竹草刈り体験をさせてもらい、終盤、休憩しているときに、この結論を不動産会社の新人さんに伝えた。
この土地の長所と短所は、ここに来る前に整理できていた。そのリスクと思えた竹林の対策も、どうにかできる手応えを掴めたことで、決断。何より、最後は、勢いが大事だ。
《まとめ》
・この土地の、短所と長所を整理
・本当は、もっとよい景色のキャンプ地が欲しい
・中長期の大きなロードマップを立てて、今回スタートを決意
長所と短所の整理
改めて、、、この土地はこんな場所だ。
- エリア:千葉県/自宅から1時間半
- 広さ:約440㎡(プライベートキャンプ場としては十分)
- 地目:山林(現状は、森林と竹林が混在)
- 都市計画区域:区域外(近隣は、森・田畑・住宅地が混在)
- 価格:予算の半額近く
この山林の長所と短所を、整理してみる。
■長所
- 森に入ってしまえば、自然しか見えない
- 周りも森のため、体感として440㎡以上に広く見える
- 住宅とは一定の距離があり、音や光も気にならない
- 近所に、コンビニ・スーパー・ホームセンター・飲食店あり
- 近所に、病院あり(緊急時に安心)
- 全て平坦地
- 陽当たりがいい
- 土壌は砂地で、水はけがよい
- クマやイノシシなど危険動物はいない(ネコなど小型動物のみ)
- 適度に樹木があり/中心地は竹草のみで、木の伐採は不要
- 価格がとにかく安い/固定資産税¥0なのでランニングコストは不要
■短所
- 市街地近くなので、自動車・飛行機など多少の人口音はする
- 現地は、数十年放置された竹林が生い茂っている
- 現地までの道路100mも、同じく竹林が茂っている
- 現地までに、幅が約4~5mの水路があり、橋はない
- 上下水道&電気の敷設は、実質不可能
- 景色は、飛びぬけていいわけではない(海・湖・川・富士山が見える、高台で見晴らしがいい、という夢のある要素はない)
これらの情報の中には、竹刈り体験の際に、様子を見に来られたご近所さんに伺えた話も含まれている。住宅地が近いというのはデメリットかもしれないが、こういった現地の住人の方の話を聞けるのは、メリットかもしれない。
生い茂る竹林については、刈っていけばいい。
橋は、架けることも1つの楽しみとして捉えた。それがトライできる土地って、ある意味メリットになりうる。
上下水道&電気は、どこまでお金をかけるかだが、いろんな方法がある。むしろ、公共インフラを契約して、毎月の基本料金でお金かかるのは避けたいので、それほど関係ない要素だった。将来、もしこの土地を売ろうとするときには、課題になるかもしれないことだけ、認識しておきたい。
最後の心残り
最後の「景色」だけは、理性では納得=諦めつつも、感情的にどこか納得できないところがあった。本当は、もっと、富士山が目の前に見えたり、海を目の前に水平線が見えたりして、夕日が沈むのを眺めながらお酒を呑む、なんてことをしたい。
この土地では、それは叶わない。それができる山林を、また探せば、いつか見つかるのでは。
・・・それは、いつになるのだろうか?
・・・見つけたとして、価格を含め、条件をクリアできるか?
そんなふうに、理性的に考えている中でも、ずっと心に、引っかかっていた。
中長期の展望を考えてみる
そこで考えた結果、買うにあたり、将来のロードマップを引くことにした。
① 短期:2020~2023年
・ここで、まずスタートして、できることを片っ端からやっていく
・どれくらいのペースで、どれくらいできるかを学ぶ
・自分や仲間の経験値を上げて、スキルを身につける
② 中期:2024~2026年
・この場所を、より洗練されたものにしていく
・仲間を広げ、より活用できるようにしていく
・もし「ここを買いたい」という人がいたら売却も考える
・ゆる~く、より理想の山林の土地を探していく
③ 長期:2027~2029年
・この場所を、売り・貸しに出す/もしくは維持しつつ持ち続ける
・新しい山林を買い、新たに開拓をスタートする
この土地は、開拓初心者向けには、いい場所だ。まずは、ここで竹を刈っている今が、第一歩。これから、いろんなことがあるだろうし、ロードマップも変えていく必要があるかもしれない。けど、現時点では、これでスタートしよう。
そう、決めた。
<続く>