ソファとして使っているスノーピークのラックソット、そのカバーを自作しよう!
キャンプで人をダメにするソファ
アウトドアで、簡易に寝る場所をつくって泊まる。それがキャンプ。なので、ギアは、なるべく軽量かつ小さいものが基本だ。座るときには、折りたたみのチェアが多い。
ただ、いつもの自宅では、私自身、チェアよりソファが好きだ。深く身体を沈めて、よりリラックスができる。キャンプでもそんなふうに、ソファでぐったりまったりしたい、と思って見つけたのが、Snowpeakのラックソットだ。
キャンプでソファってどうなんだ?という友人のツッコミもありながら、とても魅力的に映った。お酒を呑みながら、背もたれに身体を委ねることもできるし、横になってうたた寝してもいいし、脚を投げ出したり胡坐もかいたりできる。
また、組み替えてベッドにもなるので、これ1つでコットやマットを持っていかずにすむ。そしてその寝心地もいい。
ちなみに大きな課題は、その大きさだ。小さくなるとはいえ、車載サイズは75cm×50cm×50cmくらいになる。これを買った当初に乗っていたコンパクトSUVでは、車載スペースの半分をこれが占めた。
そんなデカイの、持ってかなきゃいいのに。
と、いつも言われているが、私にとって、それを越えても、持っていきたいギアである。
ソファカバーの悩み
悩ましかったのは、カバーだ。これだけ広いソファなので、サイト内で存在感がある。その大きく占める、カバーのポリエステルの生地の質感が、どこか寂しい感じがした。
また、大きいので、どうしても食べ物をこぼしたりする。汚れないかも気を遣った。
そこで、ブランケットをかけて、カバーにするケースが増えた。しまむらのブランケット、いわゆる「しまドルトン」や、Bayflowのフリースブランケットで、カバーしてきた。
最近の悩みとして、
- ウッドのギアが増えて、派手めな柄と合わなくなってきた
- ただかけてるだけなので、お酒を呑んでるうちに、外れてぐちゃぐちゃになる
- やっぱり「ペンドルトン」のブランケットがいいなと思い始めたが、ソファをカバーできるサイズがない(あるが、かなり高い)
ということで、オリジナルのカバーをDIYで自作するしかない、という結論に。
ソファカバーのDIY
ラックソットは、75cm×50m×6cmの長方形のクッションパーツが4枚ある。これを、ベッドカバーのようなものをつくって、1つ1つ被せれば、色や質感を変えることができると考えた。
どんな色にしたいか。直近で、私のギアで多いのは、白系だ。
テントがアイボリー。チェアは、Helinoxのチェアツーはベージュ、CAMP on PARADEのコンダクターズチェアは白だ。特に、コンダクターズチェアの生成りの白は、最近のお気に入り。
同じ質感で、合わせてみよう。ソファカバ―の生地は、白系の生成りだ。
まず、生地を縫い合わせるのに、ミシンを持っていない。まずは、ミシンを買い、生地を調達。こちらを選んだ。
生地は、150cm×300cmのサイズで、今回の4枚をつくれる大きさ。150cm×200cmを買って、少し足りず、買い足したのがミスだった。
この生地を切り、ミシンで縫っていく。ベッドカバーと同じように、袋状にし、ゴムを通す。
そして、上下にマジックテープを取り付けておく。
これで、ラックソットのクッションに取り付けたときに、ちょうど裏側のマジックテープで固定できる。
表面は、こうなる。洗ったのでちょっとシワが気になるが、アイロンかけて伸ばそう。
これを、カバー1つあたり平均1時間半、合計6時間かけて、つくった。最後につくったのは1時間を切っていたので、慣れたらもっと早くできると思う。(夜なべしてつくった際、撮影する余力がなかったのが残念だ。)
カバーをラックソットに装着すると、こうなる。ベージュの、落ち着いた色になった。
ただ、これだと白すぎる。そして味気なさすぎる。色は、もう少しブラウンよりでも良かったかもしれない。また、洗濯するとどうしてもシワになる。それも気になるところだ。
ホテルのベッドシーツが想起された。いいホテルだと、ベッドには足置きカバーなどかけたりしている。その色柄がインテリアのアクセントにもなる。
そこで、ペンドルトンのブランケットを。「ジャガードバスタオル」の「オーバーサイズ」で、縦102cm、横178cmの大きさだ。
アイボリーのテントや、床のラグとも、馴染んできた。そしてその分、ペンドルトンが映える。
これで更に、ラックソットは外せない存在になった。特に、ラボリエでは、橋ができる前は、なかなか持っていけなかった。これからは運ぶのが前よりは楽になるので、使えそうだ。
そして、ミシンを購入したので、他の布系のDIYもできるようになった。また次は、何をつくろうか。