪割りをしておいてよかった。
子どもたちは日付が変わる前に就寝し、大人たちも、深夜1時過ぎに就寝。
雨は少しずつ収まってきたが、「ボツッ」「ボツッ」と、夜中にドングリが落ちてテントに当たる音が、響いていた。ちょっとこれは、ドングリが生るコナラの枝を、一部剪定した方が良さそうだ。
雨上がりの朝
翌朝、雨は止んでいた。
いつものように、子どもたちから起床し、大人たちが起こされる。
朝食には、スープとサンドイッチを。スープは前日にほとんどつくっておいた。サンドイッチも、基本はパンに具材を挟むだけ。人数も多いし、省エネレシピにした。
雨は止んだが、湿度が高く、テントが乾きそうな雰囲気がない。また雨が降る予報もあったので、乾燥撤収は諦め、濡れたままテントを畳む。自宅で乾かそう。
キャンプに慣れたメンバーでの手慣れたキャンプ、とはいえ初めてのここラボリエでの野営キャンプ。雨は降ったものの、大きなトラブルもなく、安心できるキャンプだった。
また来年も、集まろう。絶対に。