海を見ながら、料理していこう!

チーズステーキをつまみに乾杯

 この来止臥野営場は、管理人もいない場所なので、もちろん、薪や炭も売っていない。

 まず、焚き火のための薪を拾いに行く。落ちている白樺の枝や、焚き付けに乾いた枯草を探す。ただ、数日前が大雨だったため、多くが湿っている。陽の当たる場所など、なるべく乾いているものを探す。

 焚き火台に薪を並べ、火熾しをしていく。火が点いた、と思っても、空気を継続的に吹き入れていないと消えてしまう。

雨で濡れてるから、火がなかなか点かないだろう?

と、右隣の方から、声がかかる。まさに、火熾しに苦戦中。

 ただ、ある程度の火力になったら、安定してきた。

 喉が渇いた。おつまみは何もないが、とりあえず、お酒を飲もう。

 釧路の酒蔵「福司酒造」さんの「COCOROMI」。新しい試みが詰まっている、というコンセプトに惹かれて選んだ。さっぱりしていて、夏にちょうどいい。

 焚き火の火力が安定したところで、熾火にして、ソロ鉄板を投入。そして、「チーズステーキ」をのせる。スーパーで見つけたこのチーズの塊。「両面を適度に焼く」と説明が書いてある。

 鉄板からはみ出しそうになるのを調整しながら、両面、焼いていく。チーズの油分が出るので、油も不要。とてもカンタンだ。そして焦げたところからいい匂い。この匂いだけで、お酒がススむ。

 焚き火台から鉄板を下ろす。日本酒はいつの間にか飲み終わっていて、ワインに移行。北海道のお酒、といえば、ワインのイメージが強い。

 ワインと一緒に、チーズを頂く。トロけたところと、焦げて固くなったところのコントラストが、とても美味い。

 海を眺めながら、ワイン&チーズをチビチビと頂いていく。至福の時間。陽が落ちて、辺りも少しずつ暗くなっていく。大きなチーズだったが、あっという間にたいらげてしまった。

北海道の海鮮を堪能

 続いても、北海道の幸を。海鮮だ。

 まずは、またメスティンで炊飯していく。いい感じに炊けた。

 この上に、筋子・サーモン・カニ身を乗せていく。海鮮三色丼だ。新鮮な、海の幸。

 こちら、破格のお値段だった。特に筋子は、500gで約600円。スーパーで見つけて、ネット検索したら、通販で500g3,980円というのを見て、驚愕した。

 今晩チビチビ食べても、まだ残る。明日の朝ご飯にしよう。

 あたりは、すっかり暗くなった。真っ暗になった海を見ながら、飲み、食べていく。。。改めて、幸せの時間。

夜の崖のサイト

 お腹もいっぱいになって、残ったお酒をチビチビ飲みながら、サイトの周囲を散策する。崖の向こう側が、見えなくて少し不安になる。酔って落ちないようにしなくては。

 この時間になっても、時々、車やバイクが来る。そして引き返していく。北海道は、地図の縮尺感覚が分からなくなる。地図で見たら近いけど、実際は数百kmの距離で、思ったより時間がかかるという経験談を、いろいろな人から聞く。この時間になった人は、そういった失敗をして、この時間になってしまったのだろうか。

 場所がなくて引き返す人もいるが、1組、サイトの後ろの隙間に停めて、荷物を持って奥の山道へ入って行くカップルがいた。後から知ったが、その道の奥に、2つ平坦になっている場所があった。そこにテントを張っている。

 その場所は、ここで一番の絶景、ということだ。

あの場所でもよかったなぁ。ここでも十分、景色はキレイだけど。

 ただ、その場所は、このエリアで最も「風の影響が強い」とのこと。ここの常連の人たちは、キャンプ上級者で慣れていても、敢えてそこに張ろうとは思わないとのことだ。

 とはいえ、今夜に限っては、風が穏やかだ。テントが飛ばされるなどはなさそうだ。

 海を眺めて、崖側に少し踏み入れてみる。ここから10mほどは、なだらかな坂。そこから一気に、崖になっている。5mくらいなら大丈夫だろう。そこから、サイト側を見上げてみる。

 この野営場は、釧路市街からほど近い。そのため、市街側の空が、夜になっても明るい。

 昨日、21時に就寝し、今朝は4時に起床した。お腹いっぱいになって、ひと段落したら、眠気がきた。

 星を撮りたいと思ったが、夜から雲がだいぶ出てきており、星がチラッとしか見えない。天気予報でも、朝まで曇りが続く。昨夜に続き、星空撮影は、断念だ。

 時刻は22時。今日はもう寝よう。そして早起きしよう。

 できれば、朝陽が見たい。おやすみなさい・・・寝袋に入って、すぐに深い眠りに落ちた。

<続く>