CAMP #27|キャンプスイーツ「ちびポニョ」体験

キャンプのためにつくられた、新しいスイーツを試してみよう!

パティシエが考えたキャンプスイーツ

 Instagramで、縁あって繋がった「BB coco キャンプ」さん。パティシエのご兄弟が、アウドドアで楽しめるスイーツを考案したとのこと。

BBcocoキャンプ さんのサイト

キャンプでのスイーツってどう思いますか?

キャンプの楽しさって、自分たちでいろいろ手を動かして、ちょっと失敗もあったり、というところだと思います。スイーツも、最後に自分でひと手間加えて完成するものだと、いいかもですよね。
あと、キャンプでは冷却ができないので、焼くレシピがほとんどでした。クーラーボックス保管の範囲で、冷たいのも楽しめるといいなと思います。

こちらの「ちびポニョ」はどうでしょうか?

冷やして焼いて変化を楽しむスイーツ

 それで紹介してもらった「ちびポニョ」を、試させてもらうことに。

 冷凍された形で届いた。これで賞味期限は20日ほど保つとのこと。キャンプ前に余裕をもって取り寄せできるので、これはありがたい。

 こちらの商品の説明書を見てみる。食べ方は、この解凍にも合わせて、4段階ある。

  1. 冷凍で
    凍ったままで食べると、アイスクリームのような味わいに
  2. 半解凍で
    外側はふわふわ、中はシャーベットのように
  3. 全解凍で
    もちもち生地で、クリームがとろり
  4. 焼いて
    ほんのり焼き色がつくよう火で炙ると、生地が更にもっちり&クリームトロトロに

 キャンプでは、クーラーボックスで持っていくとして、2~4の食べ方になるだろう。特に、「焼いて」というのは楽しみだ。

まずは半解凍@キャンプ場

 キャンプ場に到着し、設営して落ち着いたところで開封。

 中のクリームは同じで、トッピングが味は5種類。

  • ピンク:いちご
  • グリーン:抹茶
  • イエロー:レモン
  • ブルー:ホワイトチョコ
  • ブラウン:スイートチョコ

 クーラーボックスから出して、ちょうど半解凍の状態だ。まず、この半解凍で切って、頂いてみる。

おいしい!!クリームの上質な甘さがいい!

 クリームは、いいものとそうでないもので、素人でも差がわかりやすい。スイーツとしてのベースの高さを感じた。シュー生地の食感も良い。薄く見えて、しっかりした生地だ。

焚き火で炙って体験

 いよいよ、焼きスイーツ体験だ。火熾しをして、火力が落ち着くのを待つ。

 適する火加減や焼き時間がわからなかったので、微妙な調整ができるよう、手持ちで網にのせてトライ。

 焼き時間はほんの数2~3分。底面に焼き目がついてきた。焦げるのは避けたいので、これくらいで止める。

 網では大丈夫だったので、串に刺しての焼き方も試してみる。

 串に刺すと、そこから崩れないか、クリームが溶けて落ちないかなど心配だったが、杞憂だった。すごく安定している。

 いい焼き目がついた。そして、クリームも溶けて、トロけている。

 そして、食す。

おお!これも美味いっすね!

 確かに、食感が変わった。クリームとろとろ。生地がもちもち。この変化は面白い。

 冷たい状態も楽しめ、自分たちで焼いても楽しめる。そして味の変化が楽しめる。1つでいろんな楽しみ方ができるのは、贅沢だ。

キャンプスイーツの可能性

 キャンプ好きの人の中でも、甘党の人もたくさんいると思う。私も、そのひとり。

 キャンプで甘いものを食すには、3つの方法があったと思う。

  1. 常温保存できるお菓子を持っていく
    ポッキーやパイの実などの一般のお菓子
  2. 熱を通してスイーツをつくる
    焼きマシュマロのように簡単なものから、ダッチオーブンでクレームブリュレ、プリンなどもつくれる
  3. 冷たい食材をまぜてスイーツをつくる
    クーラーボックスで冷たい食品を持っていき、それを混ぜる。冷えたサイダーを使ったフルーツポンチや、家で冷凍したフローズンヨーグルトなど

 ”キャンプならでは”の楽しみがあるのは、2だ。1は、せっかくのキャンプで、もったいない感じがしていた。3は、難度が高く、いろんな工夫が必要で気を遣う。もう少し手軽さ・簡単さが欲しい。

 今回のスイーツ「ちびポニョ」は、第4の選択肢だ。キャンプスイーツの可能性を、拡げてくれる。

 BB coco キャンプさんのスイーツは、「ちびポニョ」以外にもラインナップがあり、またいろいろ試行錯誤されているそうだ。

 キャンプスイーツ、今後も楽しみです。

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