CAMP #72| ふもとっぱらでシカゴピザキャンプ

シカゴピザって何だ?

シカゴピザとは

 アメリカのシカゴ発祥のピザらしい。 ディープディッシュ・ピザ(深皿ピザ)とも言われ、ピザ生地のフチを立たせて、具材がたっぷり詰まっているのが特徴とのこと。その形は、キッシュやタルトにそっくり。何がいいかというと「具の大洪水が楽しめる」というのだ。

 そんなシカゴピザを「つくりたい!」というメンバーがいたので、せっかくなのでつくってみよう。

ふもとっぱらでサイト設営

 今回のキャンプ場は、ふもとっぱら。晴れではないが、なんとか富士山は見える。気持ちの良い日だ。まさにピザ日和?

 サイト内は、お座敷スタイルで。テーブルも広いし、これで料理しやすいだろう。

まずは生地づくり

 ピザは、生地からつくる必要がある。そんなフチを立たせた生地は売っていないからだ。

 用意する材料はこちら。

  • 強力粉:100g
  • 薄力粉:50g
  • ドライイースト:2g
  • 砂糖:小さじ1杯
  • オリーブオイル:大さじ1杯
  • 塩:ひとつまみ
  • ぬるま湯(30 ~40℃):70cc

 まずは、強力粉、薄力粉、ドライイースト、砂糖を混ぜ合わせる。そこにオリーブオイルとぬるま湯を入れ、ある程度混ぜたら、塩を加える。

 まとまったら、手で20分ほどこねる。大きめのジップロックに入れてこねるとラクだ。

 その後、人肌で温めつつ、1時間ほど発酵させる。その後、ガスを抜いて20分ほど休ませたら完成だ。

 時間はかかるが、実際に手を動かす時間はそこまで長くはない。なるべく早めにスタートしておくのがいい。

ミートソースづくり

 生地を休ませている間に、具の準備。

 シカゴピザの具の、メインはミートソース。材料はこちら。

  • カゴメ 基本のトマトソース:1缶
  • 豚挽肉:100g
  • ケチャップ:大さじ3
  • ウスターソース:大さじ3
  • 茅乃舎 野菜だし:1袋

 こちらは、材料を鍋に入れて煮込むだけ。茅乃舎のだしは、袋を破いて中身をそのまま入れる。これはナシでも問題ないが、コクが出るのでおすすめだ。

生地と具をセット

 出来上がったピザ生地を、「ケーキの型」にはめていく。

 このケーキ型は、外側についている金具により、サイズを緩めることができるので、外すのがラクな型だ。そして15cmサイズのならば、8インチのダッチオーブンにもちょうど入るサイズ。

 生地をはめるのは、なるべく均等な厚さになるように注意。

 そして、具を入れていく。

 今回は、ミートソースに加えて、ズッキーニの薄切りとマッシュルーム、コーンを入れてみた。

 そして、チーズもたっぷりと。

ダッチオーブンで焼く

 これをダッチオーブンに入れ、火を入れていく。本当は焚き火でやりたかったが、雨が降ってきたのでシェルター内のガスコンロで。火加減をみつつ、慎重に。

 30分ほど、弱~中火で火を入れた。

 ガスコンロで下からの火だけになったので、仕上げに上からもガスバーナーで炙って、焼き目をつける。

 ケーキ型を外すと、このとおり。きちんと自立してくれた。

いざ、実食!

 切り分けて、頂く。チーズがトロっととけて、これは美味い!

 まさに具の大洪水。チーズとミートソースが、溢れる。

 今回、これで大成功だった。焼き加減もちょうどよく、生地のふわサク感も楽しめる。

 具として効いたのはコーン。プチコリの食感が、アクセントになった。

 これで1つ、新しいメニューのラインナップが増えた。

ピザ以外の食事メニュー

 生地を休ませたり、焼いたり、そこそこ時間はかかるので、その他の食事づくりと並行して進めるのがいい。

 今回つくったのは、こんなメニュー。前菜は魚、メインは肉で。

 そして、お酒も。

 ビールは、ここ、ふもとっぱらの近くでドイツ人がつくっている「バイエルンマイスタービール」。

 そんな、グルメ尽くしのキャンプでした。

 レシピも増えたし、また行きたい。