CAMP #24|ベテランチームで熟練キャンプ・後編

料理が、どんどん出来あがっていくよ~!

シンプルで豪華なキャンプ料理

 おつまみ担当の先輩が、燻製を。ナッツ、チーズ、明太子。これは少し寝かせて、薫香を落ち着かせる。

 燻製は、キャンプならではの料理だと思うが、手間がかかるため、最近はあまりやれていなかった。事前の準備としては、塩漬けしたり脱水したりが必要だ。また、当日は、燻製後に一定時間寝かせないと美味しくないため、到着後すぐやらないと、夜のおつまみとして食べられない。

 このチーム内では、先輩が燻製専任でやってもらえるので、とてもありがたい。開拓メンバーでも、より経験を積んできたら、料理で何か分担してもいいかもしれない。

 そして、先輩がもう1品、備長マグロの生ハムをつくってくれた。しっかり脱水されて、旨味が凝縮されている。

花っぽく盛り付けてみたけど、どうかな。

 いい感じ。調理の合間に、写真撮影も抜かりなく。

 そして、私が担当の鯛の塩釜焼も、そろそろ、火が通る頃合いだ。

 火から下ろして、蓋をオープン。ハンマーで、子どもメンバーに塩釜を割ってもらう。

これで、割れた??

 鯛が大きかったので、上半身/下半身に切り分けて、ギュウギュウに詰め込んだ。ダッチオーブンに一杯、蓋まで隙間なく塩が詰まっている。割ってもらった塩の塊を、少しずつ、丁寧に取り除いていく。暗いと、鯛の白身と、塩の塊の判別がつかず、塩を食べてしまうこともある。あれは、しょっぱい。

下半身を取り出せました~。冷めないうちにどうぞ~。

下半身って何~??笑

 なぜか、ちょっと、子どもたちにはウケたようだ。

 ふわふわの仕上がり。安定の美味しさ。塩釜は、失敗がないからいい。

アウトドアシアター観賞

 本日は、幸いにも雨予報はなく、見る限り雲もあまりない。このまま屋天で大丈夫そうだ。まったりする。

 ちょっとやってみたかった、アウトドアシアターを試してみる。スクリーンを、まだ少し残っている竹にガイロープで結びつける。そして、ポータブル電源とプロジェクターを設置。iPhoneからHDMI変換ケーブルでプロジェクターにつないで、映像を出力する。

 子どものダンス大会の映像や、家で踊ってみた映像、昔のバスケの大会に出場した時のプレー映像、など、それぞれ見せたい映像を出して、話のネタにしてみる。

 冬の間は、ポータブル電源を、暖房(電気毛布)に使用していたので、これができなかった。暖かくなり、やっとでできた。このスクリーンのサイズは72インチ。かなり大きいと思っていたが、屋天で張ると小さく見える。

 だいたい見終わったら、BGMとして、邦楽のミュージックビデオを再生する。

まったり焚火歓談タイム

 食卓から移動して、焚き火を囲む。日中暑かった気温も、少しずつ下がってきた。寒暖差が大きい季節だ。

 日中に、割って準備してもらった薪を、少しずつ入れていく。

火を強くして早く燃やすのは簡単だけど、弱い火を長く保つのが大事で、難しいぞ。

 とキャプテンのディレクションをもらいつつ、熾火よりちょっと強いくらいの焚き火を育てていく。この火のぬくもりと、炎の揺らぎが心地いい。

 いろいろ、話をしていく。一番小さい子は、早々に眠気がきて、テントに寝かせる。

 このメンバーでは、お酒をたくさん飲む人は少ない。キャプテンは、ひたすらビールを飲んでいる。MARIさんはちょっとだけ日本酒を飲んでいる。それ以外のメンバーは、ノンアルビールや、ソフトドリンクで。

 私は、いつもどおり、日本酒を。前回キャンプの「光栄菊」の残りと、小さめの瓶の日本酒を2本、持ってきた。焚火でまったりしてから、お酒が進む。

何か、ゴキゲンだね?

いや~、ここまでキャンプできるようになって、嬉しいですよ。感慨深いです。

 いつの間にか、日本酒がカラ瓶になっている。1人でだいぶ飲んでしまった。

キャンプ夜景&星空撮影

 カメラを持ち、みんなが歓談しているところを離れる。酔って足どりも不安ながら、せっかくなので、写真を残しておきたい。

 本日、設営されたテントは4つ(奥にもう1つある)。

 アイボリーのリビングシェルロングは私のだが、残り3つはキャプテンのテントだ。

 人数的にはここまで必要ないが、距離を保つことも含めて、この数が設営された(キャプテンが、買ったテントを使ってみたかったというのが主の理由かもしれないが)。周囲の竹をもう少し抜けば、あと1~2つくらいは、立てられそうだ。

この森の、隣の土地も買って、広げたら?

ここ広げるより、また違うとこも購入してみたいですねー

 橋の先にわたって、サイトを見てみる。

 これは、いい光景だ。そして今夜は雲も少ない。星空を撮れるかもしれない。三脚を固定し、星空用の設定にして、インターバル撮影で、カメラを朝まで放置する。撮れているかどうかは、帰宅してからのお楽しみ。

早朝のまったりタイム&撤収

 翌朝、早い人は、5時台に目が覚め、活動をはじめていた。お酒を飲まないからできる芸当だ。火熾しをし、また焚火を囲む。

 私は、二日酔いで苦戦しつつも、ようやく7時過ぎに起床できた。

 しじみ汁をつくりつつ、長谷園の「かまどさん」で、ごはんを炊く。それに、明太子の燻製や、前日の野菜のホイル焼きなどをおかずにして、朝食にする。

 そして朝食後、各々片づけをして、撤収をしていく。

何を片づけたらいい??できることは手伝うよ。これとかどこに片づける??

えっと、、、それは、僕やります!

 ここの備品は、細々あり、片づけ方もいろいろあって、まだ説明が難しい。いろいろお願いできるとラクなので、ぱっとやり方がわかるようにできると、良さそうだ。そういう仕組みづくりも、大事だ。

 ただ、このチームはキャンプ慣れしていて、やはり撤収が早い。10:30には完了。ゆとりある時間。

 そして、解散。

ぜひまた、来てください!!

 ここの開拓も、更に、進めておきたい。

星空撮影の結果

 帰宅して後日、星空の写真を編集してみた。想像以上に、星が映っていた。

 いい、キャンプでした。