CAMP #26|仕事終わりのソロキャンプ・後編

さて、やっとでサイト準備できた!ゴハンにしよう!

 サイトの設営が完了し、時刻は22:30。これからやっとで食事の準備だ。ランチを抜いたので、もうハラペコ。さて、ソロでの料理を楽しもう。

思い出の貴醸酒で乾杯

 何よりも、準備で動き回って、喉が渇いた。まずはお酒だ。

 今宵の1本はこちら。富山県、桝田酒造店の、満寿泉 貴醸酒 生酒。

 このお酒は、私の中で、特別な銘柄。この場所で、初めてキャンプした時にも、頂いた。

初キャンプの記事

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 20年冬の出荷分を3本購入し、冷蔵庫で寝かせていた。1本は昨年の夏に。そして1本、今回飲む。

 千葉のこの森は、これから暑くなり、虫も多くなる。これから9月下旬まで、シーズンオフの予定だ。その区切りとして、この1本で締めたい。

 開栓し、まず1杯。

おおぉふぅ。うまい。。。沁みる。。。

ちょっといいお肉を丁寧に焼く

 仕事終わりで時間も限られると思い、今日の夕ご飯は、なるべくシンプルにしようと思っていた。そこで、メインは、ステーキだ。お肉をただ焼くだけ。

 今回、用意したのは、黒毛和牛のトモサンカクとカイノミのステーキ肉。

 熱したスキレットに、牛脂をひき、スライスしたニンニクを入れる。

 香りが立ったら、常温に戻したお肉を投入。片面90秒ずつ焼いていく。

 ジュー・・・っと、いい音がする。そして、焼き終わって、アルミホイルに包む。焼いた時間が約3分、それ以上の時間を休ませる。あいたスキレットには、野菜を入れてソテー。付けあわせをつくっていく。

 ステーキ肉を切る。うっすら赤い、いい色だ。野菜とともに、盛り付けていく。とても贅沢なソロキャンプ飯だ。

 ステーキは、ほりにし or わさび醤油で頂く。肉→酒→野菜→酒→肉と、ちびちびとループしていく。

 この時点で、時刻は23:30。だいぶ遅いディナーだが、とてもゆったりした時間が流れている。

やっぱり米も食べたい

 そして、お肉屋さんで買ってきた、味付けされた牛の切り落としと、コンビニおにぎりを焼いていく。

 おにぎりには、少しゴマ油をたらして焼いて、風味付け。もなか型になっている枝豆のスープも一緒に。

 米の破壊力がすごい。あらためて、お腹が空いていたことを実感する。

 そして、まだ、あとちょっと食べれそうなお腹加減。エクレアとポテチを追加。とても背徳感ある〆のスイーツ。

まったり夜更かしタイム

 食べ終わって、あとお酒を飲み進める。今日はこの1瓶を飲みきったら、終わりにしよう。

 焚き火に薪を足して、火をいじる。先ほど切った薪も、火の近くに置いてだいぶ乾燥したようだ。じっくり、燃えてくれる。

 火をいじったり、食事の後片付けしたり、歩き回ったり。

 そして、いい気分になって、音楽のボリュームを上げる。そして、踊る。

 ダンス経験はなく、全く踊れないが、好きに身体を動かすのは気持ちいい。(誰にも見せられないが・・・。)

 遊んで、飲み終わったのは、深夜1:30。そこから片付け、テントに入り、2:30に就寝。

 とても充実した、仕事終わりのフライデーナイトだった。1週間の仕事の疲れもあり、死んだように朝まで眠った。

寝起きの草刈り

 起床は9:00。キャンプとしては遅めだが、チェックアウト時間もないので、ゆっくり起きた。

 そして、すぐに草刈機にガソリン注入。道路の竹刈りへ。

 この後、コンビニに朝食を買いに行くにも、クルマがすぐに出せるように、切り尽くしておきたかった。

 大きな竹は、だいたい昨夜、切れていたようだ。よく見ると、道路の脇にも、多くの筍が生えてきている。これらも、一網打尽に切っていく。

 そして、昨夜は気づかなかったが、そこかしこに竹の新芽が。

 北側サイトもだいぶ生えているし、橋の土台の横からや、ひっこ抜いた竹の根っこからさえも。

 1本ずつ、切っていく。が、また明日以降離れたら、また生えてくるのだろう。

 キャンプ場としてはオフシーズンだが、1ヶ月に1回は、竹草刈りに日帰りでも来た方がよさそうだ。

キャンプ終わりのコーヒー

 ひと通り、楽しんで、コーヒー休憩。もうスタミナ切れだ。もうすぐ日が暮れる。

 そして、家に帰ろう。

 「仕事終わりのキャンプ」を試してみて、想像以上に、楽しかった。そして、時間の使い方としても有意義だと思った。

 金曜の夜、仕事終わった脱力感で、放心状態になっていることが多かった。飲み会に行けばまた違ったが、それもコロナでなくなった。少しもったいない時間だ。

 その金曜の夜を充実したものにでき、土曜も1日遊べて、日曜は休養に充てられる。

 ただ、着いてからの道路の竹刈りは大変だった。次は秋以降、その心配がない時に、また試してみたい。ソロテントを持っているメンバーと、何人かで来てもいい。

 何よりも、新しい挑戦が、楽しかった。