CAMP #57|GO OUT CAMP @ふもとっぱら・前編

4年ぶりのGO OUT CAMPに参加しよう!!

2018年のGO OUT CAMP

 遡ること4年前、初めてキャンプフェス「GO OUT CAMP」に参加した。そしてそれが、初の「ふもとっぱら」でのキャンプだった。

 ただその時は、台風が直撃し、大雨の中でのキャンプに。ふもとっぱらも田んぼのようになって、お隣さんは夜中の23時に「テントが水没したので帰ります」という事態にもなった。

 なんとかキャンプはできたし、友人もできたりして、いい思い出になったのだが、「晴れてたら、もっと楽しかったのに!」という思いは残った。

 そこから4年、予定が合わなかったり、コロナ禍で開催中止になったりして行けなかったが、今年、ようやくリベンジの機会を得た。

2年ぶりのふもとっぱら

 今回のふもとっぱらは、約2年ぶりになる。(ここ数年でどんどん人気になり、通常の予約では全くとれなかったからだ。)

 サイトとして狙う場所は、ステージの近く。多少トイレや水場から離れてしまうが、音楽を聴きながら食事やお酒を楽しみたい。ただ、到着できたのが10時。早朝に出たものの、東名高速の事故渋滞に巻き込まれ、迂回で箱根経由で行ったため、かなり時間を要してしまった。

 周囲の方たちに声をかけつつ、微妙に空いているスペースに張らせてもらう。お隣の焚き火に近くて少し心配ではあったが、他に選択肢がなかった。

 ただ、天気は晴れ。富士山もばっちり見える。これこそ求めていた風景だ。

 今回は、おしゃれキャンパーが集まるふもとっぱらということで、シェルターだけでなく、タープも設営した。この組み合わせは初めて。

 タープを張っているときに、運営のカメラマンさんに「撮っていいですか?」と声を掛けられた。ただ、今回連れてきた後輩メンバーはタープ張りが初心者。風に煽られてタープが飛ばされ、慌てる様子を撮られてしまった。何かに掲載されたら恥ずかしいが、そのときはいい思い出にしよう。

 シェルター内のレイアウトも、ここ最近の定番で。

 軽くフェス飯&ビールで乾杯して、お腹も気持ちも落ち着いた。

 ステージでは、「瑛人」の演奏がスタートしている。「香水」が始まったところで、

これは生でステージ、見たいっす

と、ミーハーな私たちは走ってステージへ向かう。

ドールチェアーンドガッバーナーのそのこーすいのせいだよー

 この後しばらく、このメロディが残って、ぐるぐる頭を回ることになる。

テントサウナでまったり

 せっかくなので、フェスのいろんなアクティビティにも参加してみたい。

 メンバー一致で全員希望したのが「サウナ」だ。

 まだ、お客さんはそこまでおらず、空いている。夕方から混み始めるらしい。(入るのにサンダルが必要で、後輩2人は購入した。)

 テントサウナの他、水風呂と、薪で炊いた温かいお風呂もある。

 サウナ→水風呂→外気浴→風呂を、3セット繰り返す。

 少しずつ慣れてきて、テントサウナ内は、地面が寒いのであぐらをかいた方がいいとか、タオルで上から熱波を送った方がいいとか、一緒に入った他の方たちともコミュニケーションしながら、楽しんだ。

 水風呂が、冷たい・・・水風呂でプカプカ浮いていたら、また運営のカメラマンさんに「撮っていいですか?」と声を掛けられた。ちょっと恥ずかしいと思いつつ、気持ちよさの方が勝って、そのまま撮られた。

 しかし、こんな開放的な外気浴は、初めてだ。

 このだらしない身体を、周りから見られている気もして恥ずかしいが、ここでも気持ちよさの方が勝った。

 サウナの後は、ショッピングストリートへ。過去にインスタを交換したスタッフさんとも再会。

昔、お店でインスタ交換させてもらいました!

すいません、、、どのアカウントでしたっけ・・?・・すいません、、、

「LABOLIER」っていう・・・

ああ!キャンプ場の!それならすぐわかります!
いつも、料理が美味しそうですよねー

 見てもらえてて照れつつも嬉しい。料理を褒めてもらえたので、やる気が出る。

音楽を聴きながらスイーツづくり

 サイトに戻って、少しずつ料理を始める。夕食にはまだ早いのだが、スイーツを食べたいという後輩のリクエストがあり、早めにつくっておくことにした。

 つくるのは「クレームブリュレ」。

 生クリーム・牛乳、砂糖・卵黄を温めつつ混ぜ、バニラエッセンスを加える。

 ココットに注ぎ、水を張ったダッチオーブンに入れ、焚き火で蒸し焼きにする。

 以前にやったときは、この火力が強すぎて焦げてしまった。強すぎず、弱すぎず、慎重に火加減を調整する。じっくりと1時間弱。

 少しずつ、陽も落ちてきた。サイトにランタンを灯す。残念ながら富士山は雲に隠れた。

 陽が暮れたタイミングで、ダッチオーブンを火から下ろし、あけてみる。焼き加減はばっちり。

 これを、保冷剤とともにクーラーボックスへ入れ、冷ます。食べるのは夜だ。

 MONGOL800のキヨサクのステージが始まる。懐かしい曲を、アコースティックアレンジで。キャンプの夜にちょうどいい。

「小さな恋の歌」、見てきていいっすか!?

 それぞれ聴きたい曲が流れたら、近くのステージへ走る。

 陽は落ちて、空は真っ暗になったが、多くのテントの色とりどりの光に、囲まれている。

 さて、本格的に夕食づくりをはじめていこう。

<後編に続く>