開拓2年目は、どれくらいお金を使ったのだろうか。
21年度の総額
この年間で、開拓に使ったお金は、、、
その大きな内訳はこちら。昨年度とも比較をしてみる。
森で開拓して、たくさん遊べたけど、いくら使ったんだろう。 プライベートキャンプ場をつくるのに、お金は、いくらかかるのか。「やってみたい」と考えたとき、事前に把握しておけると安心できるポイントだ。 概要を公開していくので、も[…]
開拓費は、昨年度から横ばい。交通費・WEB運営費が減っている。
1つずつ、詳細を見ていこう。
開拓費の内訳
開拓費を分解してみる。そして1つずつ見ていこう。
農具・工具
昨年から横ばいだ。大きいのは、①チェーンソー、②インパクトドライバーの2点。
両方とも、一流メーカー「マキタ」のものにした。
最初は、様子見で、Amazonで売っていた安い電動ノコギリと電動ドリルを購入した。
うち、電動ソーは、粗い使い方をしていたこともあって、壊れてしまった。何100本もの竹や、薪用の木材を切っていた中で、特に、太い薪を切っていた時に、モーターが焼き切れてしまった。
竹の伐採はかなり進んで、薪づくりの機会が増えたので、薪を切るためのチェーンソーを新たに追加した、という経緯だ。
そして電動ドリルも、壊れてはいないが、連続して使用したり、負荷がかかる作業をすると、出力が落ちることがわかった。そしてその場合、作業がそこでストップしてしまう。週末開拓で時間の制限がある中で、電動工具の性能は生命線だ。
そこで、ネジ止めのためにも、インパクトドライバーを買い足した。品質を考え、「マキタ」のものを選択した。
元から持っているドリルで下穴を開け、インパクトドライバーでネジを締める、という2工程を並行してできるようになったので、作業効率は上がった。
ちなみに、マキタ製品で、最も値が張るのがバッテリーだったので、バッテリーは1個のみ。チェーンソーとインパクトドライバーで共用することにした。同時に使用する機会は、恐らくないだろうという想定だ。
焚火場・家具
ここの金額は、前年の半分だ。進捗はあるのだが、お金があまりかかっていない。
①焚火場:ダコタファイアーホール化
地面を掘り、コンクリブロックと排気管を埋めたが、両方とも安く。材料費がそれほどかからなかった。
焚き火するとき、煙を少なくしたい! 焚火を楽しむために ラボリエで焚き火をするのは、「Orio」と名付けた、レンガ囲いの焚き火場だ。 特徴としては、4方に展開するローテーブル。みんなで焚き火を囲いながら、食事やお酒を[…]
焚き火場まわりだと、アイアンハンガーが少し値が張ったくらいだ。
②テーブル/酒瓶置き場
今年は1つローテーブルを追加した。
こちらは、Cap.先輩の別荘にて切り出した板で、頂き物だ。脚だけを購入した。
それ以外に、酒瓶置き場をつくったが、ホームセンターの端材コーナーで購入した木材のみでつくったため、こちらも格安になる。
防虫・防草
ここも、大きく減った。これは1年目の学びを活かして「諦めた」ところが大きい。
まず防草。除草剤を散布するにはエリアが広すぎる。一方、草刈りをしても1~2時間程度で終えられるので、お金をかけずとも草刈りをがんばることにした。
次に防虫。6~9月で「蚊」が大量発生する。蚊よけの薬が、効果がないと思うほどに、大量に。ここも、6~9月は基本「行かない」ということで、防虫にお金をかけないようにした。
1つ、5月頃から「アリ」が出始めて、キャンプのときに食事に群がったりするので、アリの殺虫剤だけは部分的に使用するようにした。
トイレ
今年度、最も大きな成果物だ。
金額も、「思ったよりかかった」というイメージだ。
その理由は、床の大きさにある。
実は、面積を90×90cmの大きさにすれば、より安くできた。コンパネなど幅90cmの規格になっていて、それを組み合わせればよかった。
ただ、奥行き90cmだと圧迫感がありそうだと思い、今回、120cm×90cmにて設計した。その分、コンパネ板を継ぎ足したり、継ぎ足すための木材を入れたり、など、材料が増えた。
正直、有効に木材を使いきれず、かなりの端材が出ている。
90×90cmの大きさなら、この金額は恐らく半額近くに節約できたと想定されるが、やはり120cm欲しかったので、いいモノができたとして良しとする。
端材については、ムダにはせず、22年度に入って、何か新しいものをつくるのに活用したい。
交通費
金額として大きく減ったのは、交通費だ。理由はシンプル、訪問回数が減った。
20年度:24回 ⇒ 21年度:16回 と、3分の2になった。※ガソリン高騰などで、1回あたりの単価は上がっており、金額は3分の2までは減っていない。
回数が減った理由を考えると、理由は3つ。
①夏場のオフシーズンに無理に行かなかった
7-9月は、虫が大量発生し、暑くて熱中症リスクもあるので最小限に。高地や北方での遠征キャンプを中心に楽しんだ。
②仕事が忙しい時期があった
私以外にも、仕事関連の山場があって、行けない時期があった。また仕事で詰まると、行くためのプランニングも滞ってしまい、影響期間がそれなりに長くなってしまった。
③コロナが落ち着いて、皆の予定調整が難しくなった
前年のコロナ禍でステイホーム、という時期には、多くの人が外出予定を入れず時間を持て余していた中、開拓作業が比較的安全だということで、直前に誘っても行ける人が多かった。
今年度は、緊急事態宣言が出ているタイミングもあったが、ワクチン接種が進み、その中での過ごし方も確立してきて、みんなの週末の予定が入ってきた。そのため、予定調整に手間がかかった印象だ。
実質負担額は減少
実は、回数は減ったが、この交通費の私の負担額は減っている。一緒に同行したメンバーに、一部負担をしてもらっていて、その額の合計が前年とほぼ同額になっていた。つまり、1回あたりの参加人数が多かったということだ。また、前年にクルマ2台で行っていたところ1台でまとめたりなど、工夫もした。
仕事で忙しく貴重な行けるタイミングに、前もって予定調整をしっかりしたことで、トータルでは節約ができた。
一方、お金という面では、昨今のガソリン値上がりが課題だ。また、首都高速の上限金額UPなど、交通費は上がる方向。22年度の大きな懸念事項だ。
21年度振り返って・総括
お金という切り口から、21年度を振り返ってみた。
なるべくお金をかけずに、最大限楽しめるのがベストだ。トイレ小屋以外では、その形で、開拓&キャンプライフを満喫できたのかなと思う。
トイレ小屋づくりは、お金をかけたからこそ楽しめた&これからの楽しみが広がった。
引き続き、お金をかけるところ、かけないところを、メリハリつけて、楽しんでいきたい。